Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

白い肌の異常な夜

2016-12-18 | 外国映画(さ行)
★★★★ 1971年/アメリカ 監督/ドン・シーゲル

いや~変な映画だった。修道院に運び込まれる南軍のイケメン負傷兵(イーストウッド)に対して、男に飢えた女どもが次から次へと襲いかかる。手当すると見せかけて、どいつもこいつも色気まるだしで「抱いて、抱いて」の連続攻撃。しかし、ひとりの女に手を出したことが発覚するやいなや、恐ろしい展開に。第一印象としては、「これ、女ってこええ!」っていうかなり女性蔑視な映画じゃねーの?ってことで。

何度も言っていますが、物語が最終的に「だから、女って怖い!」と思わせるものは、基本的にミソジニー映画。てか、そう疑った方がいいと思ってます。ただね、本作それでバッサリ切っていいものなのかどうか、妙にむずがゆいものを感じるんですよね。だって、男の○○を切断するのって、要は女どもが男を去勢するってことだし。もう1回見た方がいいのかも。

で、面白いのはこれをソフィアコッポラがリメイクするらしいじゃないですか。いやあ、これはどういう視点で作るか楽しみですね。