【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

百箇日法要に杜若

2008-05-19 | 折々の花


よく手入れされたお寺のお庭は陽が射し込んで木々の緑がいっそう鮮やかに映えておりました。
お部屋でお茶を接待していただいて談笑しているうちに本堂のほうから大きく打ち鳴らす鐘の合図でそろりそろりと本堂へ向かいます。
舅の百箇日法要がありました。

法要の後の住職さんのご法話がいつも楽しみなんです
いつもわかりやすく、フムフムと説得力大のご法話なんです。
「今回は迷信や占いについてお話しましょう・・・」
実例を挙げられてわかりやすくお話されていかれます。
お釈迦様や法然上人も登場されます。終わって「ほぉ~~そうなんや~~」とみんなの顔つき・・・・・

お墓参りの後、大田神社へ・・・

この神社は上賀茂神社の摂社で、長寿や芸能縁結び(へえ~~~~)の神さまで知られている。上賀茂神社から東へ歩いて10分。

平安朝の時代よりチョー有名だったという杜若が、いまだ野生のマンマ、この時期になれば濃い紫色の花を咲かせる貴重な群生地があります。
参道入り口の脇にある大田の沢がそこです。

大田の沢には古くからの言い伝えがあり、雲ケ畑の池と底でつながってあり、水が枯れたことがないと言われておりましたが、旱魃のときは沢の水が枯れてしまい、井戸水や水道水により旱魃から守ってきました。
又、このかきつばたは「池に手を入れると手が腐る」と言い、人が花を持ち去るのを戒めてまいりました(池の傍の看板より)


行ってみてビックリ、柵がこしらえてありました。前には無かったのに・・・・
「神山(こうやま)や 大田の沢のかきつばた ふかきたのみは 色に見ゆらむ」
平安の歌人藤原俊成(しゅんぜい)は、紫一色だけの花を縁結びの神にかけて、ふた心のない思いを詠んだ。

「凛と咲くかきつばたのように気高くあれ」という言葉をどっかで聞いたことがあります。
杜若の花言葉は「幸運は必ず来る」
杜若、大好きな花の一つです。


【おまけ】
杜若 アヤメ科アヤメ属
かきつばたが水を好むのに対し、あやめは陸を好み、かきつばたが5月に咲くのに対ししょうぶは6月に花をつけます。