5月2日、玉川上水沿いを速足ウォーキングした。小金井公園から拝島駅往復の、40kmほど。快晴で気温28度の夏日。
楽しみは、新緑と、何よりこの季節は、キンランが観られる。数年前に比べ、株数がものすごく多い。今までになかったところにも、そして、群生をなしているところもある。これは関係者が積極的に保護しているからだと思う。
一時期、数を減らし、絶滅危惧種に指定されているが、これだけ増えると、何か有難味が薄れそう。
道中、多くの人が、ウォーキング、ランニングをしている。家族ずれも多い。外出自粛の中、こうして連休を過ごしているのだな。そして、ほとんどがマスクをしている。引いた眼で見ると、まさに異常な光景だ。
「・・・・緊急事態宣言はさらに1か月ほどの延長となる。これから、感染者数の推移、生活、経済の状況を注視し、そして、何より、医療崩壊を回避しながら、規制を強めたり緩めたりしていくのだろう。コロナと共存しながら、長丁場の戦いになるということ。収束した姿はどのようなものなのか? ワクチンや治療薬が開発され、医療体制がしっかりし、多くの人が免疫を獲得し、患者がわずかである状態であると想像する。経済の問題は日本だけの問題ではない。各企業は世界中にサプライチェーンを展開している。世界が収束するのはどのくらい先になるのか。オリンピックが1年延長となった。オリンピックが開催されることが、コロナが世界で収束された証であるということになるのか。・・・・」
ウォーキングしながら、以上のことを考えていた。
絵は、ウォーキングの様子 左下はキンラン
2020年5月3日 岩下賢治