うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

株分け作業後のギボウシです。

2018年04月26日 04時11分46秒 | ぎぼうし栽培日記
 わたしにとって今年は、ギボウシが好きで栽培を始めてから足かけ12年目になる。 花よりも葉を楽しむ、ちょうどギボウシの葉色、草姿、斑の入りかたもこれから5月の連休を過ぎて入梅前までの間は特に素晴らしいものです。緑色と言え、そのバリエーションの多彩さには魅入られてしまう。もし千葉や近県の方、または業務や観光で関東までお越しになる方の訪問を歓迎いたします。事前にご連絡を下さい。
 ここでは、現在、ギボウシは増殖や更新のための株分け作業を完了して10日ほど経過する。その画像をUPする。

          
 今これは、埼玉県のIさん注文分のギボウシの根株の調整作業後です。今回は大型のギボウシばかり。生憎と屋外は久しぶりの強雨です。自宅の濡れ縁にギボウシ苗を置きギボウシの水揚げ状況を見ているところです。ギボウシの姿や茎がピンと立っているかどうか、です。わたしとしては、養生期間として数日かけています。この後は発送直前に段ボール箱内に動かないように荷姿を整えます。ちなみに梱包サイズは120cmです。
          
 下段の画像と比べてみてください。株分けからちょうど10日目、みるみるうちにギボウシは青みを増し伸びていきます。今日は久しぶりの降雨です。
          
 これは、4月15日、除草も含めて増殖や更新のための株分け直後の状況です。この時期からしばらくの間は天気や日照条件を考慮して、各鉢は品種ごとの特性に注意し配置しなおしていきます。また競合する品種もありよくそれぞれの生育経過を観察します。

<赤字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。>
 ※各品種の単価一覧表は、H30/3/13付けのこのブログで公開しています。なお、【ご注文にあたって】と【購入時、栽培上の注意事項】もお読みください。
 ※ご注文、ご質問やお問い合わせは H・P有限会社グリーンワークスのお問い合わせフォームにてお願いいたします。
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つつじの花が咲き乱れて

2018年04月25日 17時05分31秒 | 個人の庭・エクステリア
今日は暦の上では穀雨だがしばらく雨も降らず気温も上昇する。わたしは思いったって、連休を前に植木市場に行ってきた。ここは、以前より規模も縮小して盆栽棚がなくなり草物の鉢が置かれなくなった。うん、活気もなんだか閑散としているかな・・・。千葉の東金は匝瑳市八日市場とともに植木生産の本場、世間の動静では植木が売れなくなったことも反映しているらしい。とはいえこの日の天気は晴朗、わたしは汗だくで見て回る。仕入れたのはギボウシ3品種のみ。
 画像ではつつじが百花繚乱の体である、UPする。
     

     
                
