うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

河津桜を探して、花見三昧

2012年03月24日 07時49分18秒 | ランドスケープデザイン

 昨日の午後、仕事の合間を縫って小雨降りしきる時間に、 河津桜 を探して見てきたので、ここで花見三昧の画像をアップする。今年の開花は一カ月遅れであるらしい。
 言うなれば、ホットな話題を提供する。都合、画像は14枚だ。

 場所は、JR京葉線海浜幕張駅の広場をそれたシティホテルの建物の間にある。やはり見物している居合わせたおばさんによれば、このホテルの女性オーナーが23年前に伊豆から移植させた樹木であるらしい。目視では、目通り140cm 樹高7.0m 枝張り8.5m ぐらいか。六分咲きか。
 花まつりの雰囲気でぼんぼりも吊り下げられている。
 次に同じ 河津桜 を近所の稲毛海岸駅の駅前のサンクンガーデンで見た。合計14,5本で 目通り25 から45cmぐらいか。ひよどりが桜の花の蜜をもとめてせわしなく転がるように飛んでいる様子を何とか画像におさめた。ここではあの獰猛なひよどりが愛らしく見える。
 この 河津桜 について、少々曲幹が気になるがわたしの印象では樹形がサトザクラ系のようでゴツゴツしているようにみえる。幹肌もそうであって、伊豆半島の河津町で見い出された突然変異種ということだが、オオシマやヤマザクラ系との自然交配とは違う気もする。
 この感想は念のために言うと、サクラ植物図鑑や学術資料にあたっていないので、実見したうえでの推定になる。新葉よりも花が先で、花びらは5枚の一重で、花びらの縁に濃い赤味がある。開花すると全体がぼってりしており、春の青空に映える濃いピンクであるが、染井吉野(ソメイヨシノ)のような華やぎはすくない。
 とはいえ、まあ、こちら関東でもこのような巨木は珍しいので、とりあえず、写真で堪能していただきたい。
  ≪撮影:平成12年 3月23日午後 3時過ぎ≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

           

           

           

               

           
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今年の新しいギボウシ販売の見込み

2012年03月23日 09時01分53秒 | ギボウシWeb直販コーナー

  ここでは、わたしたちが、今まで探し当てて育成してきた品種のギボウシ、22品種を紹介したい。いまのところ、多品種少量販売といったところでしょうか。なお、所蔵するギボウシの種類は120品種である。
 また、ギボウシのご注文いただいたら、わたしたちの場合は、従来通りこのブログで実物の画像を掲載し、お客様が確認されてから発送することにしています。梱包や化粧鉢などに費用をかけるのではなく、あくまでもギボウシの根株本体の健全さを重視しています。もちろん、わたしたちのギボウシは、すべて卸しではなく直接栽培による育成品です。
 ここでは、わたしなりのお手製の栽培メモとともに、昨年までの参考として数量、頒布価格を示します。4月に入ったら、あらためて、ギボウシ全体の販売内容を当ブログ上でアップします。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。
        
●ヒメイワギボウシ(品種名:?)
極小型超小葉・青緑色・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発率 ?・・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)計 2鉢 【販売予定価格: 480円】

●オタフクギボウシ( 尾瀬丸葉白花ギボウシ)
(小型中葉・丸葉(杓文字、スプーン状)・緑葉超小型・ 色?; 系白花・花茎; ・結
実;?:発率 ?・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)計 4鉢 【販売予定価格: 680円】

●黄金乙女
(小型小葉・黄金色・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)計 2鉢 【販売予定価格: 480円】

●アレガンフォグ
(中型中葉・細長葉・黄緑色・白中斑、掃込み斑、筋斑・ 色?; 系白花・花茎; ・
結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)----Fortunei
aureaの実生。アレガンフォグはミシガン州の地方名。計 2鉢 【販売予定価格: 640円】

●ギンコクレイグ
(極小型小葉・細葉・緑葉白糸覆輪・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度;早・伸長時期; ?)----Helonioides Albopicta(ハカマギボウシ)と同品種。計 2鉢 【販売予定価格: 580円】

●R無銘ギボウシ
(中型丸葉・黄中斑・ 色?; 系白花・花茎;中・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)計 2鉢 【販売予定価格: 640円】

