Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

トリックー劇場版

2006-11-04 | 日本映画(た行)
★★ 2002年/日本 監督/堤幸彦

「あかん…全然おもんない。」



これが面白かったら、ドラマも振り返って見ようかな、なんて思ったけど全くダメ。しょうもない小ネタやギャグが私のツボには全くはいらん。そういう人はもう全くもって問題外なんでしょう。まあこの手の映画を見てわかったのは、わたしは「内輪ネタ」があまり好きじゃないってこと。人気ドラマの映画化は、そのドラマが好きな人のためにある。当たり前っちゃあ、当たり前なんだが。

それでも、映画なわけだからドラマを観てない人もそこそこは面白くてしかるべきなんじゃないのか、といういらだちは隠せない。仲間由紀恵の「貧乳ネタ」なんて何が面白いのかさっぱりわからんし、神として登場する竹中直人もベンガルも何にも面白くない。神003の石橋蓮司のキレた演技だけが救いか。

もともと小劇場ノリが苦手な私としては、この奇妙なテンションが苦痛でしかない。しょうもないギャグを否定しているわけじゃないんだ。しょうもないギャグはしょうもないなりに可笑しい時もある。でも、これが堤監督のテイストなの?だとしたら、全く波長が合わないとしか、いいようがない。

村のたたりとか兄弟の間にできた子供とかって、もろ横溝作品を思い出すんだけども、パロディにもなってないし、中途半端すぎて一体何がしたいのか理解不能。一度もクスリとも笑えなかった。これ映画館で見てたら、絶対暴れてたな。