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10月22日の中国共産党大会閉会式で、報道陣の入場が許された時点で胡錦濤前総書記(79)の〝途中退席事件〟が勃発しました。
新人事で、共青団派が排除されたことを象徴する事件で、遊爺も取り上げさせていただいていました。
事件に至る背景情報が知りたかったのですが、青山学院大学客員教授 峯村氏が説明いただいている記事がありました。
(第4弾となっていますが、全てをみつけることは出来ていません)
【ニュース裏表 峯村健司】「胡錦濤」が中国ネット制限ワードに 共産党大会〝途中退席〟病気説に異論 卓上の新指導部名簿の確認制止、語りかけた「決まったこと」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト
米国や台湾などの専門家らと意見交換を進めるなかで、「胡氏が新人事に対して『抗議の意』を表そうとしたところ退席を余儀なくされた」という見解ではおおむね一致していると、峯村氏。
党大会で決定される人事は、事前に長老との北戴河会議で決められるのが習わし。
峯村氏は、党関係者からの情報として、今回、習近平総書記主導で進められた人事に対して、胡錦濤氏は、「最高指導部に、共青団出身者を一人はいれなくてはならない」と、異議を申し立て。これに対し、習氏は会議上では、胡春華氏(共青団派の次世代を担うホープ)の常務委員への昇格を内諾していたのだそうです。
しかし、閉会式直前に習氏との人事案をめぐる約束を反故にされたことを知った胡錦濤氏が、海外メディアの取材団が会場に入ってきたタイミングであえて、抗議の意思を示そうとした、と考えるのが合理的と言えようと、峯村氏。
厚いベールに包まれた中国政治の中枢、中南海の動向を探るのは極めて難しい。中国当局は党内の内部情報を開示しないだけではなく、今回の胡錦濤氏の「病気説」のように世論誘導を狙った情報操作をするから厄介だ。
正しい情報を収集して判断する方法は、公開情報を丹念に集めて「流れ」を把握したうえで、内部情報で「裏取り」を進めること。これが、私が15年間、中国政治を分析した経験に裏打ちされたやり方だと、峯村氏。
習近平の 3期目がスタートします。課題満載の習近平の行動に、日本はどう対処するのか。それは、親中団体や議連幹部なのにすっかりなめられている、岸田、林コンビ任せで大丈夫なのでしょうか!
# 冒頭の画像は、退席させられながらも習近平に声がけする胡錦涛氏
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新人事で、共青団派が排除されたことを象徴する事件で、遊爺も取り上げさせていただいていました。
事件に至る背景情報が知りたかったのですが、青山学院大学客員教授 峯村氏が説明いただいている記事がありました。
(第4弾となっていますが、全てをみつけることは出来ていません)
【ニュース裏表 峯村健司】「胡錦濤」が中国ネット制限ワードに 共産党大会〝途中退席〟病気説に異論 卓上の新指導部名簿の確認制止、語りかけた「決まったこと」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト
【ニュース裏表 峯村健司】習政権3期目の行方を占う胡錦濤前総書記〝途中退席〟事件・第4弾 党幹部向け文書に極めて重要な「個人的な心情」の説明 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.11/12 青山学院大学客員教授 峯村健司
本欄では引き続き、10月22日の中国共産党大会閉会式における胡錦濤前総書記(79)の〝途中退席〟事件を取り上げたい。なぜしつこくこの問題を追いかけるのか、疑問に思われる読者がいるかもしれない。それは、本件が単なる胡氏個人の問題ではなく、「習近平政権の3期目」の行方を占ううえで、重要だと考えるからだ。
米国や台湾などの専門家らと意見交換を進めるなかで、「胡氏が新人事に対して『抗議の意』を表そうとしたところ退席を余儀なくされた」という見解ではおおむね一致している。
筆者は大会に出席した共産党幹部を親族に持つ党関係者らに取材を続けたところ、新たな事実を確認した。
それは、事件の顚末(てんまつ)について、10月22日夜に党内の幹部向けに出された説明文書だ。そこには、退席した理由が次のように記されていた。
「第20回党大会で中央委員を選出する際、前指導者の個人的な心情と体調などを考慮、尊重して、閉幕前に退席して休んでもらった」
ここで極めて重要なのは、胡氏の「個人的な心情」が理由として明記されていることだ。同じタイミングで、国営新華社通信の英語版ツイッターの説明では、「体調問題」の部分だけが記されていた。
胡氏の「個人的な心情」とは、新人事で自らが率いる共産主義青年団(共青団)出身の胡春華・副首相(59)らの降格が決まったことに不満を示したことを裏付けている。
伏線はあった。北京に隣接する河北省のリゾート地、北戴河で8月上旬に開かれた秘密会議「北戴河会合」で、胡錦濤氏が次のような発言をしていたことを前出の党関係者から確認している。
「最高指導部に、共青団出身者を一人はいれなくてはならない」
