遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

北朝鮮メディア 最近の報道ぶりに変化

2018-03-22 23:58:58 | 北朝鮮 全般
 米朝首脳会談を、トランプ大統領が受け入れる発言をし初の米朝首脳会談の可能性が生じ、世界を驚かせました。
 北朝鮮側の意向については、韓国の使節団経由でもたらされているだけで、金正恩はもとより、国営メディアもここまで会談の実施について、一切報じていません。
 しかし、米国への言及や、日本の安倍政権への報道姿勢には変化が見られるようになってきているのだそうです。
 
「米と関係変化の機運」 北朝鮮メディア 日本を連日批判 (3/22 読売朝刊)

 【ソウル=中島健太郎】北朝鮮の国営メディアは5月までに行われる予定の米朝首脳会談について、これまで一切報道していない。首脳会談の開催が決まって以降、米国への言及には変化がみられる一方で、日本への批判のトーンは強めている。日米韓の分断を図る狙いもあるとみられる。

 
朝鮮中央通信は20日夜に配信した論評で、「最近、我々の平和愛好的な提案により、北南(南北)間に劇的な和解の雰囲気が醸成され、朝米(米朝)関係でも変化の機運が現れている」と指摘した。8日に米朝首脳会談の開催が決まって以降、米朝関係の「変化」に言及したのは初めてとみられる。米韓両軍は20日、延期されている米韓合同軍事演習を4月1日に開始すると発表した。北朝鮮当局やメディアは21日夜までに、例年激しく反発する演習が開始されるとの発表に反応を示していない。昨年は3月1日の演習開始当日、朝鮮労働党の外郭団体が「(米韓が)侵略の野望を捨てない限り、核武力を中心とした国防力強化を進める」とする声明を発表した。
 
北朝鮮メディアは、米国のトランプ大統領を「米国の老いぼれた狂人」などと批判してきた。米朝首脳会談を前に、対米関係の論調を少しずつ変えようとしている可能性がある。
 20日に配信された
朝鮮中央通信の論評は、批判の矛先北朝鮮への圧力強化を主張する米国の官僚や専門家韓国の保守勢力とメディア日本の安倍政権に向けた。日本に関し、北朝鮮メディアは、連日のように激しい批判を展開している。
 21日付の党機関紙「労働新聞」は、学校法人「森友学園」を巡る決裁文書の書き換え問題に触れ、「長期政権を狙う安倍(首相)の前に赤信号がともった」などと主張した。慰安婦問題や竹島(島根県)問題をめぐる日本政府の対応についても、批判を強めている。
 南北と米朝首脳会談が実現の見通しとなったことを受け、北朝鮮は安倍政権が重視してきた
「日米韓」の連携強化にくさびを打ちこみ、日本を孤立させようと狙っているとみられる。

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*北朝鮮メディアの最近の報道ぶり
対米国
 米国批判一辺倒の論調に変化?
 われわれの平和愛好的な提案で北南(南北)間に劇的な和解の雰囲気が醸成され、朝米関係でも変化の機運が顕れている (20日、朝鮮中央通信)

対韓国
 文政権の批判控え、保守系野党を批判
 (保守系野党は)民族の和解と団結の芽を摘んで北南関係を破局状態にとどめようと狂奔している (16日、朝鮮中央通信)

対日本
 安倍政権への批判が激化
 日本の反動層が無分別に振る舞っては、永遠に平壌行きの切符を買えなくなるかもしれないと警告した (17日、朝鮮中央通信)
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米朝韓会合終了 詳細明かさず
 【ヘルシンキ=作田総輝】北朝鮮外務省のチェ・ガンイル北米局副局長や、米国と韓国の元政府当局者らが出席し、フィンランドの首都ヘルシンキ近郊で20日に始まった会合は、21日に終了した。フィンランド外務省が同日、明らかにした。
 同国外務省は声明で「前向きな雰囲気の中で建設的な意見交換ができた」としたが、担当者は会合の詳細は明かせないと語った。

 朝鮮中央通信は、8日に米朝首脳会談の開催が決まって以降初めて、20日夜に配信した論評で米朝関係に触れ、「最近、我々の平和愛好的な提案により、北南(南北)間に劇的な和解の雰囲気が醸成され、朝米(米朝)関係でも変化の機運が現れている」と指摘したのだそうです。
 他方、4月1日に米韓合同軍事演習を開始するという米韓両軍の発表については、激しく反発するのが通例なのに対し、反応を示していないのだと。
 米朝首脳会談を前に、会談その事への言及はないものの、対米関係の論調を少しずつ変えようとしている可能性が伺えるようだと。
 20日に配信された朝鮮中央通信の論評は、批判の矛先を北朝鮮への圧力強化を主張する米国の官僚や専門家、韓国の保守勢力とメディア、日本の安倍政権に向けたと。。
 そして、北朝鮮メディアは、日本に関し連日のように激しい批判を展開しているとも。「日米韓」の連携強化にくさびを打ちこみ、日本を孤立させようと狙っているとみられると。
 韓国文在寅政権を取り込んで、パシリ化させた今、「日米韓」の連携分断の矛先を、日本の孤立化に向けてきているのですね。

 その、北のパシリになってしまった文在寅大統領は、4月末の南北首脳会談、5月までに予定される米朝首脳会談で成果があれば、米国と韓国、北朝鮮の3者による首脳会談の開催を提案する考えを明らかにしたのだそうです。
 
米韓朝の首脳会談も 文大統領 南北・米朝会談 成果なら (3/22 読売朝刊)

 【ソウル=中島健太郎】韓国の文在寅大統領は21日に開かれた南北首脳会談準備委員会で、4月末の南北首脳会談、5月までに予定される米朝首脳会談で成果があれば、米国と韓国、北朝鮮の3者による首脳会談の開催を提案する考えを明らかにした。
 文氏は「南北首脳会談に続く米朝首脳会談は、会談自体が世界史的な出来事になる。進展によっては、南北と米国の3か国首脳会談につなげることができる」と語った。韓国政府関係者によると、3者会談は現時点で米国や北朝鮮と調整しているものではないという。
 南北首脳会談の目的について、
文氏は「朝鮮半島の核と平和の問題を完全に終わらせる必要がある。南北が一緒になるのであれ、別に暮らすのであれ、互いに干渉せず、被害を与えることなく、共に繁栄し、平和に暮らせるようにしなければならない」と語った。
 韓国政府は準備委で、南北首脳会談の日程や議題を調整する閣僚級会談について、29日に軍事境界線上の板門店にある北朝鮮側施設「統一閣」で行うよう北朝鮮側に提案することを決めた。韓国側からは趙明均統一相が出席する。

 「南北が一緒になるのであれ、別に暮らすのであれ、互いに干渉せず、被害を与えることなく、共に繁栄し、平和に暮らせるようにしなければならない」とし、「日米韓」連携ではなく、南北朝鮮と米国との連携重視を唱えているのですね。
 完全に金正恩の麾下に下っています。
 
 米朝首脳会談は実現するのか、会談場所は何処になるのか。文在寅を取り込んだ金正恩の日米分断作戦は成功するのか。要注目ですね。



 # 冒頭の画像は、ホワイトハウス前で記者会見した韓国の鄭義溶・大統領府国家安保室長




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