【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ぶらり一人歩き~大沼湖畔:函館ベイエリア~

2011-06-12 | 旅行
札幌から鹿部(函館本線)まで移動です
札幌から鹿部って、結構遠かったです。(290Km:4時間45分)
(おおよそ、京都駅からだと、静岡と浜松の中間で掛川あたりでしょうか)

鹿部駅にはKさんご夫妻が・・・
「いらっしゃ~い ようこそ~~」

翌朝、窓を開けると、湿った空気?霧雨のよう・・・
どうしようかなぁ・・・
大沼公園にぜひぜひ行きたくって、6時前に起きたんです。
前の晩も
「わんちゃんとは、いっぱいお話ししたいけど、明日大沼公園に行くのなら朝早いしもうお休み」ってKさんたちとのおしゃべりも早い目に切り上げたんですよ。

早朝のウチの中はシ~ン・・・
朝食はパパッと済ませて、取りあえず出かけることに・・・
Kさん宅から5分ほどでゴルフ場に、
ゴルフ場の駐車場を横切れば鹿部駅へは近道なんです。

ゴルフ場では皆さん、スタートの準備をしてはります
クラブハウスの前でキャディさんに出会い
「こういう天気ってどうなんでしょうか?晴れます?それとも雨足が強くなるとか?」
「う~~ん、この辺は海が近いからねぇ、いつもこんな天気が多いよ、他は知らないけどぉ・・・」
と、いうことは?海から離れたら雨は降ってないかも?

鹿部から一つ隣駅の銚子口で降りて(おっ!雨は降ってないぞラッキー)大沼公園の方へ・・・

一昨年の初秋に歩いた同じ道を歩きました
こちら

大沼湖畔をテクテクテク
クルマバソウ見っけ、以下のお花たち、出合った順番です。

クルマバソウ (車葉草)アカネ科




茎は高さ10~30cm
直立し途中で枝分かれすることがない。
葉は6~10片輪生
押し葉にすると、葉っぱは緑色に乾き、クマリンの香りがある
クマリンの香りって?
クマリンは桜餅の香り成分として知られている、そうです。

マイヅルソウ(舞鶴草) ユリ科




二枚の葉(ほぼハート形)、白い小さな花がカワイイ!っていうか、愛らしい。
ツルが舞っているような・・・に見えるというのですけど。


シロバナエンレイソウ (白花延齢草)ユリ科 別名:ミヤマ エンレイソウ



花びらは白色でまれに淡紫色のものがありムラサキエンレイソウという
と図鑑に載ってます、ウ~~ン・・・

ムラサキエンレイソウはシロバナエンレイソウのうちの紫がかったものにつける品種名ですから、
シロバナエンレイソウまたはミヤマエンレイソウでいいと思います。

ハイ解りました

エンレイソウ(延齢草) ユリ科


湿り気のある林の中に生える多年草です。
茎の先に 3 枚の葉を輪生し,その先から花柄を出して花をひとつつけます。


マムシグサ(蝮草)サトイモ科 の仲間


茎の模様でマムシグサかな?と思ったんですけど・・・
コウライテンナンショウかも?
それで、マムシグサの仲間と・・・


チゴユリ (稚児百合)ユリ科




茎頂に、長さ1~1.5センチの白色の花を1~2個下向きにつける。
可憐な小さな花を稚児にみたて、この名がある。

コンロンソウ(崑崙草) アブラナ科




(崑崙草)と書かれるが、これは中国でのよび名ではないですよ。
中国の西部に崑崙山脈(クンルンシャンマイ)があり、ここは標高6,000m以上の高山が200峰以上連なる、約3,000kmにも及ぶ大山脈です。
牧野新植物図鑑には「白い花を崑崙山の雪と見立てたものか」とあります。
群生してそろって花をつけると、まさにまさに・・・

