よし坊のあっちこっち

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最大の功労者はコイズミだ!

2009年08月28日 | いろいろ
その勢いは止まらず、大方の予想通り、政権交代が起ころうとしており、それも自民党激減の様相となってきた。

自民党は解党的出直しを図らなければならない事になるわけだが、その最大の功労者は、「自民党をつぶす」と言って出てきたコイズミだろう。結局、執念の郵政改革を掲げ、その一方で派閥を無力化することに成功し、今日に至ったわけで、あの時叫んだ、「自民党をつぶす」が現実になりつつある。基本的に一匹狼で政治の世界を生きて来たコイズミにとっては、派閥に未練があったわけでもないから、千載一遇のチャンスを見事にモノにし、マンマと引き金を引いたと言える。見事と言うほかない。総裁としての仕事を終えた後、引退したのもよい。引き際がよい。ドロと垢にまみれたフツーのショーモない政治屋達とは一線画したスタイルを持ち合わせているのかもしれない。

よし坊の持論だが、ほんの一時期を除いて殆ど自民党支配であった戦後で、首相として評価出来るのは、直後の吉田を除いては、池田でも佐藤栄作でもない。コイズミとナカソネの二人だ。いづれも、ヨイショの自民党にあって、傍流を歩んできた、しかし、並ではない、したたかさを持ち合わせていたであろう、この二人だ。 

ナカソネは国鉄改革をやった。もちろん歴代の政権もそれなりに手がけたものはあるはずだが、やはり、国有を民へ変換する仕事はレベルが違うハードルの高さだと思う。チャレンジするには、相当の覚悟が必要で、そこに意味を持つ。

同じ傍流の、アッ、ソウ、のアソウも就任直後に間髪入れず解散に打って出ていたら、ひょっとしたら拮抗した結果になっていたかも知れぬ。ま、ア、ソウさんにはその様な度胸はハナからもちあわせていたとは到底思えないのではあるが。

次の楽しみは、解党的状況で自民の中からどんなオモロイ奴がでてくるか。出てこないとしたらそれこそ、希望も何もあったものじゃない。政権をとる民主党からは、どんなオモロイ奴が出てくるのか。タノシミ、タノシミ。