うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

珍しい花壇草花4--?

2008年08月29日 03時22分44秒 | ガーデニング・庭づくり
 珍しい花壇草花の第4回目です。これは花木です。
 今回は鉢植えでご紹介、この樹木はなんでしょうか。海外に行かれた方、在住されたご経験のある方はお答えください。もちろん、植物に詳しいと自負される方も、お考えください。

 1.南米原産、常緑性の大きくなる木本です。
 2.ノウゼンカズラ科○○○○属、対生羽状複葉、花はトランペット咲きです。
 3.おもに南半球の国々の街路樹として有名です。
 4.日本でも、まれに屋外で春先から初夏にかけてこまかく咲き乱れる紫色の花を見ることがあります。海外ご当地の在住日本人の間では、ソメイヨシノの花見のように親しまれております。

ヒントのおまけです⇒
 5.日本名は桐擬き(きりもどき)です。

 解答は、一週間後にここへ書き込みます。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンテナガーデンの試み--初秋を迎えて

2008年08月28日 06時14分33秒 | ガーデニング・庭づくり
 初秋を迎えて、少々入れ替えました。このコンテナガーデンも4回目、現在の状況です。いかがでしょうか。
 以前、UPした画像(8/5)と比べてみてください。
 去年の少雨と比べて、今年の夏はたびたびスコール性のゲリラ豪雨がありました。この頃は朝晩にひんやりしたりする陽気がつづき、既に暦の上では8/23に処暑を過ぎました。
 ここではアプローチ階段を立体花壇風に模しています。
 今、開花している草花は上から 女郎花、 花笠菊、 ギボウシは3品種: ゴールドスタンダード (咲いているのは薄桃色のスウィートス-ザン、フレグラントブーケ(蕾))でコーディネートしている。
 背景には紫葉のもみじ、そろそろつぼみをつけ始めた紫苑、それに枝垂れ性のフイリフェラオーレアがあり、ランタナも加えて、その真ん中手前のボウル鉢には デュランタ、 ラインゴールドのポット、自然に実生で生えた青紫蘇が添えるように育つ。足元には地被のブルーカーペットの陶磁器を据えて、またわたしにとっておなじみの、斑入り熨斗蘭の寄植えと風知草をはめ込む。

 こちら側には、コニファーの玉物それに並んでコキア(ほうき草)、ギボウシは7品種: 曙徳玉・ フランシー・ クリスマスキャンディー・ ミッドウエストマジック (咲いているのはボールドリボン、品種不明品)で構成している。
 手前にはコニファーのライムグロー、 ラムズイヤー、ピンクの花のガウラなどにはさまれて黄金風知草、ランタナがある。おまけに、多分、自然に種がこぼれて発芽した朝顔が2株あり、その上をおおうように赤紫の地色に縦に白斑の入った花びらをつけてつるをのばしている。

 左側でひとつ遅れて咲いている黄花はヒペリカム・ヒドコートです。

 最後に、このように配植内容を明らかにすると数が多い印象をもたれるかと思われるかもしれませんが、わたしは、デザインとはひとつのシーンだととらえています。とはいえ、水やり、入れ替え作業はちょっとした労働になります。
 通常の地植えの植栽プランに比べてコンテナガーデンでは植栽基盤に拘泥せず、日照、色彩、なおかつ見せ方に集中できるものです。それから意外にも、全体的なレイアウトを考えるとき、生きた植物知識とともに見る人に与える印象の計算が重要になります。
 今回は、夏が終わり秋を迎える心にアピールします!

