昨日は無知の怖さについて述べた。自分を測るための物差しは、完璧なものはない。自分を客観的に見る力をつけることが大切だと思うのだ。
そして、日本人の自分を他国の人間がどのように見ているかを考えなくてはいけない。誤解を招くといけないので敢えて敷衍するが、自分を相手に合わせることを第一にするのではない。現在の自分の、通用するところとしないところを見極めることを言っているのだ。
昨日は、他国の歴史の中で日本とのかかわりについても触れた。
自分は、自国についてどれくらい知っているのか考えてみた。
すると意外に知らないことが多いようだと思う。
ゆきたんくは戦争については肯定はしない。しかし、過ぎ去った歴史については省みて今後の日本を考える糧にしなくてはいけないと思っている。
謎が1つ。 戦時中の施設だ。
千葉県の船橋市と習志野市にまたがるような格好で文教地帯がある。
東邦大学、東邦大学付属中学校・高等学校、日本大学生産工学部が連なっているのだ。その近くには市営住宅や自衛隊もある。
そして「習志野の森」と呼ばれる、荒れ果てた土地がある。
最初の写真のあるように、立派な門がある。鍵がかかっていて中に入ることはできない。1月に1回、入ることのできる団体があると聞く。
門の横には、レンガの構造物が、この形は軍隊だ。
しかしつてがないので、外から中を撮影する形になった。
ここは元陸軍習志野学校の跡地である。習志野学校の本部の基礎や「動物慰霊之塔」がある。慰霊塔はまだ、本物を見たことはない。
本部建物の基礎と言われている。
なぜこうまで、壊されているのか・・・
毒ガス施設の可能性有りらしい
遺構の状態から、意図的に破壊された可能性のある建物の基礎がたくさんある習志野の森。うがった見方をすれば、何かまずいことをした可能性があるらしい。
あくまでも「らしい」だが、一説には毒ガスの研究が行われていたとも。
この近くにある児童公園は、当時の弾薬庫を改造したものだが、しっかりとした造りである。証拠隠滅と思わずにはいられない。
かつての戦争による他国との関わりを考える時、自分の国についてあまりにも知らなさ過ぎるような気がしてならない。
戦争遺跡は悪ではない。私たちの反面教師でもあると思う。それらを糧にして、平和な国を国民全員で作ることができる世の中にしたい。