【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

伊吹山PART②:ウスバシロチョウ 2011.6.12

2011-07-09 | 

6月の伊吹山は去年7月末に訪れた時のように色とりどりのお花たちが・・・というイメージでは無かったですが、山の緑が目にとても優しいでした。




花を訪れる虫たちにもカメラを向けてましたね


ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ):アゲハチョウ科
大きさ (前翅長)24~32mm





「一夏のいのち生きるや揚羽蝶」道草。
↑ 道草さんアリガトウです。


シロチョウという名が付いていますが実はモンシロチョウよりもやや大きくアゲハチョウの仲間です。
半透明の翅、胴体には細かい毛がはえている、でしょ?
北方系のチョウと教えていただきました、ナルホドです、毛深いです。
ちょっとぐらいカメラを近づけても、じぃ~っとしてくれてましたね・・・。
なかなかオットリ型の蝶々さん。



6-12伊吹山(虫)PhotoStory1_1.wmv


アオカメノコハムシ:ハムシ科=大きさ、7mm~8.5mm
キシタトゲシリアゲ:シリアゲムシ科=大きさ、 前翅長13~14mm
クロボシツツハムシ:ハムシ科=大きさ、4.5~6.0mm
ヒメシロコブゾウムシ:ゾウムシ科=体長、13~16mm
ウスクモナミシャク:シャクガ科=開張 、19~24 mm
アザミグンバイ:グンバイムシ科=体長、3~4mm
カツオゾウムシ:ゾウムシ科=体長、10~12mm.
ハサミツノカメムシ♀:ツノカメムシ科=体長、15mm
たぶん?ヒトスジマダラエダシャク:シャクガ科=開張、30~35mm
ヒメギス(幼虫):キリギリス科
ホソオビヒゲナガガ :ヒゲナガガ科=体長(胴体のみ)10mm程度
マメドクガ(幼虫):ドクガ科
コブヒゲボソゾウムシ:ゾウムシ科=体長、5mm
キンイロジョウカイ:ジョウカイボン科=2cm


「虫たちの名前調べをそよかぜさんにご協力いただきました、そよかぜさんアリガトウございます」


遊歩道の脇ではたくさんのお花たちに出合うことができました。
6-12伊吹山PhotoStory1.wmv

ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科
イワニガナ (岩苦菜 別名:ジシバリ)キク科
サワギク(沢菊) キク科
ツルキジムシロ (蔓雉筵)バラ科
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) アブラナ科
ヒメレンゲ (姫蓮華 別名:コマンネングサ) ベンケイソウ科
イブキヤマガラシ(伊吹山芥子)アブラナ科
ノミノツヅリ(蚤の綴り) ナデシコ科
イブキハタザオ (伊吹旗竿)アブラナ科
キクムグラ (菊葎)アカネ科
ナヨクサフジ(弱草藤)マメ科
オドリコソウ(踊り子草) シソ科
ヤマトグサ(大和草)ヤマトグサ科
マムシグサ(蝮草)サトイモ科


遊歩道で花を撮りながら移動していると、カッコウ、ホトトギス、ウグイスたちが盛んに囀っていましたし、山頂の駐車場から、ちょっと離れた枝先でマミジロが元気に囀っていました。

山頂からドライブウエイを下っていた時、山肌のところどころにピンクのお花が目立ってました
車を止めて、近づいてみると

タニウツギ(谷空木) スイカズラ科


緑の木々の中で結構、目立ってました。

【おまけ】
夏は太平洋上から「太平洋の湿気を含んだ風」が日本海へ抜けようとし、その際に伊吹山にぶつかり、「持っていた多量の湿気」を吐き出します、それが、雲や霧になるのです。
春~夏期の伊吹山では雨や濃厚な霧が多くなります。
この気候が伊吹山の植物たちを育んでいます、と教えていただきました。
去年7月上旬に訪れた時には8合目あたりから濃霧、山頂では雨混じりの強風、
お花たちの観察どころじゃ無かったです、ナルホドこれなんですね。
冬季には日本海を渡ってきた風が伊吹の山肌を打ちつける状態、それが日本海側に分布する植物たちを観ることができるんです、とも教えていただきました。

伊吹山の山頂は石灰岩地、そして特殊な気候が伊吹山限定のお花たちを育んでいるとも・・・・・。