アマドコロ(甘野老)ユリ科





このお花と間違いやすいのが、ナルコユリ、ホウチャクソウ
お花の咲き方を見てなんとなくアマドコロと思いました。

日本名はトコロに似た地下茎に甘味があることによる⇒検索入門野草図鑑により

クサノオウ(瘡の王) ケシ科


和名は皮膚病の一種である瘡(クサ)の優れた治療薬であることから、「瘡の王」であるとの説がある。
瘡:クサ(皮膚病の一種)とは丹毒(たんどく)のこと。
クサノオウの方言に、チドメグサ(血止め草)、タムシグサ(田虫草)、イボクサ(疣草)、ヒゼングサ(皮癬草:皮癬=疥癬)など皮膚病と関係の深い名前で呼ばれていることがあると聞けばナルホドです。
しかしですね、「薬と毒は紙一重」
毒性の方が強く、多量に服用した場合には酩酊状態、嘔吐、昏睡、呼吸麻痺を引き起こし死亡することもある、と教えていただきました。
結構、身近な道端や土手、里山に生えているので、気ぃつけなアキマセンね


大沼湖畔を歩きながらお昼は素敵なお店を見つけました






道路沿いの原野の中に一軒、とてもオシャレ・・・


大沼駅までまたまたお花たちや虫たちを撮りながら・・・




1時間以上に一本という列車もなんのその待ち時間の間に駅の周りをブラブラブラの楽しみ十分に体験しましたよ。
鹿部駅に帰り着くとラッキーなことがありました
ゴルフ場のそばのホテルの送迎バスがたった一人のお客さんのために迎えに来てたんですよ
「スイマセ~ン 便乗させてもらっていいですか?」

その夜のこと、Kさんが時刻表を繰りながら
「鹿部発8時37分に乗らないと12時30分まで函館行は無いよ、遅い方やったら飛行機に間に合わないねぇ、早い方に乗って函館でブラブラする?」
「そうですねぇ ちょっと見学してみようかな?」
「函館に着いたら、まず、空港行きの送迎バスの時間確かめてね、空港まで20分ぐらいかな?荷物はまず駅のコインロッカーに預けるといいよ、バス停に10分前くらいに行けるように段取りすれば、結構函館の街ゆっくり回れると思うね」
翌日鹿部駅まで送っていただいて函館ではKさんたちのアドバイス通りに行動したわんちゃんでした











なぁ~んか、異国を歩いている気分に浸ってましたよ。

「馬車の中」 石川啄木

花咲かず、雨の降る日の街をゆく馬車の中なる年若き我は旅人。
わが泣くをとがめ給ふな。
函館の少女子(おとめご)達よ、煙草吹く年寄達よ、情(なさけ)ある乗合人よ、
わが泣くをとがめ給ふな。
そそけたる髪に霜おき、皺深く面(おも)痩せはてし
貧しげの媼(おうな)の君ぞ、わが側に座りたまへる。
よく見れば、さにもあらねど、その鼻、ああ、故郷に
ただ一人居給ふ母に いと似たり。
縞目もわかず褪せし衣(きぬ)、そもまた似たり。
袖口のきれしも似たり。
など、かく、と、そは我知らず、見れば、ただ涙し流る。
年若き我は旅人、
わが泣くをとがめ給ふな、情ある乗合人よ。

↑ 道草さんよりいただきました。

街路樹も・・・
ベニバナトチノキ(紅花栃の木) トチノキ科



たら~と、下向きに咲いてるのと違って、ド~ンと上向いて咲いてる姿は堂々としてるなって・・・

ナナカマド(七竈)バラ科



秋に北海道で真っ赤な実をつけているナナカマドに出合ったことがありました
紅葉も見事なモンです。



午後の飛行機でした



飛行場のショップで海鮮寿司とヨーグルトを買って飛行機の席でお昼にしました。
北海道はお魚が旨い!!



「関空に無事到着、こちらは良いお天気で早速半袖っす。いっぱい楽しかったです、中身はblogで・・・1週間ほどかかりますがお楽しみに。また来年もお伺いできたらなぁ・・・ってせつに思います」
「安心しました、お疲れ様でした、時々、鹿部のこと思い出してくださいね、お元気で・・・秋に奈良でまたお会いしましょう」

一人旅珍道中北海道編:完