●千島斑入りギボウシ
(小型小葉・白覆輪・色; 紫系花・花茎;中・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・
成長度; ?・伸長時期; ?)計 3鉢 【販売予定価格: 880円】

●イエロースプラッシュリム
(中型中葉・細長葉黄覆輪・色;濃紫系花・花茎;中・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度;早・伸長時期; ?)----Yellow Splashが交配親。計 3鉢 【販売予定価格: 680円】

●デボングリーン
(中型中葉・濃緑葉・花色;薄紫系白花・花茎;中・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)----Halcyonの突然変異。計 3鉢 【販売予定価格: 680円】

●モーレハイム
(中型中葉・細長葉・白覆輪・ 色?; 系白花・花茎;中・結実;?:発芽率 ?・・・・
芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)計 2鉢 【販売予定価格: 640円】

●ノックアウト
(中型中葉・丸幅葉・青緑色+クリーム色線覆輪・ 色?; 系白花・花茎;中・結実;?:
発芽率 ?・・・・芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)計 3鉢 【販売予定価格: 580円】

●カンザシギボウシ(高知県産)
(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・
成長度; ?・伸長時期; ?)---- イヤギボウシ。西日本と朝鮮半島南部に分布。石灰岩の岩場に自生する。計 1鉢 【販売予定価格: 880円】

●ツボミギボウシ
(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し; ?・
成長度; ?・伸長時期; ?)----サクハナギボウシに対して、花被が開かない。朝鮮半島に分布。計 2鉢 【販売予定価格: 680円】

●ブルーマウスイヤーズ
小型小葉・丸葉・肉厚・茶匙状・青緑色・ 色;薄紫系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)----2008 Hosta of the yearを受賞。
計 1鉢 【販売予定価格: 880円】

●黄金トクダマ
(小型小葉・丸葉・黄緑色・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・
芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)----黄金葉。(セルフ自家受粉)×アケボノトクダマ→黄金葉の選抜品種。計 3鉢 【販売予定価格: 640円】

●ストリップティーズ
(中型中葉・濃緑色の外覆輪+中心に白のストライプが入る・ 色?; 系白花・花茎; ・
結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)----Gold Standard
の芽変り。2005 Hosta of the yearを受賞。計 1鉢 【販売予定価格:1,260円】

●ドリームクィーン
(中型中葉・丸葉・黄中斑・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・
芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)----計 1鉢 【販売予定価格: 680円】

●オオバギボウシ(品種名:金星)
(大型中葉・・緑色+黄金覆輪・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・
芽出し; ?・成長度; ?・伸長時期; ?)----モンタナオレオマルギナータ?。本種より芽出しが早い。計 1鉢 【販売予定価格: 880円】

●オオバギボウシ?(品種名:薫風)
(大型大葉・青緑色・ 色?; 系白花芳香花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)計 1鉢 【販売予定価格:1,000円】

●阿仁ギボウシ
(中型小葉・・青緑色+中散り斑・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・
芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)----ゲイシャ?みちのく錦? 計 2鉢 【販売予定価格: 880円】

●エメラルドティアラ
(中型中葉・丸葉・黄緑色+青緑覆輪・ 紫色系白花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・
芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)----Golden Scepterの突然変異種。計 3鉢 【販売予定価格: 440円】

●アンネ
(中型中葉・丸幅葉・濃緑色+黄覆輪・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽?・・・・
芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)計 1鉢 【販売予定価格: 680円】


●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年度の販売開始は、気候の異変があり生育が遅れていますが、当面のところ4月中旬を目標にしています。なお、根株のみの販売はイレギュラーな商取引にあたりますので取り扱いはしておりません。
●今年度の出荷内容、単価は現在調整中ですが、20% 10% 5% OFFをめざしていきます。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量についてのお問い合わせをしていただく場合は、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
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吉本隆明さんが死んだということ。

