遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

謎の中国系実業家が、米民主党議員に多額献金

2007-09-02 19:01:14 | EEZ 全般
 ヒラリー・クリントン上院議員など、米民主党議員に対し謎の中国系実業家のノーマン・シュー(徐諾曼)氏による多額の献金疑惑が注目されています。
 夫のクリントン前大統領の96年再選時にも、中国系実業家ジョニー・チュン氏らの巨額献金をめぐり、中国当局による献金工作を追及されていました。
 慰安婦問題で対日非難決議を主導したマイク・ホンダ下院議員も、シュー(徐)氏からの献金を受けていました。
 このシュー(徐)氏は、米紙ウォールストリート・ジャーナルなどの調査報道によると、違法な迂回献金の疑惑や、実業家の犯罪歴などがあるとのことで、8月31日、カリフォルニア州サンマテオ郡高裁に出頭したことから、ヒラリー氏他、ホンタ下院議員も献金を寄付に回したり、返金しシュー(徐)氏との絶縁表明でひと騒動なのです。
  
米民主党に献金攻勢 疑惑の中国系実業家 経歴も資金源も謎 (9/1 産経朝刊)
 【ロサンゼルス=松尾理也】ヒラリー・クリントン上院議員ら米大統領候補を巻き込む不正献金疑惑の中心人物である中国系実業家、ノーマン・シュー氏が8月31日、カリフォルニア州サンマテオ郡高裁に出頭した。

 シュー氏は犯罪者の身分を隠して民主党陣営の大物資金提供者としてのしあがってきた人物だが、その経歴や資金源は謎に包まれている。
 米メディアの報道によると、シュー氏は香港に生まれ、18歳で渡米。服飾関連の実業家と名乗っているが、これまで興した企業のほとんどが倒産している。
 1990年には、サンフランシスコのチャイナ・タウンでギャングらに拉致され、車で連れ去られようとしたところ、たまたま警察に発見され、九死に一生を得たこともあった。破産をめぐる債権取り立てが背景にあったとされる。
 92年、詐欺商法で起訴され、罪を認めた。3年の禁固刑が言い渡される予定だったが、その前に行方をくらませた。

 シュー氏の足取りは長い間つかめなかったが、2004年から民主党陣営の大物資金提供者として頭角を現した。
 献金総額は22万5000ドル(約2600万円)に上るとされるが、他人の名義を借りる形で、もっと多くの献金をしているのではないかとの指摘もある。

 一例が、サンフランシスコ南隣デーリー・シティーにある家を舞台にした不自然な献金だ。一時シュー氏が住所としていたこの家に住む元郵便局員ら6人家族は、04年から突然、一家の年収分にも相当する巨額の献金を始めている。

 シュー氏の潤沢な資金がそもそもどこから来たのかも不明だ。


 禁固刑の逃走犯人が、ヒラリー氏と公の場で堂々とツーショットの写真に収まるなどの活躍をしていて、3年間で民主党の各種候補に22万5千ドルを献金し、とくにヒラリー陣営の資金集めでは、100万ドルを集める集金手腕で、同陣営の上位20位に数えられる集金役に躍り出ていたとは驚きです。
 ヒラリー陣営の選挙募金が約 4千万ドルという数字を見たことがありますが、判明しているもので100万ドル(民主党議員全体で22万5千ドル)ですから、今後の司法の調査でどのくらい明らかにすることが出来るかは解りませんが、元郵便局員の例は氷山の一角と考えられ、献金額の多さが感じられます。

 また、ホンダ下院議員の例では、シュー(徐)氏の他に、ポー(鮑)一家から二口の献金を受けていましたが、他にも以下の中国系団体から資金援助(2006年)を受けていました。
 (1)世界規模の反日団体「世界抗日戦争史実維護連合会」現会長のアイビー・リー氏
 (2)中国当局に政策を提言する人民政治協商会議広東省委員会顧問のフレデリック・ホン氏
 (3)反日の「アジア太平洋第二次大戦残虐行為記念会」事務局長のチョフア・チョウ(周筑華)氏
 (4)「南京虐殺」の記念館を米国に開設しようという「中国ホロコースト米国博物館」役員のビクター・シュン(熊園傑)氏

 ホンダ下院議員でさえそうなのですから、米国全体で議員さんへの献金のルートや額がどのくらいあるのかは想像を絶します。
 米国の議会、特に共和党の上下議員の方々が、お金(私利)で中国に買い取られないよう注意を払っていただきたいものです。

 米国では明らかにされているのですが、米国であるということは、当然日本でもあることです。
 小沢党首の韓国人秘書や、総連と緒方元検事長(単なる詐欺事件で終わりそうですが...???)などの韓・朝系の話は出ますが、中国系の話は出ません。
 日本人の反日・親中団体や政治家は存在しますので、日本でも存在するはずのお金の流れを、是非見つけ出していただきたい。米国ではウォールストリート・ジャーナルなどの報道陣の調査で見つけ出しています。日本のマスコミ各社に期待します。


 

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2 コメント

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クリントン一家の中国びいき・・・ (容子)
2007-09-03 13:37:03
友爺雑記帳さま

中国の献金攻勢は相当すさまじいらしいですね。今はヒラリー氏に焦点を当てて謎の中国系実業家のノーマン・シュー(徐諾曼)氏が盛んに献金をしているようですね。

この人に限らず中国系の米人の献金攻勢に以前夫のクリントン氏もすっかり中国びいきになり9日間も中国視察をしました。しかも日本には立ちよらずに・・・

そのせいか私は、ヒラリー氏にも好意をもてません。
日本には厳しい態度で接しますが、肝心の中国は多くの不正をしているのに・・・

このような中国を作ったのは米国の国策だったのでしょうか??
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Re: クリントン一家の中国びいき (遊爺)
2007-09-09 17:19:42
容子さん、こんにちは。

>そのせいか私は、ヒラリー氏にも好意をもてません。

  ケネディ大統領のころの民主党には好感がもてましたが、米国企業のセールスマンとして日本叩きをしたクリントン以来、民主党には私も好感がもてません。

 ノーマン・シューは、31日に出廷したものの、その後今回も行方をくらましたのですが、逮捕されたとのことで、一安心です。
 資金の出所が解ると良いのですが、そう簡単には解明出来ないのでしょうね。米国の司法機関に期待しています。
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