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8月中旬に「北載河」会議が終了し、注目の習近平政権2期目のチャイナセブン(共産党中央政治局常務委員)の最新候補者リストが判ったとの報道をとりあげさせていただいていました。
勿論、確定ではなく、迫ってきた党大会に向け、最後の攻防が続いているというものでした。
産経が、最終盤に入った中国共産党の権力闘争の行方を追うとして、『紅い権力闘争』と題した特集を始めています。
習近平閥(かつては太子党とされていましたが、最近では、浙江省書記時代に育て出世させた子飼いの部下達をさす「之江新軍」と、自分を「核心」と称し他派閥から鞍替えさせた輩を含む)と、胡錦濤・共青団派、江沢民・上海閥の三つ巴の政局闘争が続いていましたが、先の重慶市党委書記・孫政才の失脚で江沢民・上海閥は、胡錦濤・共青団と手を組んだと。。
8/24に取り上げさせていただいた、「北載河会議」を経て作成されたとみられる習近平政権2期目のチャイナセブン(共産党中央政治局常務委員)の最新候補者リストでは、腐敗政治粛清の御旗のもとに習近平政権の専制化の為の政敵を駆逐することで多大な功績があり、チャイナセブンの定年を無視して次期も残るのではと注目去れていた王岐山の名前がないことが注目されました。
また、共青団派3名、習近平派は、孫政才を失脚させて「之江新軍」の"2階級昇進"させた、陳敏一爾を含む3名+習近平という勢力バランスというものでした。
習政権 次期チャイナセブン案 - 遊爺雑記帳
三つ巴の政局争いが、習近平・「之江新軍」 VS 胡錦濤・共青団派、江沢民・上海閥連合軍となってきた終盤。どう展開するのか、連載の続きが注目されます。
# 冒頭の表は、2015年3月時点での、今年秋の党大会人事候補予測
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勿論、確定ではなく、迫ってきた党大会に向け、最後の攻防が続いているというものでした。
産経が、最終盤に入った中国共産党の権力闘争の行方を追うとして、『紅い権力闘争』と題した特集を始めています。
習近平閥(かつては太子党とされていましたが、最近では、浙江省書記時代に育て出世させた子飼いの部下達をさす「之江新軍」と、自分を「核心」と称し他派閥から鞍替えさせた輩を含む)と、胡錦濤・共青団派、江沢民・上海閥の三つ巴の政局闘争が続いていましたが、先の重慶市党委書記・孫政才の失脚で江沢民・上海閥は、胡錦濤・共青団と手を組んだと。。
【紅い権力闘争】(上)「ポスト習近平は習近平だけ」 (8/28 産経)
■次々後継者潰し「あと30年やるつもりだ」
<中略>
今年の党大会で、現在の205人の中央委員、25人の政治局員のいずれも半分以上が入れ替わるという噂が7月末から流れた。しかも、幹部選考の基準として「能力や実績よりも党性を重視する」という党の内部通達も同じころ出された。
「党性」とは党への忠誠度という意味だ。国家主席(総書記)である習近平(64)への忠誠度と言い換えていい。
党内に緊張が走った。自分の将来について不安視する幹部たちは急に党性をアピールしなければならなくなったのだ。その最も効果的な方法は、自分の考えをまとめた論文を党の機関紙に発表することだった。
「みんな必死だが、残念ながら何もできないんだ。6月頃から(論文などを掲載する)理論面の編集権は党中央に取り上げられた」と人民日報の幹部は言う。
これまでに、上海市の韓正、天津市の李鴻忠、江西省の鹿心社ら、各市・省の党委員会書記をはじめ10人ほどの論文が人民日報に掲載されたにすぎない。いずれも、党大会での「昇格」もしくは「続投」が決まったとみられている。
党大会最大の焦点は、最高指導部メンバーの政治局常務委員(現7人)に誰が選ばれるのか。そして、慣例通り習の後継候補がメンバー入りするのか-だ。
7月下旬、広東省党委員会は激しく揺れた。後継候補として常務委員に選ばれるとみられていた人物は2人いる。1人が広東省党委書記の胡春華(54)であり、もう1人が前重慶市党委書記の孫政才(53)だった。その孫が重大な規律違反の疑いで突然拘束され失脚したのだ。
