杉山検校の福石 2011-02-07 | 藤沢 江ノ島市民の家の朱塗りの橋の手前に、杉山検校の「福石」がありました。 杉山検校は慶長15年(1610)に伊勢で生まれ、幼児で盲目になり、江戸に出て鍼医の修業をしました。 修業がうまく行かず、江ノ島にこもって21日間の断食祈願の後、帰り道で石につまづいて転倒失神し、 夢の中に現れた弁天様に援けられ、新しい管鍼の術を編み出しました。 徳川家斉の治療にも当たり、関東総検校の座についたようです。 杉山検校は48基の江ノ島弁財天道標を建立したことでも有名です。現在、14基が残っています。