バイデン新大統領は、20日の就任演説で、外交・安全保障政策については、「同盟諸国との関係を修復し、再び世界と関与していく」と語り、軍事的覇権拡大を進める中国に対峙する姿勢を見せました。
トランプ政権時に進められてきた、日米豪印の4か国による「QUAD(クワッド)」に英国とフランス、ドイツの海軍が加わる、合同訓練が東シナ、南シナ両海域で集結、合同訓練計画は、継続実施される様ですね。
トランプ政権は、今年1月、中国から第1列島線の内側を守り抜くための戦略を構築し実践すると明記した2018年2月の機密文書を公開しました。
菅首相との電話会談で、「自由で開かれたインド太平洋戦略」について、バイデン氏が「安全と繁栄」に言い換えていることの真意は未明ですが、その時、同調した菅首相は、今国会の冒頭の演説では、「自由で開かれた」に戻して語っていましたね。
産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が、自由主義陣営による中国包囲網と、日本の覚悟について語っておられます。
今の東シナ海は、日露戦争での日本海海戦を前にした当時の日本と似ている。日本海海戦当時のロシアに相当するのが、尖閣諸島を強奪しようと挑発行動を繰り返す現代の無法者、中国だと。
確かに波は高いが、天気は晴朗である。なぜ、視界良好なのか。
外交を含めた同盟・協調関係の強化が進み、今年、東シナ、南シナ両海は「自由と民主主義を発信する海」となると佐々木氏。
日本と米国、オーストラリア、インドによる連携の枠組み「QUAD(クワッド)」の4カ国と、英国とフランス、ドイツの海軍がこの海域に大集結するのですね。
トランプ政権時に計画されていたことですが、同盟重視を掲げるバイデン政権。当然継続されると考えられます。
英国は最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を、長崎県・佐世保、神奈川県・横須賀両港を拠点に長期駐留させ、自衛隊や米軍と共同訓練を行う計画。
香港の「一国二制度」を中国に踏みにじられ、「レッドラインを越えた」(英国の元香港総督)ことも決断の背景にありそうだと佐々木氏。
日英EPAの締結に観られる、ブレグジットに伴う、成長市場のアジアへの回帰もあります。
南太平洋のニューカレドニア、仏領ポリネシアを領土に持つフランス海軍も、QUAD 4カ国との共同訓練に参加します。
フランスは、陸軍も駐留していて太平洋国家でもあると佐々木氏。
仏海軍の攻撃型原子力潜水艦が昨年末、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」、米海軍駆逐艦とともにフィリピン海での共同訓練を実施していることは、諸兄がご承知のことですね。
世界屈指の海軍と日本の自衛隊が東シナ海に集結する。外交面では、人権問題を批判する欧米諸国によって中国包囲網が完成されつつあると佐々木氏。
問題は日本だ。「自分の国は自分で守る」という気概をどこまで行動で示せるのか。東シナ海の平和と安定は、日本の覚悟にかかっていると。
日本が主導する「自由で開かれた」インド太平洋を「安全と繁栄」に言い換えたバイデン氏の真意とは(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース
一方、中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)の常務委員会は22日の会議で、海上警備を担う中国海警局(海警)に武器使用を認める権限などを定めた海警法草案を可決、同法は成立した。2月1日に施行するとしており、独自の領有権主張を展開する東・南シナ海で海警の活動が強化され地域の緊張が増すことになりましたね。
中国、武器使用認める海警法成立 尖閣諸島周辺での活動強化の恐れ - zakzak:夕刊フジ公式サイト
尖閣諸島が中国の領土であると勝手に公言し、日本の領海に「海警」が侵入し、石垣島の漁船を追跡するなどしている、尖閣の実効支配実績造りのエスカレートは衆知のことですね。
菅首相の、脱媚中二階氏や、財界の脱中国依存が望まれます。
# 冒頭の画像は、退任式会場のアンドルーズ空軍基地に到着したトランプ氏とメラニア夫人
この花の名前は、福寿草
2月 7日は、北方領土の日
政府広報(北方領土問題) - YouTube
↓よろしかったら、お願いします。
トランプ政権時に進められてきた、日米豪印の4か国による「QUAD(クワッド)」に英国とフランス、ドイツの海軍が加わる、合同訓練が東シナ、南シナ両海域で集結、合同訓練計画は、継続実施される様ですね。
トランプ政権は、今年1月、中国から第1列島線の内側を守り抜くための戦略を構築し実践すると明記した2018年2月の機密文書を公開しました。
菅首相との電話会談で、「自由で開かれたインド太平洋戦略」について、バイデン氏が「安全と繁栄」に言い換えていることの真意は未明ですが、その時、同調した菅首相は、今国会の冒頭の演説では、「自由で開かれた」に戻して語っていましたね。
産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が、自由主義陣営による中国包囲網と、日本の覚悟について語っておられます。
【日本復喝】QUAD+英仏独が集結「海の長城」で中国封じ 東シナ海に好機到来、日本に問われる「自分の国は自分で守る」気概 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.1.23