習と以前、親交があったという北京の不動産開発業者は、孫の失脚について「習による後継者潰しだ」と断言する。この業者は習と同じく党の元高級幹部を父親に持つ。いわば太子党の一人だ。
「党大会で『ポスト習近平』が選ばれるとささやかれているが、習はこの言葉が大嫌いだ。彼にとって『ポスト習近平』は習近平しかいない」
そして、語気を強めた。
「まだ建国68年なのに、習政権は最近、建国100年の奮闘目標を打ち出している。あいつらは、あと30年やるつもりなんだ」
党内で「次の標的は胡春華ではないか」との噂が広がっていった。
■党長老、異例の共闘
■習長期政権阻止、共青団プリンス支持
河北省秦皇島市の海に面した高級避暑地、北戴河。<中略>党内対立が表面化しないよう意見調整を行う恒例の会議が、今年も8月中旬に終わった。
党関係者によれば、会議前、党長老が異例の動きに出た。『党大会人事に関する意見書』を習近平指導部に提出したのだ。
長老とは前国家主席の胡錦濤(74)、前首相の温家宝(74)、元国家主席の江沢民(91)、元国家副主席の曽慶紅(78)の4人。人事面で「経験と年齢などバランスを配慮すること」を要求したという。
ある人物の、政治局常務委員会入りを求めたものと解釈されている。広東省党委員会書記の胡春華だ。
胡春華は、胡錦濤や現首相の李克強(62)の出身母体、共産主義青年団(共青団)派のプリンスだ。胡錦濤とは決して良好な関係ではない江沢民が、なぜ共闘したのか。
40代で共青団トップを務めた胡春華は、有能な官僚として知られる。
習からみれば、共青団派は党内権力闘争の対極にある。元大学教師で、党内の各グループとも良好な関係にあった前重慶市党委書記の孫政才より、胡春華の方を優先的に失脚させたかったはずだ。しかし、そうはならなかった。
<中略>
習のグループは、広東省で起きたさまざまな事件を利用して胡春華の揚げ足を取ろうと画策したが、共青団幹部らが全力で守り、奏功しなかったとされる。
<中略>
江沢民グループとの関係も悪くなかった孫の突然の失脚。習による強引な人事が目立つ中、江沢民グループは生き残りを懸けて、そして何よりも習の長期政権を阻止するため、胡錦濤と手を組んだ。こうした見方が党内では少なくない。
<中略>
しかし-。党機関紙、人民日報の幹部によると、7月下旬、「習近平総書記の治国理念を徹底せよ」という趣旨の論文が、同紙に届いた。筆者は胡春華である。
「政治的影響力を考えれば真っ先に掲載すべきだが…。党中央にいろいろと考えるところがあるのかもしれない」。1カ月、棚上げされたままの胡春華論文。同紙幹部は首をかしげた。 (敬称略)
◇
次期最高指導部、政治局常務委員会の名簿はまだ決まっていない。なおも党内で激しい駆け引きが続いている。最終盤に入った中国共産党の権力闘争の行方を追う。
■次々後継者潰し「あと30年やるつもりだ」
<中略>
今年の党大会で、現在の205人の中央委員、25人の政治局員のいずれも半分以上が入れ替わるという噂が7月末から流れた。しかも、幹部選考の基準として「能力や実績よりも党性を重視する」という党の内部通達も同じころ出された。
「党性」とは党への忠誠度という意味だ。国家主席(総書記)である習近平(64)への忠誠度と言い換えていい。
党内に緊張が走った。自分の将来について不安視する幹部たちは急に党性をアピールしなければならなくなったのだ。その最も効果的な方法は、自分の考えをまとめた論文を党の機関紙に発表することだった。
「みんな必死だが、残念ながら何もできないんだ。6月頃から(論文などを掲載する)理論面の編集権は党中央に取り上げられた」と人民日報の幹部は言う。
これまでに、上海市の韓正、天津市の李鴻忠、江西省の鹿心社ら、各市・省の党委員会書記をはじめ10人ほどの論文が人民日報に掲載されたにすぎない。いずれも、党大会での「昇格」もしくは「続投」が決まったとみられている。
党大会最大の焦点は、最高指導部メンバーの政治局常務委員(現7人)に誰が選ばれるのか。そして、慣例通り習の後継候補がメンバー入りするのか-だ。
