続き~最終回です。
建物の地下へ下りていきます。
下水が流れてくる場所。中央が低いカーブになっています。
穴の開いた四角いレンガをコンクリートの上から押し付けて固定。
東西二箇所の沈砂池を通過した下水が、ここで合流します。
上部には水を遮断する阻水扉が壁面のフックに掛けられています。
錆びているので、一つは現状のまま、もう一つはきれいに直して保存されています。
上部にはマンホールの蓋。足場が途中まで付いています。
ここに溜まった下水をスクリュウのように流れを作って上部へ巻き上げます。
その下には富士山のような形のコンクリートがあり、水の流れがうまく出来るような工夫がされています。
地上へ出て、
喞筒室内部。
下水を地下の喞筒井から吸い揚げるポンプが10台設置されています。
部屋の奥にはマンホールの蓋がずらりと並んでいます。
外にあった記念のマンホール蓋。ピカピカの状態のが展示されていました。
このマンホール蓋は神田下水の初期の蓋。
穴が四角くなっています。
2階には展示室があります。
銘板が展示されています。荏原製作所の文字が刻まれています。
下水道設備に尽力された技術者、中島鋭治氏と米元晋一氏。
この方たちがいなかったら、現在のような安心して暮らせる下水施設は出来ていなかったでしょう。
外へ出て、最初に見たインクラインの電動機室を見ます。
室内。窓ガラスは歪んで見えます。当時のままのガラス窓です。
窓枠も木製のまま保存されています。
入ってきた道を戻ります。東側の建物には三河島水再生センターの文字が見えます。
担当の方に門まで送っていただき、施設を後にしました。
荒川線乗り場から施設を見ます。
ピンクの車両が通過~
私達は早稲田行きに乗り込みます。
大塚駅で終わりの挨拶。
快晴の中、咲き誇るバラをたっぷり楽しみ、旧三河島汚水処分場喞筒場施設も見学出来て、
メンバーのみなさん、大満足されたようです。
提案した私も(朝の人身事故でハラハラしましたが・・・)大満足です!!
新宿で、JR組と京王線組に分かれて帰りました~
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