 ご質問、ご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、またはまことにもって、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《青空文庫》で本を読む

2008年08月27日 04時10分49秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧
すでに暦の上では処暑も過ぎて、関東ではやや涼しい日々だ。
 この頃、出費を抑えるために遠慮していたのだが、先日、珍しく本を買った。[日本近代文学の名作--吉本隆明・新潮文庫]、[昭和陸海軍の失敗--文春新書]、[偽善エコロジー--武田邦彦・幻冬舎新書]、の3冊である。
 これらは短いのでお盆休み前から読み続けて読了する。面白い内容のものばかりだ。
 ただし、地球温暖化、植物の光合成など、[偽善エコロジー]の武田邦彦の意見は専門的な見方ではどうか、という点も見受けられる。なぜならば、要は、技術的に実証されないと前に進まない。
 今のところ、この本の評価は読書家としてペンディングの状態である。語り口のうまさが際立つ。だから、きっと本は売れるでしょう。わたしは買わないけれども。
 これは学者としての研究的な表現の著作物ではない。扇動家気質。人柄、能力的に衆知を集めるのに長けた一面がありそうだ。
 続けて、わたしは現在は島木健作の [生活の探求1,2--角川文庫、新潮文庫]を読んでいる。

 この中で、わたしにとって信頼できる吉本隆明の薦める小説があり、取り上げられた岡本かの子のもの [女体開顕][やがて五月に]、田山花袋の [田舎教師]などをインターネットで検索した。いずれも絶版の可能性があり、その作家の横顔を知るためだ。その小説はいずれも、身の回りの細部(デティール)を詳しく叙述している、というのだ。
 わたしは、当然、購入先などもチェックしていたのだが、なんと、WEBサイト《青空文庫》で本を読むことができるのだ。非常な努力で原文を復元している。ルビも履歴も加えている。しかもただで読める。わたしは、横書き文をマウスでスクロールしながら、それ以来、[田舎教師]を時間と気分しだいで読み継いでいる。
 ところで、現代ではWEB小説、携帯にアップした小説などもあるそうだが、とても挑戦する気になれない。

 しかしちょっと慣れないところもある。
 なんだろう。読書は理屈で言えば、字面を追う、理解する、想像してイメージをはたらかす、ということになると勝手に思っているが、それぞれの局面のかたちに前頭葉のはたらきがしっくりこないのかもしれない。わたしの若いころの全盛期(!)の読書では読むのは遅いが、内容は読後もしばらく記憶に残っていたものだ。だから、当時は読書は一種の体験であると思っていた・・・・。

皆さんも一度お試しください。ちなみに、これは本好きの方々のボランティア活動で成り立っているようです。
    青空文庫
          
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珍しい花壇草花3--解答します。

2008年08月25日 04時22分15秒 | ガーデニング・庭づくり
〈8月15日〉にアップ。

 珍しい花壇草花の第3弾、今回は花ではありません。
 この樹木はなんでしょうか。妙な表現ですが、造園樹木に携わるプロの方にお答え願いたい。むろん、我こそはと思う方は、お考えください。

 1.常緑性の木本です。
 2.沖縄、九州、西日本から伊豆、南房総に自生しています。
 3.5月から6月にかけて新旧の葉が入れ替わります。この時期、古い葉の真っ赤な葉が綺麗でとても目立ちます。
 4.一科一属です。
 
 解答は、一週間後にここへ書き込みます。

今日は8月25日、ちょっと遅れましたが、それでは 解答します
 これはホルトノキです。
 植木の職人さんはよくこの木をヤマモモと勘違いします。西日本以南でよく街路樹で利用されており、関東、東北、北海道ではお目にかかれない、暖地性の常緑性の樹木になります。植栽箇所は日なた・半日陰のどちらでも良く、ヤマモモより極めて成長が早く樹姿が明るい印象を与えます。塊状か広卵形の樹形で、栽培は容易、しかも剪定しやすい。実生繁殖で容易に増えます。
 昔、潮風に強い樹種を探している時に見つけました。現在の整備される前の東京都内のお台場の海岸(その頃、海水浴場になっていました!)で試験的に植え付けられていたようで、その後、調査して、九州の植木の材料屋さんに手配して取り寄せたものです。それから現地で山の踏査、圃場検査をおこない、品川区内のプロジェクトに大量に採用した。今では都市の緑地にちらほら見かけますが、この樹木は当時、関東ではあまり利用されておりませんでした。

