よし坊のあっちこっち

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映画三昧ーモンパルナスの灯

2009年08月05日 | 映画
あの頃の日本、アメリカ映画と張り合っていたフランス映画の時代があった。時は美男子のアラン・ドロン、綺麗どころと言えば、カトリーヌ・ドヌーブ。他にもジャン・ポール・ベルモンドやリノ・バンチェラなんかがスクリーンの中で暴れまくっていた。フレンチが気を吐いた時代だ。そして、忘れちゃいけない、ジャンヌ・モロー。

モンパルナスの灯」を見たのはヨーロッパ特集3本立ての名画座だ。
30代半ばで世を去った画家モジリアーニの一生を描いた作品だが、これを、やはり同じ様に30代で世を去ったジェラール;フィリップが演じているので印象深い。もちろん、彼には代表作と言ってもよい「肉体の悪魔」があるのだが、好みで言えばモンパルナスだ。実在のモジリアーニは、彼が世を去ってから作品の評価が高まった作家と言われているが、貧困にあえぐ中、唯一の希望であった伴侶ジャンヌは、彼の死後、一年くらいで後を追ったという。

この映画には「男と女」のアヌーク・エーメがでているし、あのタフガイ、リノ・バンチェラも出ている。
今頃、フランス映画を観る機会がさっぱり無いので物足りぬ。ハリウッド映画ばかりじゃ、飽きると言うもの。