2012年03月21日 04時56分47秒 | 吉本隆明さんはどう考えるか・・・
春のお彼岸も、時系列上は過ぎたばかり。とうとう、今年は春一番も吹かなかった。このことを生物季節の指標に拠って判断し、今年の気候の変化を見ていくと通常の季節と比べたら、およそ三週間遅れだろうか。しかし、森羅万象の移り変わりのなかでこの壮大な自然現象は、これから遅れを取り戻すようにスピードアップしていくに違いないがいつまでに帳尻を合わせてくるのだろうか。
 最近は、寒気が残りながらも菜種梅雨めいた天気が続いている。
 わたし個人は、この頃、千葉市内のあるところの一本の太い 「河津桜」 の満開を見るのを楽しみにしている。ある都市型ホテルの車寄せの緑地にあり、それは移植物の樹木であろう。記憶では、電信柱より太い筈だったから、目通り1.0m以上となるだろうか、まあ、樹高は12,3mぐらいか。

 このあいだ、吉本隆明さんが死んだ。87歳ということで、まあ大往生の部類になるだろうか。
 この頃は、わたしにとって、吉本さんの老化についての書物が非常に参考になっていた。たいがいの人間の世界では(?)、または表現行為を業とする方々でも、高齢になればなるほど対社会的に沈黙するものである。それは幼いころから表現力を会得していた吉本さんならではのことであって、これには大変ありがたかった。
 世間的に活躍した人ほど、晩年は病気に伏したり、痴呆状態におちいり近況は無音になるものらしいが、このことはなんだか人物的にすばらしいことのように思える。若い時の心境は誰でも書けるが、なかなか老境を語れる人は少ない。書き残す人はいない。

 わたしの人生の中でも吉本隆明さんを実際に見たのはいつのことだろう。その当時、わたしは働きながら学ぶ意気揚々とした 「勤労青年」 であった。自分なりの生き方を探していて、挙げ句に世の社会問題という社会問題をいっぱい頭の中に詰め込んでいた。そんな問題意識ばかり豊富な田舎出の若者であった。そして、名利や出世など世俗的なものを嫌う若者であった。
 ・・・もっとも、その後、世の中を(自分の頭と)自分の足で歩く難しさゆえに、それから右往左往の生き方が延々とはじまったのであるが・・・・・。
  大学を中退し新聞販売店でアルバイトしていて20代初め、毛沢東が主導する中国の文化大革命のころか、昭和40年代後半、都内の○○会館で日本現代詩人会でのH氏賞授賞式の会場講演を聴きに行った時か。(調べると、1971 年 第21回 白石かずこさんが受賞の模様である。)
 壇上では40代の吉本さんが町工場の仕事帰りに寄ったという雰囲気で、武骨そのものの言葉で話していた。半袖のカッターシャツとズボンで痩せぎすの体躯、顔は容貌魁偉そのもの、あえて言うと、実直そのもので男性的魅力にあふれている。話の中身は過激であって、先鋭的なもの。わたし個人の心境としては、どうやら、アジられてもいたらしい。
 わたしには、パラダイムというか、その時代の核心に触れている思いが強かった。時代への臨場感。おもわず‘警察権力’がその会場にいないか、ひとり合点しつつ周りを警戒しながら聴き入る。

 《場合により書き継ぎます。》
          
 
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最近の読書の傾向、“「反原発」の不都合な真実”など・・・

2012年03月17日 18時49分40秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧
 
 わたしは、相も変わらず乱読傾向が強いのだが、最近の読書メモをまとめておきたい。

“現代語訳 渋沢栄一自伝” 守屋淳編訳 平凡社新書
 本屋の店先で見かけて購入。あれっこんなに薄っぺらな内容でいいのか。わたしがおもうのには 渋沢栄一 は産業界のみではなくて、業績、実務的な部分とか、ある意味で資本主義経済を根づかせたともいえる人物だ。もっと文系の人間が関心を持っていただいて研究するべきだろう。歴史家ももっと、面倒がらずに時代背景とからめて複眼的に読んでほしい分野の本だ。

“楡家の人びと” 北杜夫 新潮文庫
 昨年から読みはじめてやっと中巻にいたる。これは上中下の三冊。世評と比べて、わたしにはなんだか穴慢な内容に感じる。文章が理知的過ぎるのか。いっこうに進まない。

“「反原発」の不都合な真実” 藤沢数希 新潮新書 
 この本は讀賣新聞の日曜日の読書欄で、脳研究者で知られる東大准教授の池谷祐二さんが紹介していた。彼曰く「脳は近視である。・・・そもそもリスク誤認は脳の標準仕様(デフォルト)だと思う。」

