【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

祇園祭宵山

2011-07-18 | デジカメ紀行
「わんちゃん、メールはお久ぁ~~、元気そうやねぇ」とJunkoさんからメールが入りました
blog【わんちゃんの独り言】の愛読者なんですよ(有難いです)
祇園祭の宵山に行こか?ということになり行ってまいりました
四条通に出ると歩道はラッシュアワーのように身動きできない状態、スゴ~イ人・人・人
急きょ四条通の一部が半分歩行者専用に規制されました
(14~16日夕方6時より四条通、烏丸通 歩行者専用)


やっぱ、長刀鉾でしょ
長刀鉾(なぎなたぼこ)巡行順:1番
(京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町)




この鉾は古来 「くじとらず」の名があるように、山鉾巡行の先頭を受け持つ鉾。
鉾先に疫病邪悪をはらう長刀をつけている。
創建は、嘉吉元年(1441)説がある。
真木は全長20メートル。
現在、生稚児が乗る唯一の鉾である。
前懸(まえかけ)、胴懸(どうかけ)はインドや中国などの絨毯です。





長刀鉾のすぐそばでグッズ販売の声が入り乱れて聞こえてきます
何かを買い求めたら長刀鉾の上に上がれるんです、
ということで、
「チマキは、もう売り切れやてぇ、ほんならタペストリーにしよか」



「ハイハイお母さんたちはこっちこっち」となんともせわしない・・・
2階に上がると、ちょっとした美術館のようです。



17日の鉾引きの時に長刀鉾の周囲に飾る(ぶら下げる)織物です

2階から歩道を渡る橋の手前に、こんな札が






長刀鉾だけ女子は入れないんです、男子はちっちゃな男の子でもパパと一緒に渡って行き鉾の中に入って行きました、そしてこっちのママに向かって手を振ってましたね。


上から眺めると歩道は人で溢れてます



1階に降りて「ちょっと涼もうか?」ヒヤッとしててまぁまぁです。
「もう、十分涼まはりましたかぁ?つかえてますんで順番に外の方へ出ておくれやすぅ、、暑いんでホンマに気の毒はんなことですねんけどぉ~」
ま、どこの鉾も山もこんなカンジでした。


函谷鉾(かんこほこ)巡行順:5番
(京都市下京区四条通烏丸西入函谷鉾町)




鉾の名は 中国古代史話、孟嘗君(もうしょうくん)の故事に基づく。
戦国時代、斉の孟嘗君は秦の昭王に招かれ、宰相に重用された。
しかし讒言(ざんげん)によって咸陽(かんよう)を脱出して、函谷関(かんこくかん)まで逃げたが、関の門は鶏が鳴かねば開かない。
配下が鶏の鳴き声をまねたところ、あたりの鶏が和して刻をつくったので見事通り抜けたという。
真木は22メートル。
鉾頭に、三角形の白麻を張り、先頭に三日月が上向きにとりつけられる。
前懸は旧約聖書創世記の場面を描いた十六世紀の毛綴(けつづれ:タペストリー)で重要文化財





菊水鉾(きくすいほこ)巡行順:17番
(京都市中京区室町通四条上ル菊水鉾町)




町内にあった菊水井戸にちなんで名づけられ、鉾頭には天に向いた16菊。
この鉾に限り「菊水」と篆書が掘り出した額がつく。
昭和27年88年ぶりに再興され、以来、年々装飾が充実し、昭和の鉾としての偉容を示している

それからぞろぞろ歩きながら
月鉾、霰天神山(あられてんじんやま)、南観音山、北観音山と巡りました。
ちなみに山鉾は全部で32基あるんですよ・・・




四条通や烏丸通は夜店の準備中でしたが、脇道の室町通や新町通りではすでに縁日真っ盛り、焼きトウモロコシ、たこ焼き、お好み焼き、フランクフルトソーセージ焼き、綿菓子等々熱気で、熱~~い
室町通では祇園祭限定とかの衣類、雑貨などの大売出し中
「ま、ちょっとひやかして行こか?」と、並ぶお店を出たり入ったり
和装関連のモノが多かったですね。
「わぁ、コレ可愛いわぁ」ってJunkoさんは縮緬で作った袋ものを買ってました。


 ◆屏風祭り 

京都の祇園祭は別名「屏風祭」とも言われ、山鉾町の旧家が座敷に屏風を飾る習わしがあります。
祇園祭期間中の7月14日から16日の宵山までの間、各山鉾町の旧家や老舗で、美術品などの所蔵品を一般公開する「屏風祭」が開かれます。
京の町衆の教養や財力の象徴ともいえる逸品に触れる貴重な機会だけに、山鉾見物と合わせ、見逃せない催しの一つ、ということで、外からお家の中を見せていただきました。














 ◆祇園祭のちまき 




祇園祭の「ちまき」は、厄除けのために各山鉾町で売られています。
ちまきが厄除けの役割を担っているのは、八坂神社の祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)が旅の途中でもてなしてくれた蘇民将来(そみんしょうらい)に対し、お礼として「子孫に疫病を免れさせる」と約束し、その印として「茅(ち)の輪」を付けさせたのが始まりと言われる。
その後、茅(ち)の輪」が変化して「ちまき」になったのでは-とされている。
授かったちまきは、家の門口につるしておき、翌年の祇園祭で新しいちまきと取り替えるまでの1年間、厄除け・災難除けとして重宝されている。
祇園祭のちまきは、食べ物ではないですよ。
通常は、ササの葉をイ草で巻き、束にして作られる。



玄関口のホラ鴨居にチマキが・・・


【おまけ】
2011年07月17日 祇園祭山鉾巡行
祇園祭・山鉾巡行


「祇園まつり」 田中国男

いまはもうあんさん
なんですわ
昔のことおもうと
祇園まつりも
かわったもんどす
わたしら娘じだいには
祇園まつりちゅうたら
いちねんのうちで
いちばんのたのしみどしたわ
祇園まつりちゅうたら
着るもの
なにに染めよか
おひるなにを着よか
ばんなにを着よか
ゆうてな
ぼんぼりのところやろ
そらもうきれいどしたな
室町どおりは
みな屏風まつりどっさかい
そこにうろうろしとおいやすのが
そらもう
絵巻物みたいなものどしたわな
あのころは
おまつりとじぶんちゅうもんが
ひっついていましたけどな
もうとおいとおい
昔になってしもて
祇園まつりが
じぶんのすがたやったんどすけどな
もうおまつりのよさ
わからしまへんわ
時代のながれどすやろか
もう あんさん
へえ なんどすわ
むかしのことは
わたしらぐらいの年寄りしか
わからせしまへん
わからしまへんやろな

↑ 道草さんからいただきました。