遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

マリウポリ ロシア側は制圧を宣言。アゾフスタリ製鉄所への攻撃中止 包囲は継続。 ウクライナ側は否定。

2022-04-22 01:27:56 | ロシア全般
 ロシア大統領府は21日、ショイグ国防相がプーチン大統領に、ウクライナ東部の要衝マリウポリを掌握したことを報告したと発表。
 プーチン大統領は、マリウポリ制圧の成功を祝福し、アゾフスタリ製鉄所に対しては攻撃をやめ、「ハエも通れないよう」封鎖するよう命じたのだそうです。
 しかし、マリウポリの市長顧問は、「プーチン氏はただ破壊された町を背景に勝利を宣言したいだけ、彼らは勝利していない」と制圧を否定しています。
 
ロシア国防相 “マリウポリを掌握” プーチン大統領に報告 | NHK | ウクライナ情勢 2022年4月21日

ロシア大統領府は21日、ショイグ国防相がプーチン大統領に、ウクライナ東部の要衝マリウポリを掌握したことを報告したと発表しました。
ショイグ国防相は「マリウポリは解放された。マリウポリ全体が、ロシア軍と親ロシア派の支配下にある」と述べ、マリウポリを掌握したと主張しました。
ロシア軍は、2月24日にウクライナへの侵攻を開始し、アゾフ海に面するマリウポリへの攻勢を強めました。

今月16日には、ウクライナ側の部隊が拠点とする製鉄所を包囲したと主張し、その後、武装を解除して降伏するようたびたび迫りましたが、ウクライナ側は徹底抗戦する構えを崩さず、降伏には応じませんでした
一方で、
ショイグ国防相は、マリウポリの製鉄所には、現在も、ウクライナ側の部隊2000人以上が残っていると説明しました。
これに対して
プーチン大統領は「これ以上の製鉄所への攻撃は得策とは思えない。攻撃の中止を命令する。マリウポリの解放作戦は成功に終わった」と述べ、製鉄所への攻撃の中止を命令しました


 
【速報】マリウポリ制圧、ウクライナ側は否定「プーチン氏は勝利を宣言したいだけ」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース 4/21(木)

ロシアがマリウポリ制圧を宣言しました。一方でウクライナ側は否定しています

ロシア大統領府の発表によりますと、ロシアのショイグ国防相がプーチン大統領に対してマリウポリを制圧したと報告しました。

ウクライナの兵士たちが立てこもっている製鉄所について、ショイグ国防相はまだ2000人以上の兵士が中にいて、作戦が「3~4日で完了する」という見通しを伝えました

これに対し、
プーチン大統領は、マリウポリ制圧の成功を祝福し、製鉄所に対しては攻撃をやめ、「ハエも通れないよう」封鎖するよう命じたということです。

一方、マリウポリの市長顧問は、ウクライナメディアに対して、「プーチン氏はただ破壊された町を背景に勝利を宣言したいだけ、彼らは勝利していない」と制圧を否定しました。

ウクライナメディアは、兵士たちが依然市内で戦っていると伝えています

 クライナ軍や武装組織「アゾフ大隊」、一般市民が立てこもる、アゾフスタリ製鉄所は、今月16日にロシア軍が包囲。その後、武装を解除して降伏するようたびたび迫っていました。
 ショイグ国防相は、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所には、現在も、ウクライナ側の部隊2000人以上が残っていると説明。
 これに対してプーチン大統領は「これ以上の製鉄所への攻撃は得策とは思えない。攻撃の中止を命令する。マリウポリの解放作戦は成功に終わった」と述べ、製鉄所への攻撃の中止を命令。同時に、「ハエも通れないよう」封鎖するよう命じたのだそうです。

 つまり、マリウポリ市街は制圧出来たが、アゾフスタリ製鉄所は制圧出来ていない。
 難攻不落の地下街は通常兵器や歩兵部隊では堕とせない。そこで、再三の期限を切っての降伏督促戦術に転じたが、それも不成功。
 5月9日の対独戦勝記念日に、今回の侵攻の成果を示して勝利宣言をしたいプーチン。
 アゾフスタリ製鉄所の戦況は現状を固定化し、勝利宣言に踏み切るということなのですね。

 弾薬、食料、水、医薬・衛生品の在庫が少なくなったと訴えている製鉄所内の軍や市民。強引な兵器(ガス、科学薬品、細菌、小型原爆 etc.)使用での世界世論批難は回避し、包囲作戦での兵糧攻めでの自壊を選択したと言う事。
 兵士もさることながら、婦女子が多い一般市民には、地獄の世界に突入ということになります。
 人道回路の話はありますが、選別され、何処へ連れていかれるかは不明。
 ここは、国連軍の冠をもった、NATO軍(朝鮮半島の国連軍の名の米軍と同等)による、人道救出が求められます。難点は、相手が常任理事国のロシアですから、国連常任理事国での決議に拒否権を使われること。
 総会の多数決で、国連軍か、臨時の人道移送部隊が編制・出動可能かどうか。

 今回の、常任理事国のロシアの戦争犯罪に値する侵攻では、かねて危惧されていた国連の劣化が露呈しています。
 人道救出の、臨時立法が望まれますし、別途、常任理事国(特に、中国、ロシア)の拒否権の制限改革(例=理事国が対象の案件では、理事国の賛否投票権は無)が必要と、クローズアップされてきていますね。

 
 
 # 冒頭の画像は、プーチン大統領と、ショイグ国防相




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