 原子力発電という科学にたずさわる技術者や研究者は、現在の「反原発」の風潮に対し及び腰である。今までこの産業は保護されて来て甘い世界であったが、説明責任もあり、きちんと主張すべきだ。著者の藤沢氏は経済分析、統計学というロジックのみで、原子力発電推進とここまで自論を展開してくれた。きわめて分かりやすい本である。
 現代、世間とは多人数の様々な感情論で形成されるとはいえ、冷静に事実やデータ集積と分析を積み重ねてエネルギー産業自体の育成を再検討願いたい。官庁の安易な補助金や東電の収益構造は見直すこと。そして何よりも、どうか、この先端技術を扱う当事者は倫理的に対応していただきたい。
 多分、今起きている福島原発事故の悲しい余波は、わたしたちにとって、世界でも、未曾有の不幸な経験の中にいる。そして、世界では、その後の対処方法・技術を真剣なまなざしで見つめているのだ。
 わたしとしては、テーマからややそれるが以下のセンテンスを記憶にとどめたい。
 
 『どうもITや通信の分野での識者は、ムーアの法則のようなコンピューターやソフトウェアの技術革新のスピードと、エネルギー産業の技術革新のスピードを混同する傾向があるようです。エネルギー産業も、コンピューター産業と同様に半導体技術を多用しますし、ソーラーパネルなどは半導体そのものです。しかし信号だけを処理すればいいコンピューターと、巨大なエネルギーそのものを直接扱うパワーエレクトニクスは、全く似て非なるものなのです。そこのところを誤解すると、非現実的な議論になってしまいます。』

“戦略の本質” 日経ビジネス人文庫
 戦争論や戦略・防衛論の6人の専門家が大東亜戦争の分析をおこなったこの本は先に出版された “失敗の本質” の第二部とでも称すべき内容の本か。
 数年前にわたしは、フィリッピンのコレヒドールやレイテ沖、インパール、ノモンハン戦役など、やたらと戦争本や戦記物を読みこんでいたが、ついには “失敗の本質”中公文庫 にたどり着いた。その時この本をいい加減にめくっていた。今回は新たに手に入れた太平洋戦争のDVD全体を通観するにあたり、精読を試みたいものだ。
         
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大文字草も芽を出した。

2012年03月17日 06時53分31秒 | ガーデニング・庭づくり

 これは、大文字草の芽出しで、右隣りは植物分類上は同じ仲間になる ユキノシタ である。ユキノシタに似ていて、うぶ毛があり丸葉(腎円形)の鈍鋸歯状の葉縁は赤みを帯びていて可愛らしい。やがて、クルス状で繊細な白い花をつける。この草花の持っている個性は、野趣あふれ周りにしゃれていて散文的な景色をつくるのだ。
 大文字草は、ブログにも掲載したが昨年の11月、 タチギボウシ の根にくっついていたのを丁寧に根をほぐし新たに鉢替えした。その時はげんなりして衰弱していたように見えたが、なかなかどうして、キチンと芽を出している。亜寒帯向きのせいか芽出しの時期も早いようだ。
 この株はなんとなく原種っぽいが、いまだに園芸品種名は不明である。

  ≪撮影:平成12年 3月15日午後 3時≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。
          

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匂い菫の花

2012年03月16日 04時09分41秒 | ガーデニング・庭づくり
ポカポカと良い天気の午後、わたしは、庭に出てなにか今、開花している花がないかと探してみる。
 ニオイスミレがとてもいい感じで咲いている。小花だが、昨年の暮れ以来ちらほらと花をつけていて今を盛りと花数も増えている。もしやと思い、花びらをちぎり鼻を近づけて嗅いでみたら香りがする。あの頃は無香だったが、冬の寒さを経ているからだろう、チャーミングな芳香にスーッとする感じだ。形容すると、若い乙女が持つ純でアクセントのある、あの忘れがたい香りだ。これには、さすがに香水の原料にするほどで納得する。
 このニオイスミレはわたしが、昔入手してから、露地植えにしていたのを忘れていた。気づいて1,2年前に8号の平鉢に鉢上げしたら元気になったものである。スミレ類は匍匐茎でどんどん放射状に繁殖する。
 これからの季節、こちら関東の山野や田畑の畦道では同じ仲間の タチツボスミレ もあっちこちで見かける。
 ニオイスミレの英名は sweet violet だそうで、なるほどと思う。今回の写真では接写が上手にいったようで、きれいな紫色を再現できた。
 そう、今は春だ。山や道端や庭先にカタクリなど、これから春を呼び込む山野草のにぎやかなシーズンの到来だ。