 植栽計画の担当者として言わせていただくと、関東地方でヤマモモは高級な樹木扱いですが、値段が高く不治の病とされる樹病、がん腫病にかかりやすく成長がおそいという短所があります。今も当時も変わらないと思われるが、そういう背景がありました。

 正解になりましたか、皆さんはいかがでしょうか。
       
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの弘西林道を踏破する--下北半島・白神山地を行く⑥

2008年08月24日 05時20分40秒 | 下北半島・白神山地を行く
 岩木山の尾根沿いを走り山中を抜けてから、弘前市内からの県道沿いにある西目屋のビジターセンターに寄る。
 わたしたちは自然遺産指定区域の緩衝地域の中を、弘西林道(白神ライン)を車でアップダウンを幾度も繰り返して 津軽峠 ⇒天狗峠 ⇒一ツ森峠と抜けていく。弘前市内から日本海側の岩崎村に通じるこの道は生活道路ではないが、トレッキング、観光目的のみでなく緊急用の道路だ。確か、11月から4月までは閉鎖しているはずである。

 2,3年前と比べて道は良くなった、未舗装の砕石道路ながら凹凸がなくなり格段に良くなった。定期的に道路の管理はなされているようだ。ゆっくりと進み、何度も車を路肩に止める。核心地域に位置する向白神岳の山なみ、遠くに鰺ヶ沢湾を望む。
 ここはほぼブナのみの純林(ブナ・イヌブナ)だが、なかにはミズナラ、イタヤカエデ、ナナカマドの高木が混じっている。紅葉の時期も良さそう。咲いている花は少なくて、今はサーモンピンクのタニウツギが目立つ。もともと、林相はシンプルらしい。
 カジカガエルのフィフィフィーという鳴き声がおびただしく、一斉に渓の方からかけ上がってくる。カエルというよりも蝉の鳴き声に近いのだ。カジカガエルはひぐらしのようで少々異なる。夕方のあの寂寥感はなく、擦過音のようで気にする人からは耳障りな音声かもしれない。
 この季節、ネマガリダケ(千島笹)採取のシーズンのようで地元の人たちの車に行き交う。車を止めて、畚(ふご)を身につけて林道から山中に出たり入ったりする。いい現金収入の手段なのだ。
 しかしわたしには、この林道沿いに設けられた‘マザーズツリー巡り’などと、あまりにも俗化されすぎてしまった、という感慨がつよい。以前の秘境っぽい風情を懐かしむ。

 やがて、山を下ってきて笹内川を左側に見る。うっそうとした森林の中を道が平坦になり、ぽつりぽつりと田畑が現れる。それで、わたしはほっとした気分に変わっていく。
 世界遺産白神山地
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北京の緑化事情

2008年08月23日 04時22分15秒 | ランドスケープデザイン
ほんの少し、朝晩、冷え込むようになった。
 新聞の番組欄をチェックし、私は相変わらず、北京オリンピックのテレビ放送を見ることが習慣になっている。
 わたしにとって、職業柄、気になるのは中国の都市緑化事情だ。
 上海は日本の九州の気候に近く新しく植栽された常緑樹が多いが、高緯度のここ、北京では落葉樹主体の緑地になっている。当然、このオリンピックのために急いで植栽された樹木も見かける。

