ロシアの対独戦勝記念日がそのピークである、プーチン氏等か、国民の意思を取りまとめる為に、盛んに使う、ナチスとの闘いとその勝利。
ウクライナ侵攻については、ネオナチから護る為のやむを得ない戦いだと。
しかし、プーチンが始めたウクライナ侵攻は、一般市民も含む無差別攻撃や、人道避難回路での選別、極寒シベリアへの移送等々、ヒトラーのナチがやっていたことと同じ。ウクライナに侵攻しているプーチンの露軍の方がナチス紛いと言ってきました。
なんと、歴史を紐解くと、スターリンの方が実はヒトラーよりも先にユダヤ人虐殺に手を染めていた。
ソ連では第2次大戦後、長らく大学に「ユダヤ人制限枠」が設けられ、プーチンが学んだ時期、レニングラード大学は、ソ連ユダヤ差別の一大中心になっていた。
ラブロフが学生だった時期つまり中東戦争真っ盛りの「モスクワ国際関係大学」も「ロシア的なるもの」が称揚され、「ヒトラーはユダヤ系」「最大の反ユダヤ主義はユダヤ人自身が振り回すものだ」といった表現が日常化していた可能性がありますと、伊東氏。
そこで生まれた、ラブロフ氏の発言。
「ナチスの独裁者アドルフ・ヒトラーはユダヤの出自」
これをロシア連邦の外相として発言するのは、72歳で締まりが悪くなっている、ラブロフの外交官としての質の低下を示すものでしょうと。
ロシアの国連常任理事国外しにつながる大湿原だと伊東氏。 . . . 本文を読む
注目のロシアの「対ナチス・ドイツ戦勝記念日」のプーチン大統領の演説。
戦果については、捏造は見送られて言及はなく。英国が発信源の「戦争宣言」もありませんでしたね。リハーサルでは飛んだ、ミグ29戦闘機の編隊飛行や、核戦争時に大統領らが搭乗する空中指揮機「イリューシン80」などの観閲飛行は、「天候不良」を理由に中止に。
プーチン氏は演説で、旧ソ連軍が愛国心からナチス・ドイツと戦ったと述べ、現在のウクライナ侵攻を正当化した。ウクライナ侵攻と独ソ戦を重ねることで、国民の団結を促すに留める、抑制的論調でした。
ロシア軍や保安機関の幹部が、プーチン氏に不満を抱えているという報道もある。クレムリンで何が起きているのかと夕刊フジ。 . . . 本文を読む
G7首脳は日本時間の 9日未明、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐってオンライン会合を開き、対露経済制裁の眼玉の、ロシアへのエネルギー依存脱却に向けてロシア産石油の禁輸に取り組むと表明しました。
サハリン1, 2に投資している日本はこれまで、石油や天然ガス禁輸に難色を示してきていましたたが、岸田首相は会合で原則禁輸措置を取ると表明しました。
「サハリン1」「サハリン2」の事業については、米エクソンモービル(エクソン)とイギリス&オランダの「ロイヤル・ダッチ・シェル」(シェル)は既に撤退を発表しましたが、日本は、商工会議所会頭や経団連会長の残留発言を聞き入れる岸田氏は、残留するという、自由主義陣営の流れに反する方針を表明してきたことは、諸兄がご承知のとおりです。
今回、遂にG7でも、石油の禁輸推進が決定されました。
天然ガスの禁輸については見送られています。ドイツ等で、依存度が高いことと、最後の留めの手段として温存の戦術との声が聞かれますね。
石油の禁輸について、岸田首相は席上、原則禁輸措置を取ると表明。これまでのサハリン1, 2不撤退との姿勢を転換するかと受け取れる様な、しかし、積極さの欠ける具体性の無い発言。
G7の他メンバーからは、冷たい視線との声が聞かれます。 . . . 本文を読む
プーチンが始めたウクライナ侵攻は、ウクライナ側の善戦を読み違えたことで長期化。
ロシアの敗北を予測し中国との関係に触れる記事がふたつありました。
ここでは、国家基本問題研究所主任研究員の湯浅博氏の記事を取り上げさせていただきます。
ロシアの戦術的な勝利はありえても、すでに戦略的には敗北を喫している。ロシア軍の甚大な損害、国際的な孤立、そして経済制裁によってモスクワの惨めな衰退は避けられないと、湯浅氏。
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米国の中間選挙が近づいています。バイデン政権の実績への評価と、次期大統領選への出馬が取沙汰されるトランプ氏の動向が注目されていますね。
