うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

原種系の白覆輪ミズギボウシ、セトウチギボウシ

2010年06月29日 03時27分45秒 | ぎぼうし栽培日記

 これは、原種系のギボウシ、今は、花のつぼみを立ち上げている白色の線覆輪である。すぐにでも株分け可能であるが、まだこの品種は入手したばかりでひと鉢しかない。
 白覆輪ミズギボウシ
(中型細長葉・ヘラ状葉・白糸覆輪・ 色花・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)
 なお、上部は タチギボウシ。右下は  イワギボウシ(品種名:白王界)、左側の虫の食った跡のある三角の扁平な葉は広島県の一地域である周防大島が自生地で知られる セトウチギボウシ である。ここで話は深くなるが、同島はわたしにとって、実は、民俗学で有名な宮本常一の生まれ育った島でいつかチャンスがあったら行きたいと望んでいる場所だ。

     

 今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、 カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
 なお、注文を受けてあつらえたのちに、ギボウシ出荷時の際はこのブログ上でご注文品を画像でアップし、実物を確認していただきます。

●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

簡素なコンテナガーデン

2010年06月28日 04時11分10秒 | 個人の庭・エクステリア
梅雨時期は陽気がうっとうしい。こんな時には派手な花よりシンプルで明るい色合いの花の色が似合う。
 この写真では淡紅色の ほたるぶくろと、白い花持つギボウシの 黄金姫徳玉、花の蕾を立ち上げて来た 白カピタンを組み合わせる。それにミニの アガパンサスなどのそれぞれのポットごとの寄せ植えで清涼感ある光景を演出する。
≪撮影: 6月27日 午前10時半≫
     

 プランニング、植物のご質問、ご相談に際しての連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ・エレガンスとキャプテンクックの花が咲く

2010年06月27日 11時00分08秒 | ぎぼうし栽培日記
梅雨時のギボウシも、早いもので咲きだした。
≪撮影: 6月27日 午前10時半≫

     
 エレガンスとキャプテンクック、どちらも白花。
 今日は家内の友達の誕生祝いに タマノカンザシ系の フレグランスブーケ 8号鉢を提供する。昨年は素焼き鉢に パトリオット を渡したが、その際に香りのするものをと言われていたのだ。 フレグランスブーケ の花は季節がお盆過ぎくらいの開花になるだろう。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラフターで図面を修正する日々

2010年06月26日 19時09分14秒 | わたしの日常です。
テレビでワールドカップサッカーに釘付けの毎日、梅雨も中盤だ。
 ところで、わたしは今珍しくドラフターを使って図面を直している。手描き図面である。
 どうしても原図が見当たらず、青焼き図面からトレペ(トレシーングペーパー)に焼き付けて元図にしている。(この業務もなかなか扱っている所がなくなんど探し回ったことか・・・。)

     
     

 この器械はある世代には懐かしいもので、今は製図業界も完全にCADに駆逐されてしまった。当時詰めていた現場事務所で、12万円+製図台で購入する。今ではかなり珍しいとおもわれるので、記念に(!)これを画像でご披露する。わたしは生来随分と物持ちはいいようで、PPC修正液や字消しプレート、芯砥ぎ器、コンパスやテンプレート、ロットリングやピグマも探し出す。
 いづれも、会社勤め時代に身銭を切って手に入れたのだったが。
 これは、多分25年前に購入したものである。

 いやはや、なにもかも、時代が変わってしまった。
          
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つる植物が繁るマンション

2010年06月19日 06時32分11秒 | マンションの植物管理

 これはあるマンションの外階段の蔓(つる)植物の現状です。この太い蔓は高さが12m以上はあり、20数年経った モッコウバラです。柱にホリアンカーとピアノ線を用いて垂直に誘引している。
 このマンションを担当した設計事務所は、建築設計の分野では戸外の環境とのかかわりあいを重要視してデザイン的には、入り隅・出隅やファサードは意匠や骨格が大胆で、連関している見えがかりなどの生活感覚上のデティールをおざなりにしないことで有名です。数々のマンションを手掛けているが、緑や樹木も多く持ち込み、強固なRC構造の躯体と外壁はコンクリート打ち放し仕上げが多い。

     
 また、ここではこのトラス状の外階段の踊り場に人工地盤の花壇が設けられている。植栽されているのは モッコウバラと ナツヅタですが、なんと、実生とおぼしき ヤマモミジも生えている。多分、これは風(野鳥ではない?)が運んできたものである。