 女子マラソンは天安門広場からスタートして、北京大学と精華大学のキャンパス内を通過して、ゴールは国家体育場へのコースである。
 トライアスロンは市街でおこなわれる競技だ。水泳と自転車とマラソンで合わせて100kmを走る超人的なレースだ。ここでは、上から見ることを意識した、指標も兼ねた模様植栽をおこなっている。植文字・花文字を組み合わせて緑地を構成したものも見受ける。
 2つの屋外競技を見ていると、既存の街路樹はエンジュと、道路を樹冠で左右からおおうプラタナス、たまに新規に植栽されたとおもわれるイチョウ、紫葉のベニスモモが映し出されていた。咲いている花の木はムクゲ、サルスベリが目立つ。比較的、外来種ではなく中国の原産樹種が多いようだ。
 まるで緑の絨緞のような芝生のメンテナンスは完璧のようである。これは伸びすぎるきらいがあるが、採用した芝は吹き付けの西洋芝のようだ。
 草花はそんなに種類も多くない。
 北京は従来から水不足が懸念される土地柄で、渇水期、夏の灌水などこれからも管理が大変である。総じて、再開発をともなう都市部の緑化計画はまだ始まったばかりのようである。造園樹木材料の需要はこれからであり、種類、数量はあまり生産していない印象を受ける。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北京のオリンピック騒動

2008年08月22日 03時23分08秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
やや、暑さが和らいできた。
 連日、私は北京のオリンピックのテレビ放送にかじりつく。中国はこの国家的なイベントにかける熱意と喧騒とその虚妄と、悲惨な少数民族に対する人種差別、所得差の激しい国情の国であるが、それでも興味津々で見ている。

 日本のマスコミは、中国のインターネット世論を重大に取り上げすぎる。得手勝手な意見をふりまわす。中国共産党に抑えられて、単に外国を知らず国内でエネルギーのやり場に困っているに過ぎない。為政者から見たらそのかじ取りは難しいかもしれぬが、そればかりだとどんな政治体制であっても、衆愚政治の世の中になってしまう。
 徹頭徹尾、生存競争に明け暮れせざるを得ない自己中心主義の大河の砂粒のような無数の国民の集まりだ。この国は、比較するときにわたしたちがおもわず感じる日本人特有の美意識などクスリにもしたくない。かつて礼の国と言われた中国は、何処にありや。孔孟思想、四書五経の国、史記、漢字文化の源の国などと、憧憬を持って善意に解釈するのはそろそろ大外にした方がいい。これはこれ、あれはあれである。現代の中国に対してわたしはそう思う。

 以前、一週間程度、中国に旅行した時に現地で不承々々に実感させられたのは、比喩的に表現するならば、社会主義の国とは市民が存在せず公務員だらけの国民で成り立っているということだった。むろん、そこには公務員の良し悪しもある。旅先で、わたしはてっとり早くそのように理解したものだ。

 国境など冷厳な国際関係には、国として主張すべきは、何度も何度も繰り返し主張すること。相手は国際法を守るではなく、国自体が法治国家でなく中国共産党による人治国家だ。そうしないと、かれらは真実ではなく既成事実を積み上げそれを現実化していくだろう。イミテ-ションを正々堂々と何度も繰り出せば本物であるとする、というお国柄だ。日本人は海洋民族だからか、国境にのほほんと無頓着すぎる。親愛の情を示すのはその次だろう。
 それに、わたしたちは日本国民、国益第一、むしろマスコミは日本人から見た、共産党独裁の部分を勇気を持って取り上げてほしいものだ。アイデンティティーを持てず思い込みの激しい国民性の韓国と同様に、願わくば、中国も隣国なのだから是々非々で適切な距離感を持って交流したいものだ。
 その当時知り合った、昆明のイー族のあの雲南大学出身の女性はどうなっただろう。漢民族で北京師範大学出のエリートの彼は出世したかな。などと、日本人選手の活躍とともに、わたしは身近に思いながらテレビでオリンピックを見ている。
      
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ名品紹介--サムアンドサブスタンス

2008年08月21日 05時11分46秒 | ぎぼうし栽培日記
 サムアンドサブスタンス。
 わたしのコレクションの中では、現在最大級の大型大葉の品種です。葉色は春から初夏にかけて、緑から黄緑色一色に変わっていきます。ギボウシの中でも、葉姿(容姿)に迫力があり猛々しささえ、感じます!アメリカ人好みのギボウシ。