習近平総書記(69)主導で進められた人事に対して、胡錦濤氏は異議を申し立てた。これに対し、習氏は会議上では、胡春華氏の常務委員への昇格を内諾していたという。
こうした経緯を振り返ると、閉会式直前に習氏との人事案をめぐる約束を反故にされたことを知った胡錦濤氏が、海外メディアの取材団が入ってきたタイミングであえて、抗議の意思を示そうとした、と考えるのが合理的と言えよう。
厚いベールに包まれた中国政治の中枢、中南海の動向を探るのは極めて難しい。中国共産党内では、「権力闘争」も「派閥」も存在しない建前だ。しかも、中国当局は党内の内部情報を開示しないだけではなく、今回の胡錦濤氏の「病気説」のように世論誘導を狙った情報操作をするから厄介だ。
こういう難しい状況下で正しい情報を収集して判断する方法は、公開情報を丹念に集めて「流れ」を把握したうえで、内部情報で「裏取り」を進めること。これが、私が15年間、中国政治を分析した経験に裏打ちされたやり方だ。
本欄では引き続き、10月22日の中国共産党大会閉会式における胡錦濤前総書記(79)の〝途中退席〟事件を取り上げたい。なぜしつこくこの問題を追いかけるのか、疑問に思われる読者がいるかもしれない。それは、本件が単なる胡氏個人の問題ではなく、「習近平政権の3期目」の行方を占ううえで、重要だと考えるからだ。
米国や台湾などの専門家らと意見交換を進めるなかで、「胡氏が新人事に対して『抗議の意』を表そうとしたところ退席を余儀なくされた」という見解ではおおむね一致している。
筆者は大会に出席した共産党幹部を親族に持つ党関係者らに取材を続けたところ、新たな事実を確認した。
それは、事件の顚末(てんまつ)について、10月22日夜に党内の幹部向けに出された説明文書だ。そこには、退席した理由が次のように記されていた。
「第20回党大会で中央委員を選出する際、前指導者の個人的な心情と体調などを考慮、尊重して、閉幕前に退席して休んでもらった」
ここで極めて重要なのは、胡氏の「個人的な心情」が理由として明記されていることだ。同じタイミングで、国営新華社通信の英語版ツイッターの説明では、「体調問題」の部分だけが記されていた。
胡氏の「個人的な心情」とは、新人事で自らが率いる共産主義青年団(共青団)出身の胡春華・副首相(59)らの降格が決まったことに不満を示したことを裏付けている。
伏線はあった。北京に隣接する河北省のリゾート地、北戴河で8月上旬に開かれた秘密会議「北戴河会合」で、胡錦濤氏が次のような発言をしていたことを前出の党関係者から確認している。
「最高指導部に、共青団出身者を一人はいれなくてはならない」
習近平総書記(69)主導で進められた人事に対して、胡錦濤氏は異議を申し立てた。これに対し、習氏は会議上では、胡春華氏の常務委員への昇格を内諾していたという。
こうした経緯を振り返ると、閉会式直前に習氏との人事案をめぐる約束を反故にされたことを知った胡錦濤氏が、海外メディアの取材団が入ってきたタイミングであえて、抗議の意思を示そうとした、と考えるのが合理的と言えよう。
厚いベールに包まれた中国政治の中枢、中南海の動向を探るのは極めて難しい。中国共産党内では、「権力闘争」も「派閥」も存在しない建前だ。しかも、中国当局は党内の内部情報を開示しないだけではなく、今回の胡錦濤氏の「病気説」のように世論誘導を狙った情報操作をするから厄介だ。
こういう難しい状況下で正しい情報を収集して判断する方法は、公開情報を丹念に集めて「流れ」を把握したうえで、内部情報で「裏取り」を進めること。これが、私が15年間、中国政治を分析した経験に裏打ちされたやり方だ。
米国や台湾などの専門家らと意見交換を進めるなかで、「胡氏が新人事に対して『抗議の意』を表そうとしたところ退席を余儀なくされた」という見解ではおおむね一致していると、峯村氏。
党大会で決定される人事は、事前に長老との北戴河会議で決められるのが習わし。
峯村氏は、党関係者からの情報として、今回、習近平総書記主導で進められた人事に対して、胡錦濤氏は、「最高指導部に、共青団出身者を一人はいれなくてはならない」と、異議を申し立て。これに対し、習氏は会議上では、胡春華氏(共青団派の次世代を担うホープ)の常務委員への昇格を内諾していたのだそうです。
しかし、閉会式直前に習氏との人事案をめぐる約束を反故にされたことを知った胡錦濤氏が、海外メディアの取材団が会場に入ってきたタイミングであえて、抗議の意思を示そうとした、と考えるのが合理的と言えようと、峯村氏。
厚いベールに包まれた中国政治の中枢、中南海の動向を探るのは極めて難しい。中国当局は党内の内部情報を開示しないだけではなく、今回の胡錦濤氏の「病気説」のように世論誘導を狙った情報操作をするから厄介だ。
正しい情報を収集して判断する方法は、公開情報を丹念に集めて「流れ」を把握したうえで、内部情報で「裏取り」を進めること。これが、私が15年間、中国政治を分析した経験に裏打ちされたやり方だと、峯村氏。
習近平の 3期目がスタートします。課題満載の習近平の行動に、日本はどう対処するのか。それは、親中団体や議連幹部なのにすっかりなめられている、岸田、林コンビ任せで大丈夫なのでしょうか!
# 冒頭の画像は、退席させられながらも習近平に声がけする胡錦涛氏
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