【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

植物観察会~童仙房初夏編①~

2011-06-15 | 木津川市植物同好会
5月中旬に童仙房での植物観察会に参加してまいりました、その日の様子です

童仙房は春・夏・秋と何回訪れても飽きることのない植物観察には最高の地です。
木津川市植物同好会の5月例会でした。
加茂支所から和束町を抜けて童仙房に入ります
車の窓から移りゆくのは、まさに「山笑ふ」のごとし・・・
目に優しい緑・緑・緑(木々の緑色もいろいろあるなぁ・・・とか思いながら)
童仙房は広いンで、ポイントポイントで車から出て観察します。
以下、観察した順番に・・・
オオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)ウマノスズクサ科

ちょうど花が沢山咲いていました。
「京都ではここ以外に宝ヶ池で見ることができます」と、N先生がおっしゃってました。

そばに、ちっちゃなリンゴのようなモンが目につきました
コナラメリンゴフシ( コナラ芽林檎附子)

これは花でも実でもありませんナラメリンゴタマバチ( ナラ芽林檎タマ蜂) が作る虫こぶです。

またちょっと視線を動かすと、
サルトリイバラ(猿捕り茨) ユリ科

サルトリイバラのお花に出合うことができ、カンゲキ。
お花は初対面なんで・・・

ミツバアケビ(三葉木通、三葉通草)アケビ科

えっ?こんな小さな可愛いお花からあの実が?ですか?

オオイタドリ (大疼取)タデ科

道路のわきに、オオイタドリが居ました、わんちゃんの腰の高さぐらいまではあったでしょうか?

ムネアカオオアリ(だと思う)がオオイタドリの蜜腺から出ている蜜を舐めにきてるとこでした、甘いのかな?


車で移動しましてね、駐車場は池のそば、そのそばには確か、4月頃には水芭蕉が・・・
ジシバリ(地縛り) キク科


ニガナ(苦菜) キク科


ミツバツチグリ (三葉土栗) バラ科


ヒメハギ(姫萩)ヒメハギ科


クチナシグサ(梔子草)別名: カガリビソウ(篝火草)ゴマノハグサ科

果実がクチナシの実に似ている
スゲの仲間に半寄生する、と、教えていただきました。

チゴユリ(稚児百合)ユリ科


カキドオシ(籬通) シソ科

籬通の籬とは?ちょこっと気になりまして
籬(まがき)は、竹や柴などで作った目の粗い垣(かき)を言います。

駐車場から少し歩いてお寺の方へ
大きなホオノキが花をつけているのに出合いました
高~い木の枝で大きな葉っぱの隙間から・・・
ホオノキ(朴の木)モクレン科





廃校になった小学校の付近で車から降りて観察
近くの川の中に居た今や絶滅危惧種に指定されているエンコウソウ
エンコウソウ(猿猴草) キンポウゲ科

今の時季、ここへ来ると元気なエンコウソウに出合えるってほっとすると同時にとてもうれしく思います
名前の由来は黄色い花をつける花茎が猿の腕のように伸びるからだとか。

田んぼの土手には
フデリンドウ(筆竜胆)リンドウ科

このお花はお天気が良くないとアカンのですよ。

車で移動して野殿・六所神社へ
境内では見事に花をつけたツクシシャクナゲを愛でながらのお弁当タイム




これらの他に午前中に観察したお花たち
ヒカゲノカズラ、ヒロハコウガイゼキショウ、ハナニガナ、


昼食後は車で移動
次なる目的地は?
滝のあるところへ・・・
そこででも絶滅危惧種に遭遇

つづく(木津川市植物同好会) ⇒こちら