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天王洲アイルにサトザクラ6本を見に行く

2018年04月21日 04時37分33秒 | 天王州アイル Project
わたしは、4月11日、品川区内の天王洲アイルにサトザクラ6本を見に行く。実に平成3年6月竣工以来だから27年ぶりだ。
 樹木医仲間であるFacebookでも記事をUpした内容であるが、以下に画像に添い説明する。
 天王洲アイルというロケーションはかつてほどではないがテレビやCMのロケ現場で有名、冒頭の人道のトラス橋(ふれあい橋)もよく使われる。多分、業界内では格好の場所であったろう。ここの事業主や地権者はおおらかだし、ロケ代を数万円で貸し出し、見慣れた俳優をよく見かけた。そこでは段取りよくロケのクルーが山賊!のように行き来していたもの。
 ①ファーストタワーには以前わたし共の事務所があったが、今は須らく知らない会社や人間ばかり。面している天王洲運河にそってサトザクラ(関山3 一葉3)、近接する地区公園に普賢象1がある。計画では景観を考慮し潮風害に強い 八重紅大島 を候補にしたが大手の材料業者でも入手できず結果的にサトザクラ系にした。初めの頃は樹高5mで植栽し、十字鳥居支柱を何度も補修した。微気象上、生育環境は厳しい。しかし、経年的に見てくると、まあこんなものだろうか、とも思う。
 ②この樹木はシンボルツリー的存在、宮崎から船便で運んだ樹高11mのタブノキであるが、その時に幹に傷をつけたのだが、今でも樹形、樹勢が良くない、わたし的には後悔先に立たずの心境。ところで、樹木医だったらこれをどう診断し治療するだろうか。
 ③みどりの広場では、当日、植木の職人さんがアキニレの整枝(姿?)剪定中であった。細かい丁寧な作業。デザイン性のある構造物に合うようにとアキニレはロウソク仕立ての樹木を導入した。まあ、この配植はいまでは考えられないかも・・・。
 ④ファーストタワー西側壁面に大きな外部配管がありそれをカバーするためにつる植物を這わせた。ステンレス製誘引資材の大きさは高さ11m周囲5mになるが、まあまあ上手くいったようだ。つる植物の特性を検討する。生長速度、常緑・落葉性、開花期、つるの出方やからみ方を調べて、育成伸長品であるノウゼンカズラやビクノニアなどを組み合わせた。こういう垂直面緑化の場合はいろいろ数種を混植するのが肝要だとおもう。
 ⑤スフィアタワーの地区公園のパーゴラにはテイカカズラやヤマブドウが屋根のように繁茂している。手入れ不足である。
 ⑥みどりの広場とファーストタワーの米栂のゲートトラスです。立面・垂直面緑化は天王洲アイルの中ではここが最大の規模である。被覆しているつる植物はヘデラ・カナリエンシスにツルウメモドキとモッコウバラなどです。
 ⑦東京モノレール線天王洲アイル駅の軌道直下のパーゴラにはツルウメモドキとテイカカズラ(ビクノニアだったか?)の配植だ、なかなか水平的に全面に伸びずにいたが、やっと最近帯状につながった模様だ、なんだかホッとする。
 ⑧遅ればせながらここ天王洲アイルは、その後にシーフォートスクエアと旧JALビルに続き、建築設計事務所やゼネコン設計担当者と協議したプランニングと、施工管理が4年から5年、それから直営の社員3から5名で花壇計画も含め維持管理業務を11年と、当時所属していた造園会社内でわたしがひとりで責任を持って担当したもの。実はこの時の植物の経年変化を真直かに見た経験がどのぐらい貴重なものであったかと、あらためて今は感慨深いものである。
 また以前、事業内容や植栽データの紛失を恐れ自主的に資料編としてまとめた。天王洲アイル開発計画については『天王洲アイル・メモランダム』、また椿、桜、オリーブ、ヤマモモなどの『天王洲アイル・品種名調査報告書』の小冊子を作成し事業主や地権者に配布したものです。


























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わたしのお気に入りの花

2018年04月20日 04時55分30秒 | ガーデニング・庭づくり
今年もわが庭では、春の訪れとともに花盛り、わたしのお気に入りの花を掲げる。業務以外は在宅時間が多いわたしの無聊を慰めてくれる。もっか、次に以前、栽培に失敗した翁草を探している。


  鯛釣草(タイツリソウ)は東北は気仙沼で求めたもの。一見草姿は弱々しく見えるがケマンソウ科の仲間でありなかなか強い。 なんとなく風雅で面白い。しかも開花期間が長いのがいい。


  深山苧環(ミヤマオダマキ)はやたらと種子であちこちに増える。この濃い紫花が特徴。


  紫花菜(ムラサキハナナ・諸葛菜)は初めに庭へ種子を蒔いたらドンドンはびこる。ある意味で雑草だが、来年の為に何箇所か残
している。


  山吹は、関東では都市の緑地に植えられ、特に八重咲きが多い。しかしわが東北の田舎では山中の沢沿いに自生してい   て、故郷を感じさせる花木だ。一重咲きで黄色い花がスッキリしていてうるさくない。
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ギボウシの株分けをおこなう。

