うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

煙雲館の庭

2015年12月01日 05時27分26秒 | ランドスケープデザイン
3月の彼岸前に市内の被災地巡りをしていて思わず寄って以来、この次は桜を見になどと思ってからそのままになっていた。今回、わたしは思い立ってうかがう。元々、紅葉は期待せず。持ち主は地元の名士、伊達藩ゆかりの先祖で初代市長をつとめたそうである。
 日本庭園は当地では皆無に近いと思うが、(個人所有の庭は不明である)、地元新聞のニュースで庭園改修に京都をはじめとして全国から庭師が集まったと聞いた。入園料はただ、気さくな女主人に声を掛けられて座敷に上がり込みお茶をご馳走になりながら、談笑をする。
 文化庁の文化財担当者も来たらしくて、その時は実習を兼ねたもので作業は30人で10日間かかったそうである。多分、手弁当のボランティアである。
 ここは周囲より10数mは高台にあり、津波の震災時は避難地になり、眼下一面の住宅地、漁港は全て流された。

 わたしは、庭園内を遊びながら駈けずりまわる子らの心配をするおばあさんを気にしつつ早々に辞去する。日暮れ近いしじまには肥えた カモシカ 一頭が庭の周りでたむろしている。前回も見た筈だ。
 わたしの印象ではこのクラスは京都や地方よりも鎌倉の寺社庭園に多かった気がする。当時は研修と称して、部下を連れて何か所も回った。ここは石州流か。

 今の時期に咲いている花は、侘助椿(太郎冠者?)、茶、白花の山茶花のみである。
            

            

            
            
            

            

            

            

            

            

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