【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

伊吹山PART①:コバノミミナグサ、イブキノエンドウ、クサタチバナ、グンナイフウロ 2011.6.12

2011-07-06 | 折々の花~伊吹山~
滋賀県と岐阜県の県境にそびえる伊吹山(標高1377m)。
その山容は美しく、「日本の百名山」のひとつに数えられています。
「山野草・高山植物の宝庫」として知られ1300種にも及ぶ多数の植物たちが息づいています。
薬草の種類も多く、民間薬草として伝えられたもの280種、局方生薬(医薬品として認定されているもの)は19種あるとされてます。
「伊吹艾(いぶきもぐさ)」の原料となるオオヨモギも、全山に見られます。
特に5合目以上に樹木が少ない事と、降雨・霧が多いことがたくさんの草花(草本植物)の命を育む理由となっています。
(伊吹山:花のガイドブックより)

6月の中旬に伊吹山に行ってまいりました
伊吹山ドライブウエイを利用して山頂駐車場(終点)に到達すれば、そこからは徒歩で山頂を目指します。
定番として西遊歩道から登り東遊歩道から駐車場に下ってきます
初夏の伊吹山は
真夏のお花畑
のように色とりどりというワケにはいきません、でしたが伊吹山でしか・・・的なお花に、いっぱい出合うことができました。


コバノミミナグサ(小葉の耳菜草)ナデシコ科


伊吹山の特産種で絶滅危惧種と載ってます。
ミミナグサ類の多くは花びらの先が2裂するため、5枚の花びらが10枚あるように見えてしまいます。
「ネズミ類の小さな耳」を思わせる葉の形
「雄しべの花糸に生える毛」がポイント
と図鑑に載ってますが、この写真ではそのどちらも???トホホです。


イブキノエンドウ(伊吹野豌豆)マメ科


「織田信長がポルトガル人に命じてつくらせた薬草園」を証する植物とされてます、けど、このイブキノエンドウは薬草にされてないです。
ウチの近所ででもよく見かけるカラスノエンドウにちょっと似ているかな?
「日本では北海道と伊吹山だけしかみられませんよ」って教えていただきました。


クサタチバナ(草橘)ガガイモ科




写真を見ててタチバナ繋がりでミカンの花に似てるかも?
でも、ミカンはミカン科
クサタチバナはガガイモ科
ちょっとした風でさえフワフワと揺れていました。


グンナイフウロ(郡内風露)フウロソウ科




「郡内」とは山梨県東部(桂川流域)を指し、その地域で発見されたのが名の由来とされてます。
中部地方以北で見られるお花、伊吹山が分布域の南限です。
この日、伊吹山山頂の行くとこ行くとこで出合いました。
伊吹山で出合えるフウロソウ科フウロソウ属の
ヒメフウロ、ハクサンフウロ、エゾフウロ、ゲンノショウコ、ミツバフウロ、イブキフウロなどと比べてもグンナイフウロは一番大きい花を咲かせるって聞きましたよ。


ミヤマイボタ(深山水蝋)モクセイ科・別名:イボ取りの木


寄生したイボタロウカイガラ虫が作るロウを採取(イボタ蝋と呼ぶ)
「肌のイボ取り」や「家具のツヤ出し」に用います。
良く似たのにイボタノキがあります。
イボタノキの葉先は丸くミヤマイボタの葉先は尖がっている・・・と、図鑑には載っているのですけど・・・・・

ウリノキ(瓜の木)ウリノキ科




伊吹山登山道1合目の手前辺りで出合いました。
大きな葉っぱが重なるようになってて下からのぞくとお花が見えました
この大きな葉っぱが瓜の葉っぱに似てるということでウリノキ・・・
「果実は8~9月に藍色に美しく熟しますよ」と教えていただきました。
写真を見せていただいたのですが、やっぱりね「藍色に美しく」の美しい実を見てみたいモンです。

「3合目にも花が多いようですね」って話題になったことがありました、けど
この日は伊吹山登山道の1合目あたりで引き返しました

伊吹山PART② に続く