ジョー・バイデン米大統領は20日(日本時間21日)の就任演説で、新政権の外交政策について、「同盟諸国との関係を修復し、再び世界と関与していく」と語り、軍事的覇権拡大を進める中国に対峙(たいじ)する姿勢を見せた。沖縄県・尖閣諸島周辺海域に連日、中国海警局の武装公船などの侵入を受けている菅義偉首相は21日、「日米同盟の強化や『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、バイデン大統領と協力していけることを楽しみにしている」とツイッターで祝意を伝えた。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が集中連載「日本復喝!」で、自由主義陣営による中国包囲網と、日本の覚悟に迫った。
◇
天気晴朗なれども波高し-。日露戦争(1904-05年)での日本海海戦を前に、東郷平八郎連合艦隊司令長官が大本営に打ったのが、この良く知られた電文だ。
脅威は目の前に迫り来るが、悲観的になることはない。むしろ日本にとって好機到来である。今の東シナ海は、このときの状況によく似ている。
日本海海戦当時のロシアに相当するのが、尖閣諸島を強奪しようと挑発行動を繰り返す現代の無法者、中国だ。
確かに波は高いが、天気は晴朗である。なぜ、視界良好なのか。日本には「天・地・人」が備わっているからである。「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」
「人の和」とは、外交を含めた同盟・協調関係を指す。今年、東シナ、南シナ両海は「自由と民主主義を発信する海」となる。
日本と米国、オーストラリア、インドによる連携の枠組み「QUAD(クワッド)」の4カ国と、英国とフランス、ドイツの海軍がこの海域に大集結するからだ。
沖縄から台湾、フィリピンを経由してマレーシアに至る第1列島線が「海の長城」と化し、覇権主義に走る中国の封じ込めに動くのである。
米国は最近、中国から第1列島線の内側を守り抜くための戦略を構築し実践すると明記した2018年2月の機密文書を公開した。
英国は最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を、長崎県・佐世保、神奈川県・横須賀両港を拠点に長期駐留させ、自衛隊や米軍と共同訓練を行う。国連軍の一員として日本に展開するもので、朝鮮戦争の国連決議による国連軍地位協定に基づく派遣だ。
◆日本は気概を行動で示せ
大英帝国として世界の海を制覇した英国が、その目を再びアジアに向けている。かつて統治した香港の「一国二制度」を中国に踏みにじられ、「レッドラインを越えた」(英国の元香港総督)ことも決断の背景にありそうだ。1971年の「スエズ以東からの撤退」という戦略から、アジア回帰という戦略の大転換である。
南太平洋のニューカレドニア、仏領ポリネシアを領土に持つフランス海軍も、QUAD4カ国との共同訓練に参加する。
仏海軍は昨年末、海軍をこの海域に派遣すると発表した。日米両国と着上陸訓練である水陸両用訓練も行う。フランスは太平洋国家であり、陸軍も駐留している。
仏海軍の攻撃型原子力潜水艦が昨年末、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」、米海軍駆逐艦とともにフィリピン海での共同訓練を実施した。
世界屈指の海軍と日本の自衛隊が東シナ海に集結する。外交面では、人権問題を批判する欧米諸国によって中国包囲網が完成されつつある。
問題は日本だ。「自分の国は自分で守る」という気概をどこまで行動で示せるのか。東シナ海の平和と安定は、日本の覚悟にかかっている。
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■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップを歴任。この間、米紙USA TODAYに出向。米バンダービルト大学公共政策研究所で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『日本復喝!』(ハート出版)『日本が消える日』(同)、『静かなる日本侵略』(同)など。
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ジョー・バイデン米大統領は20日(日本時間21日)の就任演説で、新政権の外交政策について、「同盟諸国との関係を修復し、再び世界と関与していく」と語り、軍事的覇権拡大を進める中国に対峙(たいじ)する姿勢を見せた。沖縄県・尖閣諸島周辺海域に連日、中国海警局の武装公船などの侵入を受けている菅義偉首相は21日、「日米同盟の強化や『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、バイデン大統領と協力していけることを楽しみにしている」とツイッターで祝意を伝えた。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が集中連載「日本復喝!」で、自由主義陣営による中国包囲網と、日本の覚悟に迫った。
◇
天気晴朗なれども波高し-。日露戦争(1904-05年)での日本海海戦を前に、東郷平八郎連合艦隊司令長官が大本営に打ったのが、この良く知られた電文だ。
脅威は目の前に迫り来るが、悲観的になることはない。むしろ日本にとって好機到来である。今の東シナ海は、このときの状況によく似ている。
日本海海戦当時のロシアに相当するのが、尖閣諸島を強奪しようと挑発行動を繰り返す現代の無法者、中国だ。
確かに波は高いが、天気は晴朗である。なぜ、視界良好なのか。日本には「天・地・人」が備わっているからである。「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」
「人の和」とは、外交を含めた同盟・協調関係を指す。今年、東シナ、南シナ両海は「自由と民主主義を発信する海」となる。
日本と米国、オーストラリア、インドによる連携の枠組み「QUAD(クワッド)」の4カ国と、英国とフランス、ドイツの海軍がこの海域に大集結するからだ。