2018年04月14日 19時10分31秒 | ぎぼうし栽培日記
幸いにも4月に入ってからは好天続きで、ギボウシ鉢の各品種の生育状況をチェックして除草、鉢土の補充、株分けをする。これは鉢内でギボウシの根がまわり過ぎていて衰弱を防ぐ更新作業の意味あいもある。わたしの場合は露地ではなく全部がポット栽培だ。正味、一週間ぐらいかかった。こんなに徹底的に作業をするのは数年ぶりか。肉体的には断続的な腰痛、右手の親指が突き指状態である。
 わたしは経験的に、ギボウシの園芸作業をこの新芽が出て展葉する今の時期が、一年の内で一番重要と考えている。次に大事なのは初秋の9月頃の根の分岐を促す肥培目的などの作業だ。そして、お客様から注文があった時点で鉢上げや株分け後が(わたしはこの作業を根株調整としている)10日以内の養生期間を設けた上で発送している。用土は市販されている雑菌の少ない培養土単用である。
 世間に出回っている園芸関連の雑誌や本では、作業時期は施肥や株分けを地上の草茎部分が枯れた晩秋が適期とか記されているがどうだろう。ところで今年は珍しい冬で霜柱によって鉢土が盛り上がったりの被害が少ない。
 除草では画像で見られるように雑草の種類がシダ・山苔・銭苔やイネ科やキク科・ハコベなどの耕地雑草・チドメグサ・カタバミの仲間など10種類と、ほかの草花である水引き・ツワブキ・ムラサキハナナ・小鬼百合・虞美人草(ヒナゲシ)・ミヤマオダマキ・ハナニラ・セダム、野菜では大葉・ニラ、樹木は隣家や住宅地の近所の山林から入り込む南天・クロガネモチ・杉であるが、面倒だがすべて手抜きで取り除く。これらは風や野鳥が種子を運び込むのだ。また、生け垣であるプリベットなどの根が鉢底から入り込む場合もあって難儀する。時には驚くことに鉢内にミョウガの地下茎が入っていたりして伸びてくる。
 また、自家製で堆肥などは簡易的に落ち葉や剪定枝葉を詰めて空いた肥料袋で作っているが、今回の場合は製造がその前段階である腐葉土には同じ自然の材料を持ちいている。再生品の利用に心掛ける。用土は赤土。補充的に肥料分も含む野菜や花壇用のブレンドされた培養土を増し土に使用する。基本的にギボウシ栽培に化学肥料は使わない。鉢底には発泡スチロールの砕いたかけらを敷き込む。
 ギボウシ株は今までの栽培経験から、近年は管理が楽なので各品種ともおおむね大株で維持するようにしている。購入したばかりの品種の特徴の分からないもの、貴重なもの、栽培の難しいもの、繁殖力の弱い品種は、日照時間・散水のしやすさを考慮し、手の届く範囲内に置き・季節ごとの天候によりギボウシ鉢の配置を替えていく。
 今回は、株分けで増えた鉢数は21鉢、除草作業以外でケアした鉢数は80鉢程度になる。不明株は10鉢。最終的に888鉢をカウントする。

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ギボウシ・寒河江 の出荷準備

2018年04月10日 06時43分29秒 | ぎぼうし栽培日記
4月に入り好天が続き、わたしは屋外で、連日、ギボウシの株分けをおこなう。
 ここでは「寒河江」を紹介、これはコバギボウシとともに知人の造園工事業者から品種指定の要望があり、ポット苗の荷姿をこしらえる。ギボウシという植物はある意味で趣味の世界、品種指定ではなかなか入手が難しいだろうと想像する。むしろ、山野草や盆栽などの愛好者の世界と言ってもいいくらいだ。
 2鉢を1芽ごとに株分けし21.0VPの4鉢に仕立てる。その際に誤って幼い芽に根部を付けずに切り離してしまった。ギボウシの世界で「寒河江」は大型性で気品のある貴重な品種である。そこで急きょ、微塵混じり赤玉土の挿し木床に挿したもの。つまり、新芽挿しである。わたしは、以前に葉挿しをおこない成功したこともあってその後の様子を見守っている。

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閉校した小学校のソメイヨシノ

2018年04月04日 05時20分17秒 | 樹木医の日々片々
4月1日、閉校した小学校の校庭にある ソメイヨシノ は当日満開である。研修会で樹木診断を行う。5年ほど前からこの時期に、毎年、樹木医有志が現地に集まり治療経過について意見を言うことになっている。経年的に定期的な調査点検は重要である。わたしは一昨年から毎回参加する。
 3月の上旬にエアスコップによるエアレーション・薬液潅注の土壌改良をおこなった直後から、今年はみるみるうちに気温が上がり例年より一週間は早い開花になった。
 今まで、ナラタケ菌・ナラタケモドキ菌が確認されており、その防除方法や対策について検討した。樹勢的には現状維持をキープしているか。
 また当日に測定して、形状寸法は樹高13.0m 、根元から0.3mの位置で目通り周4.54m、枝張りは南方向13.5m 東11.1m 北11.1m 西11.8mであり、樹齢は85年と推定された。後方には後継樹が植栽されている。

 この日は、近年にない花見日和、わたしにとっても春の陽気はどこまでもうららかな軽やかでたのしいひと時であった。冒頭に、花吹雪舞う光景を付け加える。

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