 これからの管理は、モッコウバラの芯止めと、混んだ枝の間引きをおこなうプランで検討している。実はモッコウバラがこんなにも繁殖力が旺盛で花つきが良いとは思わなかった。だから、葉の入れ替わりも頻々で落ち葉清掃が必要になってくる。モッコウバラの特性が不明であった。その当時、植栽時点では造園的に利用する方法が明らかになっていなかったのだ。
 ちなみに、よく見かけるモッコウバラは原種で黄色い小花をびっしりつけますが、白花のものは園芸品種です。つるが上に伸びていく旺盛な性質で(斜上成長だったかな?)、他へ本体もからまず吸着根やひげも出さず、幹や枝本体が他の支持体に寄りかかりながら成長していきます。正式には、もたれかかり植物、と言われる。

 もし、マンションの緑のメンテナンスの問題でお困りの方がいましたら、どうぞ、遠慮なくご相談ください。これはあくまで参考ですが、下記のサイトもついでにのぞいてみてください。
  詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
          
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もフェイジョアの花が咲いた

2010年06月19日 03時56分44秒 | オリーブ・フェイジョア栽培日記

 地元では少々遅いのですが今年のフェイジョアの花です、どうぞご覧あれ。
深紅のおしべに白い花弁は亜熱帯性をおもわせる。このぼってりした厚みのある花弁は食感もよくて砂糖のような甘さ、エディブルフラワーということになります。その証拠に、花弁が地面に落下すると、赤いしべだけを残しすぐに蟻たちがどこからともなく集まってきて食べつくすのだ。
 当初は観葉植物扱いであったが、露地に植え付けて25年ぐらい経つでしょうか。“クーリッジ”という自家授受粉種なので、着果はOK、わたしは利用の仕方を未だ模索中であるのだが、この果実の収穫量は毎年数キロと安定している。(食べ方や調理方法にいいアイデアのある方は連絡をいただきたい。ただし、毎回豊作のようで、結構、ボリュームがあります。)
 サイズは 樹高3.5m  幹回り35,35cm  葉張り2.3mです。

≪撮影: 6月17日 午前 7時半≫
     
        

 なお、品種、栽培の苦労や果実の収穫についての今までの話題は、オリーブ・ フェイジョア栽培日記 をどうぞ。
 ご意見、ご相談は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
     
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒河江ギボウシの開花

2010年06月18日 05時17分22秒 | ぎぼうし栽培日記
     
寒河江ギボウシの白い花が咲いた。この品種はこんなにも早かったかな。撮影したのは 6月17日の午前 7時半ころ。ついでにほかのギボウシの全体の状況も掲載します。(左上の紅いバラは、分類的にはティーローズになる。‘ブラックティ’)

     
 ほかに早い順に、 サンダーボルト、 ポールスグローリー、 黄金姫徳玉、 キャプテンクック、 フランシスウィリアムス、 エレガンス になるが不思議なことにいづれも白花だ。早咲きのギボウシの品種群にはどうもその傾向があるらしい。花自体をとりあげると季節が夏から秋に近づくごとに、白の地色に紫がかったりピンクがかったり、または匂いがついたりするらしい。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金糸梅と大金鶏菊の花

2010年06月17日 09時20分05秒 | ランドスケープデザイン
梅雨の合間に、西洋金糸梅が咲く。この芳しくない陽気、すっきりしたイエローの花が次から次へと咲き続けている。一日花と思われる。繁殖は挿し木でおこないすぐに発根する、簡単なものだ。この花は、意外や意外、あまり花屋さんでは見かけない。商売ネタで言うと、洒落たポット鉢にして店先に数鉢陳列すると、きっと、お客様は飛びつくはず!

 写真、手前左側の二輪の花はオオキンケイギクだ、今では特定外来植物に指定されて、新たな栽培は禁止されているもの。わたしは、昔、ランドスケープ利用目的で流布した ‘ワイルドフラワー’ブーム以来、この草花を持っていたのである。簡単に発芽するようだ。
 前の会社のあった天王洲アイルでは、伸びて草丈は1メートルもあり非常に丈夫な黄金色に近い黄色い花(しかし、顔を近づけるとやや悪臭がある。)で、この季節には毎回大量に刈り取って、投げ入れに格好の花だと考えて同僚の女性社員や関係者に配って歩いたものである。

 実はオオキンケイギク(大金鶏菊)は、“特攻花”とされる。大東亜戦争末期のころ、鹿児島県の知覧にあった特攻隊基地の飛行場に繁茂していたもので、なんとも、若い青年たちの悲しい思いが詰まった花だ。
 草花の世界も、重いその時の時代背景にともなって変遷を経ていることになるだろう。