 いかがでしょうか。ディスプレイ、展示用に見映えのするギボウシ大株の貸し出しもいたします。

[販売品種・希望価格(消費税込み)・数量]
    ・サム アンド サブスタンス:          ¥2,500.× 1株

 なお、今回だけは他品種と合わせて7株以上注文された方に限り、宅配便代/梱包料はサービスいたします。
 今後、ほかの草花、ガーデニング向きの植物をこのカテゴリーで紹介します。
 ご注文に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くろくまの滝に辿りつく--下北半島・白神山地を行く⑤

2008年08月20日 04時35分38秒 | 下北半島・白神山地を行く
 この旅行もいよいよ最終日の三日目。

 まず、‘くろくまの滝’に旅館のご主人の先導で行く。これは全くの好意であり、ありがたいことであった。この滝は、わたしにとって二回目である。すっかりポピュラーになってしまった‘暗門の滝’よりも不便な道のりだが、わたしはこちらが好きだ。
 安全のためメンバーの後尾をわたしがつとめる。途中、倒木や岩石を配置しなおしながら急峻の山道、渓に道をつくりながら進む。一部に雪渓がある、陥没のおそれがあり危険である。この状況は、なんだか、渓流釣りの高巻きの気配だな。

 宿で、あらかじめおにぎりを昼飯用につくってもらい、各自が身につけて出発する。飲み水の心配はないが食べる店などない。むろん、携帯電話はこのエリアでは通じない。現在、赤石川林道は災害復旧工事のために不通になっており、遠回りになるが岩木山の山麓側の方からたどり西目屋に出て、弘西林道(白神ライン)をルートに白神山地を横断する予定だ。

 なお、白神山地の案内資料としては、地元の青森銀行がつくった次のサイトが、見やすくまとまっている。
 世界遺産白神山地


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ鰺ヶ沢町から入る--下北半島・白神山地を行く④

2008年08月16日 04時05分45秒 | 下北半島・白神山地を行く
 二日目の続き。
 青函トンネル記念館で昼食後、十三湖を遠巻きに見て、津軽鉄道の金木駅、近くの太宰治の生家‘斜陽館’に立ち寄る。ちょっと観光気分を味わってもらう。一緒のメンバーは文学になど縁がないと思っていたが、やけに熱心に見て回る。ちょっと驚く。太宰治の小説は若い時にかかるハシカみたいなもの。しかしわたしにとって、底が浅くナルシシズムのかたまりなのでつまらないのである。
 次に通ったのは五所川原だ。モバイルのメール通信の必要性の関係でDOCOMOの携帯ショップを探し、用事を済ませる。当初予想していたより、五所川原市内は道路幅もゆったりして大きい商業都市だ。降雪対策もあるだろうが、青森ねぷた祭りの設営、飾り付け場所なども考慮されているそうだ。

 鰺ヶ沢(あじがさわ)町に入る。ここは津軽藩の始まりの地として知られている。鰺ヶ沢は青森では八戸港に次ぐほどの大きな港町だ。海沿いの道路の傍らにはイカの丸干し風景が軒並みに続く。

 わたしは以前の記憶を思い起こし、とつおいつしながら道案内をしていく。
 実はわたしにとって、白神山地は4度目である。世界自然遺産などと騒がれる以前からのこと、ただただ、ブナの原生林にあこがれてだった。
 遠く正面に白神山地を見て、どうにか赤石川を左側に見ながら行くと今晩の宿にたどり着いた。ここのロケーションは、ちょうどその山のとば口にあたる。
 こじんまりとして簡素な、“熊の湯温泉旅館”
 この旅館は季節ごとに山菜とり・きのこ狩り(舞茸が有名)、アユ釣り、クマ狩り、山仕事、土木工事関係者などのベースキャンプ的な要素がある。
 旅館は家族で営み、ご主人は先祖代々のマタギである。わたしは気を利かしてこの日の夕食に、ここでしか養殖されていない珍しいイトウ料理を舟盛りで予約しておいた。肉質は赤身でサーモンに近い味だ。