7月下旬、広東省党委員会は激しく揺れた。後継候補として常務委員に選ばれるとみられていた人物は2人いる。1人が広東省党委書記の胡春華(54)であり、もう1人が前重慶市党委書記の孫政才(53)だった。その孫が重大な規律違反の疑いで突然拘束され失脚したのだ。
習と以前、親交があったという北京の不動産開発業者は、孫の失脚について「習による後継者潰しだ」と断言する。この業者は習と同じく党の元高級幹部を父親に持つ。いわば太子党の一人だ。
「党大会で『ポスト習近平』が選ばれるとささやかれているが、習はこの言葉が大嫌いだ。彼にとって『ポスト習近平』は習近平しかいない」
そして、語気を強めた。
「まだ建国68年なのに、習政権は最近、建国100年の奮闘目標を打ち出している。あいつらは、あと30年やるつもりなんだ」
党内で「次の標的は胡春華ではないか」との噂が広がっていった。
■党長老、異例の共闘
■習長期政権阻止、共青団プリンス支持
河北省秦皇島市の海に面した高級避暑地、北戴河。<中略>党内対立が表面化しないよう意見調整を行う恒例の会議が、今年も8月中旬に終わった。
党関係者によれば、会議前、党長老が異例の動きに出た。『党大会人事に関する意見書』を習近平指導部に提出したのだ。
長老とは前国家主席の胡錦濤(74)、前首相の温家宝(74)、元国家主席の江沢民(91)、元国家副主席の曽慶紅(78)の4人。人事面で「経験と年齢などバランスを配慮すること」を要求したという。
ある人物の、政治局常務委員会入りを求めたものと解釈されている。広東省党委員会書記の胡春華だ。
胡春華は、胡錦濤や現首相の李克強(62)の出身母体、共産主義青年団(共青団)派のプリンスだ。胡錦濤とは決して良好な関係ではない江沢民が、なぜ共闘したのか。
40代で共青団トップを務めた胡春華は、有能な官僚として知られる。
習からみれば、共青団派は党内権力闘争の対極にある。元大学教師で、党内の各グループとも良好な関係にあった前重慶市党委書記の孫政才より、胡春華の方を優先的に失脚させたかったはずだ。しかし、そうはならなかった。
<中略>
習のグループは、広東省で起きたさまざまな事件を利用して胡春華の揚げ足を取ろうと画策したが、共青団幹部らが全力で守り、奏功しなかったとされる。
<中略>
江沢民グループとの関係も悪くなかった孫の突然の失脚。習による強引な人事が目立つ中、江沢民グループは生き残りを懸けて、そして何よりも習の長期政権を阻止するため、胡錦濤と手を組んだ。こうした見方が党内では少なくない。
<中略>
しかし-。党機関紙、人民日報の幹部によると、7月下旬、「習近平総書記の治国理念を徹底せよ」という趣旨の論文が、同紙に届いた。筆者は胡春華である。
「政治的影響力を考えれば真っ先に掲載すべきだが…。党中央にいろいろと考えるところがあるのかもしれない」。1カ月、棚上げされたままの胡春華論文。同紙幹部は首をかしげた。 (敬称略)
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次期最高指導部、政治局常務委員会の名簿はまだ決まっていない。なおも党内で激しい駆け引きが続いている。最終盤に入った中国共産党の権力闘争の行方を追う。
8/24に取り上げさせていただいた、「北載河会議」を経て作成されたとみられる習近平政権2期目のチャイナセブン(共産党中央政治局常務委員)の最新候補者リストでは、腐敗政治粛清の御旗のもとに習近平政権の専制化の為の政敵を駆逐することで多大な功績があり、チャイナセブンの定年を無視して次期も残るのではと注目去れていた王岐山の名前がないことが注目されました。
また、共青団派3名、習近平派は、孫政才を失脚させて「之江新軍」の"2階級昇進"させた、陳敏一爾を含む3名+習近平という勢力バランスというものでした。
習政権 次期チャイナセブン案 - 遊爺雑記帳
三つ巴の政局争いが、習近平・「之江新軍」 VS 胡錦濤・共青団派、江沢民・上海閥連合軍となってきた終盤。どう展開するのか、連載の続きが注目されます。
# 冒頭の表は、2015年3月時点での、今年秋の党大会人事候補予測
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