≪撮影:平成12年 3月15日午後 3時≫
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井上陽水の作詞、人生が二度あれば

2012年03月11日 07時05分40秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 古ぼけたCDが見つかり、ある日、井上陽水の歌を聴く。“明星”、ポリドールレコードのアルバムだ。懐かしいもので、底のない暗闇の中からあの独特の高音が響いてくる。簡素な詞に明るいようで突き抜けた伸びのある旋律。わたしは昔からそういうイメージを持っている。聴く姿勢を言うと、このごろの心境ではスピーカーでなくてヘッドフォンでしか聴けない。外見をはばかり、聴けない。
 わたしにとって、この歌詞の内容も時宜を得たというと変な話だが、なんだか心がざわざわしてくる。親子間のこと、実際にこの年齢に近づいてくると、ものごとが二重写しに見えてくる。
 しかし、余計な御世話だ。

 人生は一度でいい。十分すぎる。

 わたしは井上陽水とは同世代だ。これを作ったのは陽水が二十代だろうか、多分これは、父母のことを、無責任にのほほんとこれからの人生への憧憬の視点でつくっている。今のわたしにとって面映ゆいのはそのせいだ。

  人生が二度あれば

   父は今年二月で六十五
   顔のシワはふえてゆくばかり
   仕事に追われ
   このごろやっと ゆとりが出来た

   父の湯飲み茶碗は欠けている
   それにお茶を入れて飲んでいる
   湯飲みに写る
   自分の顔をじっと見ている
   人生が二度あれば この人生が二度あれば

   母は今年九月で六十四
   子供だけの為に年とった
   母の細い手
   つけもの石を持ち上げている

   そんな母を見ていると人生が
   だれの為にあるのかわからない
   子供を育て
   家族の為に年老いた母
   人生が二度あれば この人生が二度あれば

   父と母がこたつでお茶を飲み
   若い頃の事を話し合う
   想い出してる
   夢見るように 夢見るように
   人生が二度あれば 

 どうやら、妙な歌の紹介になった。彼にはノスタルジック、ロマンチック、セレナーデ風な曲も多い。
 そのなかで、よく知られた 「心もよう」、「夢の中へ」 はわたしにとって、40代の過去に、仕事的にひとり新たな業務をするにあたり、新たな局面を開く際に社内的に廻りが頼りにならず自分を励ますたびになんども聴いて、お世話になったものだ。
           
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ピンクネコヤナギとギボウシ品種群

2012年03月05日 10時52分53秒 | ガーデニング・庭づくり
ことしはもう暦の上では、「啓蟄」でこのまま「春一番」 が吹かずに気候は推移するのか。ことしの天候はわたしの読みでは2週間以上の遅れと予想し、このブログでも触れたが、どうやらテレビの気象予報では一か月の遅れとなっているらしい。そうすると、この天候異変は20数年ぶりらしい。個人史的には、わたしの子供が小学校入学前後のころだったか。
 寒害もあるが、いい影響としては、昨年の猛暑にもかかわらずこれでは花粉自体も未成熟になってしまい、杉の花粉症の発症期間が短くてすむこと。しかし、その他野菜や果物などの栽培の農家には悪いことになる。味はいいだろうが、春野菜は草丈が低く草姿が通常より小さくなるだろう。果樹は実が着果量が少なく小ぶりになる傾向が考えられる。ビニールハウスなどの促成栽培では重油や電気による加温費用がかさむ。果たして、四季的にはどういうことになるか。

