毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

アイコン

2015年10月25日 23時30分28秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


前にもご紹介したことがある、津留晃一さんの 「豊かさの本質」




それまでずっと、自然が美しいから、人が優しいから、幸せだと感じるんだと思っていました。

でも、幸せは もともと私の中にあって、自然や人は それを呼び覚ますきっかけだったんだと知りました。

大事なのは もともとの自分を感じられること、きっかけの有無自体は それほど重要ではないんですね。




この見方が腑に落ちるようになると、外に見えるものに対する意識も 変ってきました。

美しい自然や 温かい心などは やはり大切にしていこうと思う一方で、否定的な氣持ちを刺激するものについては、時に 「アイコン」 として 距離を置き、醒めた目で見るようになりました。

この 「アイコン」 の捉え方が、昨今のさまざまな問題解決のカギだと思うのです。




たとえば、悪人の代名詞のように言われるヒトラーも、人間である以上、実際には 悪も善も 怜悧な計算も豊かな情緒も ひっくるめて内包していたことでしょう。

ただ、その中の悪の要素を突出させたと見られたことで、悪のアイコンとして語り継がれるようになった。




ここで注目すべきは ヒトラーではなく、彼を悪のアイコンに見立てる 私たちの意識のほう。

私たちみんな、彼と同じく 悪を含む 数多くの要素を持っています。

それが、ヒトラー = 悪 と決めつけ アイコン化することで、悪を外に追いやり、自分の中の悪から目を背けるようになった。

外から触れてくるものを通して 自身の内にあるものに氣づく代わりに、氣に入らないものをどんどん外に投影して、内側を見ることをやめてしまった。

そして、その結果生まれたさまざまな問題も、やはり外から解決しようとがんばっています。




私たちは最初、五感で感じ取る世界しか知りません。

この世界は、善悪 ・ 正誤など 真反対の価値観を一対として成り立っていて、私たちは そのあらゆる要素の中から 好きなものを選び出しては、自分の世界を創っています。

この世界がすべてだと思ったままだと、二極世界の性質上 どうしても争いを避けられず、しかも なかなか解決できません。




私たちひとりひとりが違う以上、選ぶものも築いた世界も 人それぞれで当然なのですが、自分と違う選択に 違和感を覚え、それが 相手への反感に転じるのは ままあること。

反発するほど 相手も強硬になるので、対立は深まる一方、結局どちらかが 力ずくで抑え込むしかなくなり、争いはどこまでも シーソーゲームのように続く。。。。二極世界ならではの光景です。




ほんとうに問題や争いをなくしたいと思うなら、外に投影していた否定的アイコンを 自分のこととしてして捉え直し、感じることです。

いくらそんなものは自分にはないと思いたくても、ほんとうになければ、それがそのように他者の姿を借りて 目の前に現れるはずがないのです。

感じることで 悪もまた 自分の意識が生み出していたと氣づくとき、内と外という二極の仕切りが消え、新たな視点が開けます。
























青い鳥と出会う秋

2015年10月25日 08時18分05秒 | 紡ぐ暮らし


昼夜の寒暖差の大きい日が続きますが、きょうから全体にぐっと氣温が下がるのだとか。

早朝からすごい風が吹いてたしなぁ (^_^;)

そろそろ冬物衣類出さないとね☆




最近、内外の内の占めるウエイトが大きくて、心の話ばかり書いていますが、毎日の暮らしもしっかり楽しんでます

ここ5日ほど、畑の手入れと 家まわり&石垣の草取りに精を出しました。

畑は、トマトとミニトマト ・ バジルは健在ですが、ピーマンはそろそろかな という感じ、あとの子たちは 寿命を迎えました。

ここしばらく内側に偏ったしわ寄せが 畑にいき、大根と唐辛子は いつの間にか消えちゃってたんだよね。。。ごめんなさい (T_T)

唐辛子は サヤが3つほどついた枝を収穫できて、来年の種だけはどうにか確保、大根はまだ種の余りがあるから、冬用にまた播くつもりです。

あと、畝を作り直して 高菜と春菊も播きました。

家の近くには ルッコラと青ねぎを。

パセリは、2年目のは種をもうけて枯れましたが、今年生えた分は かなり青虫に食われたものの、元氣です。

そうそう、フェンスにからんだ鶴首カボチャは、今年もずっしり見事な実をつけてくれました \(^o^)/

あとは 熟すのを待つばかり。




突然無性に食べたくなるものってありますよね。

私は 一番多いのがおにぎり、次いで温泉粥、オムライス、ナポリタンスパゲッティ、かな♪

つい最近、やたらとケチャップ味が恋しくなって、オムライスとナポリタンをたて続けに作りました

急に思い立ったので、ありあわせの材料でちゃかちゃかっとだったけど、いたく満足 (*^^*)

どちらにも、採れたてバジルをたっぷり添えて。




オリオン座流星群は 22日未明がピークだったそうですが、3時ごろ見に出たら、流れ星を見つける前に じわじわ広がってきた靄にさえぎられてしまい、23日は起きられず、おととい ・ 夕べは曇り。

月末近くまでは まだまだ見るチャンスがあるそうなので、あきらめずに待ちます (^_-)

寒くなると、その分空がきりっと澄んでくるから、期待できそう♪




このところ、散歩にあまり時間がとれなくて、往復40分ほどのショートコースばかりだけれど、冬の氣配が濃くなる前に 山の上のほうまでゆっくり歩いてみたいと思っています。

そろそろ編み物にも食指が動き出し、お楽しみも季節替わりの様相。

どれもこれも 他愛ないことばかりだけれど、心が安らぐと、日常のちょっとしたことに見出す喜びが 大きくなる一方、食欲や物欲は 反比例して小さくなって、いい具合です。

得たもの = 幸福  の公式の、分母が小さくなるほうのパターン、満ち足りるって まさにこういうことなんだな、と思います
欲しいもの




幸せって、新しいものをどんどん増やすことじゃなく、今この瞬間 どれほどのものに囲まれ 恵まれているかに 目を開くことなんですね。

幸せもまた、雲の向こうのお日さま同様、いつだって 完璧に ここにあったんだ、って♪

青い鳥を見つけるとは ほんとうの自分を取り戻すこと、と 身をもって再認識した、この秋です。