7月9日(土曜日)玉川上水に親しむ会・第302回例会を開催しました。
今期最後の例会です。
暑いので、玉川上水の緑陰を歩くコース
10時集合ですが、皆さん早めに集まっていただいたので、10分早めにスタートです。
代表と、担当されるMTさんから挨拶とルート説明の後、玉川上水右岸を下流方向へ歩きはじめます~
清願院橋下流方向。穏やかな流れが続きます。
小平監視所を見てから、再生水が流れ出る場所へ
唯一、水辺に下りられる上水小橋で記念撮影~
こんな樹木もあり。
今回、病気や虫にやられてしまった木が多く見られました。
たぬき堀りの穴を見ます~
土曜日しか開いていないプリンやさんで人数分のプリンを購入。
木陰で食べて休憩。
途中、エゴノキがあり、葉にボコボコと膨らみが見られました。
「虫こぶ」です。ひどいことになっています。
虫こぶは、「虫えい」と言われ、虫の巣なのです。
エゴノキメフクレフシはタマバエの巣
エゴノキツボミフクレフシ、エゴノキハツボフシなどもあり、エゴノキハヒラタマルフシは葉に付くエゴタマバエです。
このエゴノキは葉についているのでエゴタマバエかな~?それにしても凄い数です・・・
並行して流れる新堀用水左岸の細道を歩きます~
緑の中、心地よい~ 足元は土、木々の間を爽やかな風が通り過ぎます~
葉の形からムサシアブミかなと思います。青い実がぎっしり出来ています。
きつねっぱら公園へ。ここで昼食です。
もう実がぶら下がっているエゴノキの先端に、花のような黄色いものがありました。
3ヶ所くらいあり、調べたら、「虫こぶ」で、「エゴノネコアシ」という、アブラムシの巣でした。
きれいな蝶々も。アカボシゴマダラの夏型です。大きくてとてもきれいでした。
マヤランを見つけました~絶滅危惧種です。
更に先へ。右が玉川上水、左が新堀用水です。
またまた、マヤラン発見~
玉川上水立坑
この地下を走る武蔵野線の作業坑です。
建物の裏側から排水のパイプが、新堀用水に出ていました。
トンネルに溜まった地下水を時々汲み上げて、新堀用水に放流しているそうです。
西武線と交差する鷹の橋で一度解散。
予定がある方がお一人帰られました。
これから、平櫛田中彫刻美術館へ向かいます。
入り口はこの左側
入館します~
平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)は1872(明治5)年、現在の岡山県井原市に生まれました。
彫刻の修行後、高村光雲の門下生となりました。
その後、美術界の岡倉天心や、禅僧の西山禾山の影響を受け、精神性の高い作品を制作。
大正期には、モデルを使用した塑造の研究に励んで制作、
昭和初期、彩色の仕様を試みます。
1958(昭和33)年には22年の歳月をかけて完成した、国立劇場の「鏡獅子」を制作、
1962(昭和37)年、文化勲章を受章しています。
1970(昭和45)年から小平市に転居し、1979(昭和54)年に107歳で亡くなるまでの約10年間小平市で過ごしました。
館内には彫刻や書、収集した美術品などが展示してあります。
庭の一角に大きなクスノキが飾ってあります。
100歳のときに購入したとのこと。
まだまだ創作意欲があった方だったのですね。
一橋学園まで歩いて、解散しました。
緑陰を気持ちよく歩いた後の、舗装された道路は暑く堪えましたが・・・
楽しく歩けました~
8月は休み、9月の総会から第29期が始まります。
内容を考えたり、会報誌を作成したりと、今年も熱い夏になりそうです~