ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

石油スタンドが閉店

2020年05月09日 | 日記

ヒメウツギ 小さな真っ白い花をたくさんつけています。

 私の住む町のガソリンスタンドがこの2年余りで2店閉店した。近くにはもうスタンドはない。私は運転しないから、スタンドの有無についてはなんとも言いようがないが、先年台風被害の大きかった千葉県の郡部では、停電中、発電機を動かすためにどんなにスタンドが役立ったか、しみじみと話していた。今日の車社会ではスタンドは、車だけではなく地域の重要なインフラとして機能していることが証明されたのである。
 都心でスタンドがなくなっているというのは、ガスを補給する車が減ってきたということ以外に理由はなさそうだ。ガスなしに走ると言えば、電気自動車とかハイブリッド車などのほかに考えられない。街中を走る車、例えばタクシーなどはほとんどがハイブリット車だし、新型の車はそうしたエンジンを搭載しているものがほとんどだ。ディーゼル車は大型のバスやトラック以外にない。車社会の変転を知る思いである。
 ガソリンスタンドの閉店、これは新時代の予兆なのであろう。
 そうしたところ、原油価格の値下りが続き、一時期、原価割れの事態となった。引き受け手のないタンカーが大洋に漂っていたという。需要が減っているところに、オペックの調整が失敗し、ロシアとサウジが増産したことから拍車が掛かったようだ。加えて現在のコロナ問題で、需要が減り、産油国はさらなる厳しい事態に追い込まれているらしい。
 地球環境から言えば、喜ぶべきことで、例のグレタさんは鼻高々だろう。
 エネルギー源である石油の生産=消費の動向が世界経済のバロメーターになった時代は、今回のコロナ危機を契機に終わりを告げる、のであろうか。【彬】

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