 写真は、鉄柵の檻(おり)で旅館で飼っているツキノワグマの子熊である。

 この夜、夕食の席で、ちょっとひと騒動があった。わたし一人、到着前後からもやっている変わりやすい山の天気模様を気にしていたのだが、どうなるか。明日から山に入るということで、軽い浮わついた観光気分の参加者に注意を促したのだ。突然変ったように見えたわたしの態度に、皆さんはすっかりその夜のムードが白けたようだ。
 今回の白神山地行は、当時世間で盛り上がっていたユネスコの世界自然遺産にからんで参加者からの行ってみたいという、雑談から始まった。なんでも、ほかにも若い人などに、多々参加希望者があったようだ。ではあるが、わたしにとっては、最初から観光ではなく現地踏査の意識が強い。しょせん、旅行会社のパック旅行はあてにしていない。五感を頼りに自分の足で歩き、自分で車のハンドルを握り行くものでなくては旅ではない。
 わたしから見ると、職業・経歴も年齢も様々、山登りの経験もなく好奇心だけで加わった面々である。今後、それぞれの人生で何らかのエポックになればいい。
 今でも振り返ると後味は悪いが、実にやむを得ないことであったと思う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珍しい花壇草花3--?

2008年08月15日 04時58分34秒 | ガーデニング・庭づくり
 珍しい花壇草花の第3弾、今回は花ではありません。
 この樹木はなんでしょうか。妙な表現ですが、造園樹木に携わるプロの方にお答え願いたい。むろん、我こそはと思う方は、お考えください。

 1.常緑性の木本です。
 2.沖縄、九州、西日本から伊豆、南房総に自生しています。
 3.5月から6月にかけて新旧の葉が入れ替わります。この時期、古い葉の真っ赤な葉が綺麗でとても目立ちます。
 4.一科一属です。
 
 解答は、一週間後にここへ書き込みます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシコレクションのお披露目1

2008年08月14日 04時54分50秒 | ギボウシWeb直販コーナー
 
     
 ギボウシの国内で出回っている品種数は、コレクターによると300とも言われており、アメリカ・オランダなどの世界全体では2000とも3000種とも言われる。なにしろドンドン新品種が作出されているのだ。
 わたしどもでは8月現在で、全部で、品種数は49になる、これで在庫の総数は142株になった。オオバギボウシ、覆輪お葉付き、曙徳玉、寒河江、パトリオット、など古いものは平成10年に地植えをしたのだが、ギボウシ全体としては数年前から約8倍にもなっている。
 頒布予定はもう少し伸びて成葉になったら、ということを基本方針にしている。その中でもこれは大丈夫と判断したギボウシをピックアップして、先日7月8日、平成20年度分の販売計画表を初めて公開した。

 本来の業務である、日本庭園、ホスタガーデン(シェードガーデン)とか、ナチュラルガーデンのデザインはわたしの得意とするところ、この際、どうぞご贔屓にしてください。

 1.オオバギボウシ  2.スジギボウシ   3.寒河江   4.パトリオット 
 5.フランシー  6.ゴールドスタンダード  7.ハルシオン  8.ワイドブリム
 9.ブリムカップ  10.バーチウッドパーキーズゴールド
 11.クリスマスキャンディー 12.キャプテンクック  13.ボ-ルドリボン
 14.ハイドンサンセット 15.オーレオマルギナータ 16.ゴールデンティアラ
 17.サム&サブスタンス  18.ミッドウエストマジック  19.曙徳玉
 20.覆輪お葉付き 21.? 22.メディオバリエガータ  23.レディギネベェーレ
 24.玉の簪   25.リーガルスプレンダー  26.アイオナ
 27.ジュリーモース  28.ソースィート  29.トワイライト  
 30.シーボルディアナエレガンス  31.ビッグ ダディ
 32.フレグラントブーケ  33.スウィートスーザン  34.?
 35.?  36.オーガストムーン  37.ホイールウインド  38.徳玉系?
 39.アニー  40.アイスランドチャーム  41.ドレスブルース 
 42.アバダバドウ  43.アンチョーチ  44.スノーキャップ
 45.ダイアナリメンバード 46.フレグラントゴールド  47.ステンドグラス
 48.サマーフレグランス 49.フレグラントブルー

