よし坊のあっちこっち

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なでしこジャパン、攻撃せよ!

2007年09月12日 | サッカー
昨日から中国で女子ワールドカップが始まったが、オープニングのドイツ対アルゼンチンは11-0と記録的大差となってしまった。

今日は早朝5時からアメリカ対北朝鮮、続いて日本対イングランドを見たが、その感想を書いてみた。

まず、北朝鮮がかなり手強い。アメリカと互角か、ボール占有率ではやや上回っていたのではないかとさえ思う。両チームも早いボール回しと、スピード感あるアタックで、譲らずドローとなった。

日本とイングランドの試合も、ドローとなったが、内容は、日本はやはり負けていたと言わざるを得ない。試合前に、アメリカの解説者が、今日の試合で日本が勝てば次へ進めるだろうが、イングランドが勝つかドローの場合はイングランドが次へ進むだろうとの予想をしていたが、そんな予感がする内容だ。

既に初戦を終えたチームを見ると、ドイツ、アメリカ、北朝鮮、そしてイングランド共に皆 極めて攻撃的なサッカー(攻撃しなきゃサッカーじゃないのは当たり前だが)をしているのに比較して、日本には、はっきり言って、それが無い。イングランドの2点はいずれも、激しい攻撃から点に結び付けているが、日本の2点は全てフリーキックが入ったもの。

男子チームにも言えることだが、中盤からディフェンスラインでの横のボール回しが非常に多い。途中からそれを読まれ、再三ボールを奪われ、あっという間にゴール前に攻め入られている。ラッキーなクリアが続いたから2点で終わった感じだ。

イングランドは、ボールを奪ったあとの攻撃が非常に早く、怒涛の如くゴールを狙うという図だ。これが日本には無いのだ。フォワードのアタックが数えるくらいで比較にならないのだ。解説者が言っていた。「日本というチームは、非常に組織的に訓練されているのだが、それが強すぎるせいか、個人のクリエイティブなプレーが出て来ない」。ま、日本社会そのものとも言えるのであるが、国際社会で上っていくには難しいキャラクターだろう。

攻撃的サッカーが出来なければ、いつまでたっても今のレベルだろう。ドイツに大敗したアルゼンチンは、イングランド、日本に捨て身で来る。日本はアルゼンチン戦を取りこぼすかもしれない。そんな予感がする。