Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

DOA/デッド・オア・アライブ 

2009-08-05 | 外国映画(た行)
★★★★ 2006年/アメリカ 監督/コリー・ユン
「ムッチムチがあっちこちで炸裂」


<story>世界的大ヒットゲームを映画化した痛快セクシー・アクション。世界最強ファイターの座を懸け孤島を舞台に繰り広げられる格闘トーナメントに参加した美しき女戦士たちの壮絶バトルを描く。
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くら~い邦画ばかり見ていた私がアクション映画に興味を持つようになったきっかけは、息子が空手を習い始めたこと。ガッツリ技が映える一流アクションムービーもさることながら、B級アクションもガハハと笑えて面白い。そのターニングポイントは、やはり「少林サッカー」でしょうか。そんな私がB級を語らせると右に出る者ナシのとある方に勧められたのが本作。

まあ、ストーリーもへったくれもないんです。ただ、ひたすらにムチムチバディのおネエちゃんが、息もつかせず殴る!蹴る!斬る!跳ぶ! ここまで徹していると天晴れという他ありません。次から次へとガチンコ対決が用意されていて、サービス満点。忙しい合間、頭からっぽにして見るには最適の映画じゃないでしょうか。

しかも、どのおネエちゃんも、足がちゃんと上がるし、カッチリ股割りできるし、ファイティングポーズの拳の握り具合も堂に入ってます。女優陣では、デヴォン青木しか知りませんが、その他の金髪のおネエちゃんたちも鍛え上げた体できちんと訓練されているのがよくわかります。やっぱり、これって大事でしょう?いくらワイヤーやCGでごまかせると言っても限界がありますもん。ケインもやればできる子なんだなあ…。

実は観賞前に懸念していたことがあって。B級アクションで女優がメインとなると、どうしてもいやらしい描写が出てくるんじゃないかなってこと。それは、ラブシーンを始めとするSEXYな描写というよりは、女を武器にしたりとか、女であるからこそ揚げ足取られるなんてストーリー展開。あの手のじめっとした話は時々女性としての感情を逆撫でされることがあります。

でも、本作はとにかく、Let’s Fight!なワケです。水着でビーチバレーなんてありますけど、それ以上でもそれ以下でもなく、実にカラッとしたもんです。小学生に見せられないようなラブシーンもないですし、おバカにサバサバしてるんですよね。そこが大変気に入りました。

ちなみに、世代的にはこのタイトル、つい台に上って踊りたくなりますな。。。


マルタのやさしい刺繍

2009-08-04 | 外国映画(ま行)
★★★★ 2006年/スイス 監督/ベティナ・オベルリ
「みんなマルタの夢にお付き合い」

映画館で見たくてたまらなかったのだけど、結局時間が合わずDVDにて観賞。

私も洋裁が趣味で、いつか自分の店を開きたいという夢があるので、かなり前のめりで見てしまいました。でも作品としての完成度を問われると、正直すごくオーソドックスよね。年寄りが一念発起して新しいことにチャレンジするけど、保守的な反対派おやじ達がいて、一度はチャレンジが頓挫する。でも、最終的にはオヤジどもをギャフンと言わしてスッキリ、ジ・エンド。予想通りの展開過ぎてあっけにとられちゃったりして。でも、この手の作品って素直で真っ当だからこそ、観客の心に響くのかな、なんてことも思うのです。

マルタおばあさんが久しぶりに街に出て、手芸屋さんでいろんなレースを見てうっとりするでしょう?あの気持ちは本当によくわかる。私も生地屋さんに行くと、目がトロ~ンとして、この生地ならふんわりワンピース、この生地ならかっちりスカート、ってめまぐるしく「できあがりの図」が頭を占領してちょっとしたハイ状態になるんです。この勝手に沸き上がるイマジネーションほど、自分を突き動かすものはないよねえ。この作品とは似ても似つかぬスタイルの大森南朋主演「春眠り世田谷」。あれの場合は映画を作りたくて会社を辞めちゃったけど、何をするでもなく家でゴロゴロ。ただ、彼もイマジネーションは沸き上がるのよ。そして、そいつが語りかけるのよ。「オマエならできる。やるのは今しかない」って。

結局、その抑えきれぬ衝動がカタチになるのは、協力してくれる友人、応援してくれる友人がいてこそなんだよなあ。ちょっと辛気くさい話だけど(笑)。ひとりで空回りしている春眠りの大森くんに対して、マルタの周りには「アンタの夢に付き合ってやろうじゃないか」って人々が集まってくる。それは、マルタのランジェリーをステキと思っているかどうかなんて、関係ないのよ。なので、本作はひとりの老女が昔の夢を取り戻す話でありながら、人は夢を実現しようとする人に吸引され、バックアップしたくなる生き物なんだってことを示されて、嬉しくなってしまった。

色とりどりの花が咲く、スイスののどかな町の景色もとても美しい。「店を開きたい!」「○○になりたい!」なんて、抑えきれぬ気持ちを味わったことのある人はきっと堪能できると思います。皺だらけのマルタおばあちゃんがひと針ずつ縫った美しい刺繍のランジェリー。私だって、ネット通販で買いたい!



キキョウ

2009-08-03 | 四季の草花と樹木
ようやく梅雨明けですかねえ…。
いやあ、長かった。私は本当に梅雨が苦手で、
この1週間ちょっと体調を崩してしまいました
仕事も超忙しいし。ゆえに更新、全くできず…。

今日からギラギラ太陽が照りつけ、ちょっと外に出ただけで汗がダラダラ。
暑くてヤなんですけど、どうも体の調子が上向きなのを実感
私の体、どんだけ梅雨に弱いねん!って感じ。
やっぱり、前世はヨーロッパ人なのよ。なんつて。

夏の庭は、草むしりがまったくできずボーボー状態。
写真は桔梗。
比較的背丈の低い種で一昨年植えましたけど、順調に株が大きくなっています。
しかも、次から次へと咲いています。
かれこれ、3週間くらいは花が続いているのでは?
こんなに花期が長いなんて嬉しいなあ。