 ただし、パトリオット実生苗16株、品種名不明につき調査中4種を含む。 

 今後、ほかの草花、ガーデニング向きの植物をこのカテゴリーで紹介します。
 ご注文に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

むつ湾~竜飛岬を巡る--下北半島・白神山地を行く③

2008年08月13日 06時04分51秒 | 下北半島・白神山地を行く
 二日目。
 遠回りになるが、一旦むつ市内に戻り、軍都大湊を通り陸奥(むつ)湾沿いに走り、脇野沢港からはカーフェリーに乗り蟹田港に着く。所要40分程だったかな。ここからは津軽半島を走る。下北半島に比べて自然度は低く植生は貧しい。ひなびた農漁村のなかをJR津軽、津軽海峡線に沿って、三厩方面へ進む。途中にトンネル工事の本州側の先進道杭基地跡もある。やたらに長大な羽根をつけた風力発電塔を見かける。

 目指すは、例の歌謡曲‘津軽海峡冬景色’の舞台になった場所、竜飛岬だ。画像では日本の海の三大急流の箇所。日本海と太平洋のぶつかる場所。鳴門のうず潮、関門海峡と並んでそう言われる。なるほど、展望台の双眼鏡で目を凝らして見ると深い渓谷の流れのように波打つ海流がせめぎ合っているのが見える。遠くに北海道がかすむ。
 ここは本州の最北端、吹き来る風のなかで、なんだか遠くに来たなあ、という最果て感をしみじみ感じる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ;曙徳玉です。

2008年08月13日 06時01分39秒 | ギボウシWeb直販コーナー
 
 ギボウシの曙徳玉です。非常に日本人好みの古典的な品種になります。黄緑、白斑の照りのある丸い葉が特徴である。わたし的には、色温度があり温かみが感じられるのがいい。徳玉からはいろいろな新品種が作出されている。
 普通は開花後花茎を根元からカットするのだが、画像にあるように今年は残し秋に熟した種子の採り播きを計画している。中型中葉。8号プラ鉢入り。

 店舗装飾、ディスプレイ、イベント展示用に見映えのするギボウシ大株の貸し出しもいたします。
[販売品種・希望価格(消費税込み)・数量]
  ・曙徳玉:           ¥3,200.× 2株
 
 なお、今回だけは他品種と合わせて7株以上注文された方に限り、宅配便代/梱包料はサービスいたします。
 今後、ほかの草花、ガーデニング向きの植物をこのカテゴリーで紹介します。
 ご注文に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ;ゴールドスタンダード

2008年08月12日 04時24分18秒 | ギボウシWeb直販コーナー
 
 ゴールドスタンダードです。
 ギボウシのなかで、非常に育てやすく白斑のカラフルな品種になります。成長もはやく初心者には手頃なギボウシと言えるでしょう。
 春から初夏にかけて地の色が黄緑色からクリーム色に変わる、濃緑覆輪のタイプ。中型中葉。フォーチュネイ系。7号駄温鉢入り。

 他の草花との配植プランにいかがでしょうか。また、店舗装飾、ディスプレイ、イベント展示用に見映えのするギボウシ大株の貸し出しもいたします。
[販売品種・希望価格(消費税込み)・数量]
 ・ゴールド スタンダード: ¥2,500.× 5株
  
 なお、今回だけは他品種と合わせて7株以上注文された方に限り、宅配便代/梱包料はサービスいたします。
 今後、ほかの草花、ガーデニング向きの植物をこのカテゴリーで紹介します。
 ご注文に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン