千葉県松戸市のJR松戸駅東口に、変わった観音様がある。
名前を東山観音という。
この観音様は、現聖徳大学の敷地にめり込む様に位置した場所にある。
ここは昔、松戸市工兵学校のある台地だった。また、工兵学校の前は、競馬場だった。その台地の端で遊んでいた子供が2人生き埋めになり、亡くなった。それを供養するために観音様を建立したと言われている。その観音様から100mほど松戸駅に近づくと、飲み屋がある。その横に、はっきりと彫った字が残っている「陸軍境界標柱」がある。
松戸駅東口「太平」の横にある陸軍境界標柱
この横が、イトーヨーカドーの荷物の搬入口になっていて、相模台の方まではもう戦争遺跡と間違えたのかもしれない。
松戸陸軍工兵学校営門(現松戸市中央公園)
山の上に、工兵学校跡がある。陸軍のエリアというと広いものばかりだが、その跡地に学校が小学校1、中学校1、大学1と現在では文教地区である。学校が3つ入ているのだ。中央公園その広さがお分かりになるだろう。
話を元に戻すが、その広大な相模台の一番下に観音様があるのだ。まあ、このほうが現在でもいろんな人に見てもらえるのは確かである。