
おーい、東京の中学生諸君、君たちが植えてくれた「十勝こがね」を掘って見たぞ。
この品種は「低発芽性」と言う、中々芽が出無い種類でな、今年最後に掘る品種になったよ。

ほら、こんなに大きなものも有って、夕食に試食したら味も上々。
君たちにも植えるだけでは無くて、収穫を体験させたかったし、食べさせたかったなー。

今年はね、こちら新潟の魚沼は雨が少なくて、平年の三分の一の雨量。
そんな事も幸いして、ジャガイモの出来は本当によかったぞ。この品種は「キタアカリ」だ。

オジサンの手のひらを隠すほどの大きさの「キタアカリ」だ。
この品種は簡単に火が通るのも特徴で、甘くてポテサラに使ったら最高の味なんだぞ。

何せオジサンは9種類ものジャガイモを作ったから色々な物があるぞ。
こんなジャガイモ見たこと無いだろ、「ノーザンルビー」と言う名前で、中までこんな色なんだ。

ほーら、こんな紫色のジャガイモも有るんだぞ。
「シャドウクイーン」って言う品種で、これも中まで紫色。
さっきの「ノーザンルビー」とポテトチップスにしたら綺麗だぞ。
いや、綺麗だけでは無くて味だって山の畑で作ったジャガイモは最高の味。
家出なんてもちろん勧めないけれどもね、食べてみたかったら電車で来な。
乗り継いだら、我が家なんてすぐに来られちゃうんだからね。
そのちょっとの感動が、食べたら大きな感動になっちゃうぞ。
ほら、山の畑の土はふかふかと柔らかかったでしょ、ま、環境だよね。
環境と手を抜かない仕事に見事な成果が出たと言うことですね。
この「十勝こがね」は油に合うって評判だから、きっとコロッケなんて最高だぞ。
本当に食べてみて貰いたいなー。