Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

春眠り世田谷

2009-07-04 | 日本映画(は行)
★★★★ 2001年/日本 監督/山田英治
「ダメ南朋がたまらん」


くすくす笑いが止まりません。そして時折爆笑。
ジャームッシュの「ブロークン・フラワーズ」を観た時に感じが似ています。
映画を作ると言って会社を辞めたのに、家でゴロゴロしてばかり。
出先で映画のアイデアを思いついては、妄想にふけるんだけど、
またそれがつまらん。つまらなさ過ぎて笑える。
そして、何をしても行き当たりばったり。
考えているようで、何も考えていない男。ああ、こんな男いるいるぅ。
毎日仕事がんばってるサラリーマン男性が見たら、
はらわた煮えくりかえる作品じゃないでしょうか。まさにそこがツボです。
でも大森南朋の魅力は全開。
整髪料をつけないサワサワのヘアスタイルでジャージーにパーカー。
「素」の演技で魅了してくれます。掘り出し物でした。