沖縄から台湾、フィリピンを経由してマレーシアに至る第1列島線が「海の長城」と化し、覇権主義に走る中国の封じ込めに動くのである。
米国は最近、中国から第1列島線の内側を守り抜くための戦略を構築し実践すると明記した2018年2月の機密文書を公開した。
英国は最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を、長崎県・佐世保、神奈川県・横須賀両港を拠点に長期駐留させ、自衛隊や米軍と共同訓練を行う。国連軍の一員として日本に展開するもので、朝鮮戦争の国連決議による国連軍地位協定に基づく派遣だ。
◆日本は気概を行動で示せ
大英帝国として世界の海を制覇した英国が、その目を再びアジアに向けている。かつて統治した香港の「一国二制度」を中国に踏みにじられ、「レッドラインを越えた」(英国の元香港総督)ことも決断の背景にありそうだ。1971年の「スエズ以東からの撤退」という戦略から、アジア回帰という戦略の大転換である。
南太平洋のニューカレドニア、仏領ポリネシアを領土に持つフランス海軍も、QUAD4カ国との共同訓練に参加する。
仏海軍は昨年末、海軍をこの海域に派遣すると発表した。日米両国と着上陸訓練である水陸両用訓練も行う。フランスは太平洋国家であり、陸軍も駐留している。
仏海軍の攻撃型原子力潜水艦が昨年末、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」、米海軍駆逐艦とともにフィリピン海での共同訓練を実施した。
世界屈指の海軍と日本の自衛隊が東シナ海に集結する。外交面では、人権問題を批判する欧米諸国によって中国包囲網が完成されつつある。
問題は日本だ。「自分の国は自分で守る」という気概をどこまで行動で示せるのか。東シナ海の平和と安定は、日本の覚悟にかかっている。
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■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップを歴任。この間、米紙USA TODAYに出向。米バンダービルト大学公共政策研究所で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『日本復喝!』(ハート出版)『日本が消える日』(同)、『静かなる日本侵略』(同)など。
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今の東シナ海は、日露戦争での日本海海戦を前にした当時の日本と似ている。日本海海戦当時のロシアに相当するのが、尖閣諸島を強奪しようと挑発行動を繰り返す現代の無法者、中国だと。
確かに波は高いが、天気は晴朗である。なぜ、視界良好なのか。
外交を含めた同盟・協調関係の強化が進み、今年、東シナ、南シナ両海は「自由と民主主義を発信する海」となると佐々木氏。
日本と米国、オーストラリア、インドによる連携の枠組み「QUAD(クワッド)」の4カ国と、英国とフランス、ドイツの海軍がこの海域に大集結するのですね。
トランプ政権時に計画されていたことですが、同盟重視を掲げるバイデン政権。当然継続されると考えられます。
英国は最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を、長崎県・佐世保、神奈川県・横須賀両港を拠点に長期駐留させ、自衛隊や米軍と共同訓練を行う計画。
香港の「一国二制度」を中国に踏みにじられ、「レッドラインを越えた」(英国の元香港総督)ことも決断の背景にありそうだと佐々木氏。
日英EPAの締結に観られる、ブレグジットに伴う、成長市場のアジアへの回帰もあります。
南太平洋のニューカレドニア、仏領ポリネシアを領土に持つフランス海軍も、QUAD 4カ国との共同訓練に参加します。
フランスは、陸軍も駐留していて太平洋国家でもあると佐々木氏。
仏海軍の攻撃型原子力潜水艦が昨年末、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」、米海軍駆逐艦とともにフィリピン海での共同訓練を実施していることは、諸兄がご承知のことですね。
世界屈指の海軍と日本の自衛隊が東シナ海に集結する。外交面では、人権問題を批判する欧米諸国によって中国包囲網が完成されつつあると佐々木氏。
問題は日本だ。「自分の国は自分で守る」という気概をどこまで行動で示せるのか。東シナ海の平和と安定は、日本の覚悟にかかっていると。
日本が主導する「自由で開かれた」インド太平洋を「安全と繁栄」に言い換えたバイデン氏の真意とは(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース
一方、中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)の常務委員会は22日の会議で、海上警備を担う中国海警局(海警)に武器使用を認める権限などを定めた海警法草案を可決、同法は成立した。2月1日に施行するとしており、独自の領有権主張を展開する東・南シナ海で海警の活動が強化され地域の緊張が増すことになりましたね。
中国、武器使用認める海警法成立 尖閣諸島周辺での活動強化の恐れ - zakzak:夕刊フジ公式サイト
尖閣諸島が中国の領土であると勝手に公言し、日本の領海に「海警」が侵入し、石垣島の漁船を追跡するなどしている、尖閣の実効支配実績造りのエスカレートは衆知のことですね。
菅首相の、脱媚中二階氏や、財界の脱中国依存が望まれます。
# 冒頭の画像は、退任式会場のアンドルーズ空軍基地に到着したトランプ氏とメラニア夫人
この花の名前は、福寿草
2月 7日は、北方領土の日
政府広報(北方領土問題) - YouTube
↓よろしかったら、お願いします。