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スベルベママの友人の女性が一冊の本を持参して遊びに来られた。
スベルべは仕事中で、帰宅して貸すと言って置いて行かれた本を見て驚く。
撮影した直後に小冊子としてまとめられたが、中越地震後に再発行。
「中越地震復興支援出版」とあるけれど、地震を機に日の目を見たという事でしょう。
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序文の「心やさしい人々が住む古志の村」がすべてを物語る。
いえ、この古志の人々ばかりではなく、我が魚沼の人々も優しく暮らしていた時代。
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スベルべの子供時代の鳥追い行事もモノクロで紹介した記憶がある。
これも同じに雪の穴の中です。炬燵の上では五目並べ、火鉢で焼く餅を吹く様も可愛い。
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買い物で町場に出かけることも難しい冬は行商が訪れた。
母上の向こうに、少し顔をのぞかせているのは、本を貸して下さったご本人だという。
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これはモノクロ写真ですが、屋根の上で春の日の温かさを楽しむ子供たち。
後ろには、消え残った雪も見えるから、雪国の人はこんな日を待ち望み、心躍った。
昭和46年の取材を企画したのは、民俗学者として知られる、宮本常一氏で、実際の取材は須藤功氏だった。
なお、この写真の中の一人の女の子は、本を貸して下さった女性の姉上だという。
きれいな姉妹だったのですね。その他にも冠婚葬祭の貴重な記録もあります。もう一回紹介しましょうか。
(続く)
宮本常一氏の「山に生きる人びと」は買って読みましたからどこかにあるはずです。他には「塩の道」という著書もありますね。塩の道は田舎の子供の頃によくキノコ採りやワラビ採りに通った山際の道で懐かしいです。そうですね、干物や着るものなど行商の方が来られたのも覚えています。まだ宇宙開発とか原子力発電所とかも無い昔の平和な生活があった頃のことですね。
この写真の光景は、ほぼ私たちの暮らしと同じですね。
山古志と私たちの魚沼と、暮らしぶりに大きな相違はありませんでしたね。
この写真を見てつくづく思いました。スベルべの次姉もこんな風に嫁ぎました。
冠婚葬祭、すべてが自家で行うのが普通の時代でしたからね。
ノスタルジアだけではなく、貧しくても幸せな暮らしがあったように思われます。