猿田彦。
何の気なしにある民家の角をみると、笏(しゃく)のような物が立ててある。笏(しゃく)というのは、聖徳太子が持っているものといえばお分かりになるだろう。
その笏のようなものには「猿田彦大神」と彫られていた。
そしてしばらくして、仕事の折、通りかかった神社の標柱に史跡「猿田彦神」の表示を見つけた。それが、野田市の下町にある須賀神社だ。
調べてみると、天照大神よりもも遙か昔に先に日本列島に辿り着いた先住民族の頭領らしい。そして天照大神を守る役目も果たしているらしい。
須賀神社の境内。奥に猿田彦大神の像がある。
今までも、神社などで石碑に字の彫られた形のものや、御爺さんのような像を見ることがあった。なんで御爺さんがいるのかと思ったが、それがこの日はっきりとした。
猿田彦大神の像。天狗の正体とも言われている
この須賀神社の猿田彦大神の像は今まで見た中で、一番立派である。そして前述したおじいさんのようでもある。しかし、神の国日本の中でも力の強い神とされているそうだ。
一方、地方では、《道祖神》として、村境や、三叉路等に設置され、皆に、親しまれている猿田彦神である。こちらの方が、自分の意識に近いかな?