のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

別にいいんだけど、ね。

2005年08月28日 22時10分55秒 | ぽつぽつぽつ
さっきまで、あっちこっちのブログを渡り歩いておりました。
で。
眞鍋かをりさんのブログで、爆笑してしまったのであります。
Kさんという人のアニメ音痴度(?)これは笑える~~~って。

と、記事を読み終わって思い出した。

そう。
我が家にもいた。Kさんとほぼ同じレベルの人間が。


先日発覚したんだけど、ね。

別に、いいんだけど、ね。

NHKBS2であった、ガンダム三昧の日のこと、なんだけど、ね。


ちろっと家族の行動の隙間を縫ってチャンネルを合わせてみていた私に一言。


D 「あれ?ガンダムって人が一杯でてくるのか?」


私     「・・・・・?????」


D  「俺、マジンガーZと一緒くたになってたわ」


ハイ。確かにね。あなたは一緒に見てくれないよね。興味ないって言ってるもんね。
だけど・・だけどー!
マジンガーZと一緒ってなんだよお~~~~~!!!
まるっきり別物じゃないかーーー!!!!!

Dにとって、ガンダムは一体どんなイメージの話なんだろうか。あまりに怖くて聞くことできなかったけど。。。

(Dとは。日頃ここで呼んでる頭文字を眞鍋さんにならってみたのだ。ああ、しかしやっぱり、こうして文字にすると、、空しいなあーーーー
コメント (2)
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「光の帝国」-常野物語ー

2005年08月28日 12時11分37秒 | ★★恩田陸
恩田 陸 著  集英社文庫。

膨大な書物を暗記するちから。遠くの出来事を知るちから。近い将来を見通すちから。「常野ーとこのー」というところの人々はみな、それぞれに不思議な能力があった。権力志向をもたず、穏やかで知的で、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々・・・何故存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?

文庫本の裏のこの紹介を読んだ途端に思い浮かべたのは、萩尾望都作「ポーの一族」中身は設定も何もかもまったくちがうし、そもそもこっちは日本のお話。ポーの一族はバンパイアのお話。なのに。
優しくて哀しくて、し・・・・んとしたものを感じる物語。そんなイメージがとても重なる。淋しくて温かい世界。冷たくて穏やかな世界。

不思議なちからを持つ一族の人々の短編集です。
読み始めたらとことん読み進んでしまいます。
一作一作がとても心に響いてきます。
「響く」っていう意味がこの本のなかでは違うのかもしれないけれど。

大きな引き出しを持つ光紀。手をとることで未来を見通す実耶子。多分何もかもを飛び越えることができるのであろう亜希子。「何か」と日々戦っている人たち。そして、長い長い時間を生きているツル先生。
そして、そんな常野の人々と一時すれ違う、普通の人々。

うーん。何とも惹き込まれるこの世界は、読んでみるのが一番いい!説明仕様が無いんです。心の中は言葉であふれても、それを文字に置き換えると光がなくなる。そんな感じ。

きっと、この魅力に一役かっているんだろうな、ということを最後にちょっとだけ書きましょう。

「しまう」「響く」「裏返す」「草取り」

みんな、常野の人々の「ちから」に関係することば。この言葉たちのおかげで、どこかシ・・・ンとして、古きよき時代を思い起こすような、不思議な世界が浮かび上がっている気がします。
まだまだ長い物語がありそうな予感を残して、このお話は終わります。

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