ロシアのウクライナ侵攻について、「私の政権ならばこんなことは決して起きなかった。可能性はゼロ、ゼロ、ゼロだ」と、4月23日、米中西部オハイオ州コロンバス郊外で開かれた支持者集会でトランプ氏は言い切ったと、産経・ワシントンの大内氏。
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ロシアが2月24日にウクライナ侵攻を開始してはや2ヶ月半が経過。ウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の「二共和国」の独立を承認し、安保条約での要請により出兵の見え透いた旗を掲げ、一気に首都キーウまで攻め込んでウクライナを併呑しようしたプーチン。
しかし、ウクライナ軍と国民の頑強な抵抗で、今や深手を負ったクマと化したプーチン。
東部2州と南部の黒海沿岸の主要都市とに的を絞りなおしての攻防に変化。
5月9日の対ドイツ戦勝記念日にそれらの占領宣言し、侵攻の正当化を国内外に誇示しようとしています。
ところが、欧米諸国や、近隣諸国からのウクライナーの軍備等の支援と、ウクライナ軍の健闘で苦戦に陥っている現状。国内向けに誇れる戦果造りに汲々。費やした戦費は膨大。
国力が衰退し、あるいは混乱期には領土の割譲や勢力圏の縮小などが生起する。
消滅していた北方四島返還交渉。今が交渉復活のチャンスだと指摘しておられるのは、元陸相補の森清勇氏。 . . . 本文を読む
プーチンのウクライナ侵攻は、5月9日の対独勝利記念日に、侵攻の成果を国内に誇示せねばならないことから、東部のドネツク、ルガンスクの2州獲得に熾烈さを増しています。
しかし、ウクライナ側の抵抗が強く、2州の争奪戦でも、既に獲得したというアゾフスタリ製鉄所の在るマリウポリでさえ、未だに攻撃を続けているのが現状。
プーチンが始めたウクライナ侵略戦争ですが、欧米の自由主義陣営(経済のEU or 安全保障のNATO)との攻防の他に、ロシア正教会とウクライナ正教会との争いといった宗教の争いもあるのだとか。
宗教に関しては、全く疎いので触れていませんでしたが、ウクライナとロシアの今回の戦争では、切れない関係がある様なので、素人ながら、備忘録としてアップします。 . . . 本文を読む
プーチンのウクライナ侵攻。首都キーウの侵略に失敗した露軍は、当初、御旗に掲げた、東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の確保に戦力を集中し、戦果を挙げて、5月6日の対露戦勝記念日にプーチンが勝利を謳うとされていましたが、苦戦している様子ですね。
戦勝記念日のパレードは、モスクワだけでなく、注目のマリウポリでも行うとロシアは息巻いていましたが、中止。モスクワも縮小。
決戦場の東部の主要都市ハルキウ(ハリコフ)周辺では、約40キロ東の地点への後退を余儀なくされているのだと。 . . . 本文を読む
習近平の「ゼロコロナ」政策のかたくなな推進で、上海や北京での徹底したロックダウンが、連日TVのワイドショー番組を賑わしていますね。
秋に共産党大会を控える習近平は、掲げる「ゼロコロナ」政策を、ここで変更することはできないと、強行にロックダウン策を推進しているのですね。
そうだとすると、中国政府の今年の成長率目標「5・5%前後」は達成できるのか。
産経が、石平氏にインタビューしていました。 . . . 本文を読む
ロシアへの経済制裁が世界規模で行われていますが、米国の同盟国の多くは、石油・ガス輸出を対ロ制裁の対象とすることは見送り、インドなど他国の買い手はエネ価格が高騰する中で、安価なロシア産原油の輸入を大幅に増やしていたのが現状。
ところが、ところが、ロシア国営石油大手の ロスネフチ はここにきてタンカー船を埋めるだけの十分な買い手を確保することができず、輸出に急ブレーキがかかる事態が発生したと、WSJのJoe Wallace and Anna Hirtenstein 両氏の寄稿記事(以下、WSJと略称)
原油にかんしては、ロシアの輸出減少が構造的に進み始めている様子。しかも、一旦油井が閉鎖されると、閉鎖前の生産能力に戻すことは難しいとされるのだそうです。 . . . 本文を読む