遊爺雑記帳

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陸自 新設の宮古島駐屯地に360人配備 一方ミサイルと迫撃砲の全弾薬を島外に撤去

2019-04-11 01:35:17 | 東シナ海尖閣諸島
 沖縄県宮古島市に新設された駐屯地に3月26日、警備隊380人が配備されました。
 他方、駐屯地に保管されていた中距離多目的誘導ミサイルと迫撃砲の全弾薬を島外に撤去していて、空の発射機と軽装備での対処を強いられる隊員が残される異常事態が生じてしまっているのだそうです。

 中国の侵略行為のエスカレートは継続されています。

 沖縄・宮古島に陸上自衛隊 きょう配備 380人、来年以降ミサイルも - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 中国軍機が本島―宮古島間通過 戦闘機が緊急発進 | 八重山日報 official website

 
陸自隊員「どう戦えば…」 南西防衛に異常事態!宮古島から弾薬撤去 中国はあざ笑うかのように… - zakzak 2019.4.8

 岩屋毅防衛相は7日、南西防衛の一環として3月末に新設された陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)を視察した。地元への説明不足が原因で、防衛省は駐屯地に保管されていた中距離多目的誘導ミサイルと迫撃砲の全弾薬を島外に撤去したばかり。撤去を指示した岩屋氏は地元に謝罪したが、宮古島は空の発射機と軽装備での対処を強いられる隊員が残される異常事態に陥っている。

 「弾薬はすでに島外に搬出を終えている」
 宮古島駐屯地警備隊の隊旗授与式に臨んだ岩屋氏は7日、記者団にこう明かした。
防衛省は地元住民に対し、駐屯地に保管するのは「小銃弾等」と説明してきた。実際は、より火力の強い中距離多目的誘導ミサイルなども保管したことで反発を招いた。岩屋氏は「明示的に説明ができていなかった」と語り、宮古島市の下地敏彦市長、地元住民の代表者との面会で「大変申し訳ない」と謝罪した。

 
地元住民への配慮を優先したわけだが、防衛態勢には重大な欠陥が生じた。宮古島に配備された警備部隊は有事の際の初動対処を担う。侵攻する敵舟艇や上陸部隊を迎え撃ちながら、味方増援部隊の受け入れ態勢を整える。中距離多目的誘導ミサイルや迫撃砲はその主力装備だが、弾がなければ張り子の虎にすぎない。

 
警備部隊が使える武器は小銃や機関銃などの軽装備に限られ、陸自隊員は「火砲やミサイルなしでどう戦えばいいのか…」と語る。別の隊員は「いざとなったら迫撃砲の筒で敵をぶん殴ればいいのかな」と自嘲気味にこぼした。
 
岩屋氏は、事態が緊迫すれば弾薬を宮古島に緊急輸送することで即応性に影響がないよう努めると説明するが、陸自幹部は「弾薬を置きたいと考えたのは理由があるからだ。隙がない態勢をとるためには若干時間がかかる」と明かす。

 弾薬は最終的に宮古島内に新設する弾薬庫に移すことになるが、用地取得すら済んでいない。完成しても警備部隊がいる駐屯地とは約14キロ離れ、一刻を争う初動対処に穴があいた状況は解消されない。

 抑止力にも弊害が出る。陸自関係者は「わざわざ弾薬を外に運び出すということは『私たちはこれから丸裸になります』と宣言しているようなものだ」と懸念する。
5日には弾薬撤去をあざ笑うように、中国海軍の艦艇3隻が宮古島と沖縄本島の間を通過した。(石鍋圭、杉本康士 産経新聞)

 防衛省は地元住民に対し、駐屯地に保管するのは「小銃弾等」と説明してきた。しかし、実際は、より火力の強い中距離多目的誘導ミサイルなども保管していたことから住民の不信と反発をかったのでした。
 岩谷防衛相は、宮古島市の下地敏彦市長、地元住民の代表者との面会で謝罪したとのことですが、防衛態勢には重大な欠陥が生じています。
 配備された警備部隊は有事の際の初動対処を担うのが目的。侵攻する敵舟艇や上陸部隊を迎え撃ちながら、味方増援部隊の受け入れ態勢を整える役割を担います。
 中距離多目的誘導ミサイルや迫撃砲はその主力装備ですが、弾がなければ張り子の虎。隊員は、小銃や機関銃などの軽装備で侵攻してくる敵とたたかうこととなり、島民や国土を護ることは不可能です。

 勿論、軍事機密は漏らしてはなりません。しかし、日本が民主主義社会であり、可能な限りでの住民への情報公開を官民ともに重視しています。
 中距離多目的誘導ミサイルや迫撃砲の配備は、有効な抑止力として公表されているのですから、住民の方々にそのミサイルや砲弾が在る事は説明して当然。
 沖縄への侵略行為をエスカレートさせている国から、国民と自由な社会を守るための陸自配備であることを、反対派にも理解してほしいとの八重山日報の声に、耳を傾けていただきたい。
 
【金波銀波】宮古島の陸自駐屯地を… | 八重山日報 official website 2019/4/9

 宮古島の陸自駐屯地を7日、初めて視察した岩屋毅防衛相。式典で隊員に訓示したが、その最中、フェンスの外に集結した陸自配備反対派が大声で罵声を浴びせ、厳粛な雰囲気を乱した

◆反対派に抗議の「口実」を与えたのは、
防衛省が地元に十分説明しないまま、迫撃砲弾などを駐屯地内に保管していたとされる問題だ。住民を軽視したような防衛省の対応には弁解の余地がないとはいえ、反対派の一方的な非難にも疑問を感じる

◆軍事機密は別として、防衛省が駐屯地内の装備を公表しているのは、日本が民主主義社会であり、住民への情報公開を官民ともに重視しているからだ。
今回の問題が明るみになったことは、陸自配備計画が透明性をもって進められていることの裏返しでもある

◆沖縄周辺に迫る
近隣の軍事大国は、基地や軍用機、艦船などの詳細を一切公表せず、問答無用で押し入ってくる。こうした国から自由な社会を守るための陸自配備であることを、反対派にも理解してほしい

◆防衛相の視察現場に居合わせた民間の関係者は、訓示中に浴びせられた罵声に「隊員の子どもたちも聞いている。反対の意思表示をするなとは言わないが、式典の間は自粛してほしかった」と残念がる。自由な社会だからこそ、最低限のマナーが必要だ。

 自由な社会だからこそ、最低限のマナーが必要だとの八重山日報の主張。

 侵略をエスカレートさせている国が実在するなかで、国民の安全、国土の保全のためにはどうすぺきか。
 外交交渉は勿論のこと、抑止力の強化が必要です。



 # 冒頭の画像は、宮古島警備隊の隊旗授与式での岩屋防衛相




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