 ところで画像は、ピンクネコヤナギ。猫柳の園芸品種で、またの名を振袖柳(フリソデヤナギ)?と称するのだったかな。
 先おととしの暮れ、近所の植木栽培農家にコブシの材料検査に行った際に、庭先で株立ち状に茂っていたネコヤナギの枝を10数本を分けてもらったもの。これは昔、生け花をしていたころ以来の紅いネコヤナギだった。樹木好きのわたしにとって、久しぶりの遭遇と言ってもいい。早速、花瓶にさしていたら猛然と水中で白く根を発根したので、5、6個に鉢上げしたが、今春確認したらわずかにこれ1鉢のみになっていた。しかも、開花は一花だけ。多分、わたしが迂闊にも水やりを怠ったせいである。
 ここでは、うまく写真に撮れたとはけっして思えないがアップする。ちなみに後方の背景に並んだ冬枯れのポット、鉢物は、各品種のギボウシである。わたしたちにとって、このギボウシ群は多品種少量販売の要であり、言わば親株である。わたしの気分としては、未だ遅し、ギボウシの『芽生え』 である。

  ≪撮影:平成12年 3月4日午後 12時≫
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チャールズ・チャップリンのライムライト

2012年03月03日 05時51分52秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 この間、チャールズ・チャップリンの「ライムライト」をDVDで見た。「街の灯」につづいて2作目だ。わたしは、チャールズ・チャップリンの映画は昔からあまり好きになれないでいた。若いころに熱狂的なファンが身近な友人にいたが、わたし自身が特別に食わず嫌いでもない、ただわたしにとってきわめて珍しいのだが飽きてしまって映画が終わるまで待てないのだ。なんだか、これ見よがしに都市の街角の市民の哀愁を訴えているようでいやだったのだ。ドラマもそうだが、音楽的にセンチメントあふれる主調低音のテーマがいやだったのかもしれない。
 名画とされている「ライムライト」はチャールズ・チャップリンが老年になってからのもの。偶然に手に入ってからから見たが、随分と上映時間が長い。140minで、わたしは半ば義務感に駆られ辛抱して(!?)、二度に分けて見たのだ。
 やはり前半はわたしには退屈で、映像では2/3ぐらいから新人女優クレア・ブルームの演ずるバレリーナが売れ始めたあたりから盛り上がり、次にシーンはカルヴェロ役チャールズ・チャップリンに愛情を告白し、由緒ある劇場での特別興行、言わば大団円の場面へと最後まで見ることができた。お陰で、なるほど、喜劇王とはこういうことかと一人合点がいった。
 しかし、特に、今のわたしには、老境に至った心情を吐露する科白に惹かれた。そして、はじめて見るチャールズ・チャップリンと共演した無口、無表情の喜劇俳優 バスター・キートン を見ることができたことが嬉しかった。
          
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雪柳とどうだんつつじに春の息吹を探してみる。

2012年03月01日 05時17分11秒 | ガーデニング・庭づくり
朝から、千葉では昨日は今年二度目の積雪、こちら南関東では天気のニュースが慌しい。それでも、どうやら、夕方までにはとけてなくなったらしい。しかしこの建設業界では、年度末にかかろうとするこの時節、工期ある屋外の工事はてんてこ舞いだ。

 今年の冬は遅い季節変化だが、ここでは爽春の息吹を感じたい。いつもわたしはリビングのソファに座ると、庭には深紅の花を咲かせる曲幹のさるすべりが正面にあり、その下に大人並みに背丈の高い雪柳がある。今年は遅くてまだ白い花芽が見えない。小柄でキリッとした白と黒の羽の四十雀も、これに戯れる、クリクリした目で体全体が萌黄色の愛らしい目白も見ない。この樹木は家内が好きで、わたしが庭に出てちょっとでも間引くために枝や花に触ろうものなら、どこからともなく、おかしく剪定しないかと監視されている。

 このどうだんつつじは、実は挿し木で増やした。わたしは、だんだんとこの樹木の特性を知ってきたら、どうやら挿し木できそうだ分かり、試したら成功したもの。種子はつかないので実生は無理だが、そんなことで株分けやもちろん根挿しは可能だ。だが、水切れには注意が必要である。維持管理の際はこの樹木がその緑地の土壌の乾湿の目安になるのはプロの植木屋さんなら周知の事実だろう。
 おまけの画像に、手持ちでいまだに花を見ずにいる今流行りのクリスマスローズも載せる。どうやら、その原因はわたしが栽培方法を知らずにいたせいか。
  ≪撮影:平成12年 2月26日午後 2時≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

           

     

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