 ご意見や感想は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
        
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏、真昼の公園の憂鬱

2010年06月14日 06時37分05秒 | ランドスケープデザイン
今は初夏。この間は、公園にいた。展示会を見るのが早めに終わり、次の行き先である川崎市内のマンションまで時間があり、持参のおにぎりを食べようと場所を探しだして池の淵の東屋のベンチに座った。
 都内の造園会社に在社時代、わたしは技術営業、現場管理業務として図面や資料をもって、ゼネコンや建築設計事務所の設計積算担当部署であったり、現場事務所に打ち合わせや現場確認に行ったものだ。そこで足をのばして、必ず、東京近辺のおもな公園、植物園、資料館(美術館)、その時代の注目されていた建築や造園作品を見て回った。資料をもとめて、東京駅八重洲口のブックセンター、専門図書のあさりにも行った。その頃は仕事の必要と現物に直接ものにあたる性格のせいか、単独行動が多く、植物や造園の知見をもとめてのものである。その経費は大体自腹であったが、ひと通り、わたしとしては現地の踏査や、資料渉猟をおこなったものである。
 しかし当時、そのさまは精力的でなにかに追いかけられているように見受けたかもしれない。

     淡いピンクの熱帯睡蓮と、増えすぎて問題になっているみどり亀。
     
     
     落羽松の気根もあちらこちらにある。
     

 今は休日のお昼前。
 リタイヤした年配者はカメラと三脚を抱えて動き回り、一心不乱にキャンバスに向かって水彩画を仕上げている中高年の男女もいる。団体ではリハビリ中の者や身障者の一群、花を目ざとく探し出し嬌声をあげるおばさんの集団。だが、公園利用者に社会的に働き盛りの男性や若い人がいない。こんなことはありきたりの光景だが、わたしには不思議に感じる。

 その当時もそうであったが、なんだって、平日はむろんのこと、働き盛りの30、 40代のひとが少ないのだろう。この造園業界でさえも、コンサルや造園工事の関係者も専門教育を学校で学べば良しとするこの世界の風潮や雰囲気に納得がいかないでいる。現地にも行かず、現地での確認を真剣におこなわないのだ。もちろん、竣工後現場には行かない方が多い。しこうして、その結果、わたしには知識や実務のみで時間の流れや感覚上の修練がないようにおもわれるのだ。そうすると、概念的観念的な成果品や、予算と技術にしばられた工事作品しか残さないことになる。
 日常生活の視線から仕事を見る目が必要だ。

 公園利用についても、わたしには、世間的に他の業界でも同じであり、他人と違ったことをしてはいけないという性質と側面にしばられているのではと感じる。そこに、わたしは偏った一面的に過ぎる仕事観や人生観にいびつなものを感じる。大げさになるが、おおかたの日本人の褒められるべきではない特徴のように思われる。

 ご意見や感想は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
        
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神代植物公園でのぎぼうし展示会

2010年06月13日 07時01分52秒 | 展示会・資料紹介・ホスタガーデン

 ここでは、先日行ってきた、神代植物公園でのぎぼうし展示会の画像をアトランダムに掲載します。ああだこうだの説明はいづれ、いつかの日にでも・・・・・。
 場所は正門から入って左側の売店のあたりの屋外スペース、すぐにわかります。なお、開催は6月13日までです。お近くにお住まいの方々、ギボウシフリークの方はお急ぎください。

≪撮影: 6月10日 午前10時≫
     
     
     
     
     
     
     
     

     ギボウシ即売会の一部
     
     

 今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、 カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
 なお、注文を受けてあつらえたのちに、ギボウシ出荷時の際はこのブログ上でご注文品を画像でアップし、実物を確認していただきます。

●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ、「天竜」を入手する

2010年06月11日 09時30分42秒 | 食用のギボウシ

 先日のギボウシ展の即売場で、探していた待望の品種 「天竜」を入手した。その目的は “うるい”として知られるが、食用に供するためである。お値段は、千円とちょっと高い。なかなか、原種のギボウシ群やこの手の品種はホームセンターや市場では出回らず、見つからないのだ。(画像の中の右側は満開の西洋金糸梅です。)

 ◎トウギボウシ(品種名:天竜): Hosta sieboldiana 'Tenryu' 長野県の天竜川沿岸で栽培されていたもの。葉丈1m以上で花茎は2mを超える、超大型種。  
 (大型大葉・濃緑色・ 花・・・芽出し;?・成長度;早・伸長時期;春?)

 わたしは、この春からの山菜がマイブームになっていて、タケノコ(筍掘りに4度も行った!)、コゴミ、タラノメとたべている。 ヤマウドはいまだ体験じまいだが、今は真竹(唐竹)のタケノコが収穫の時期にあたり採りに行かなきゃあと、実はそわそわしている。
 この間は、ついでに 「ゼンマイ」も園芸店から購入し、自家性の堆肥をいっぱい入れて21.0cmのビニールポットに植え付けたほどである。その頃にまとまった量の原種の 「オオバギボウシ」の草茎も食べたのだが、野菜に負けるとも劣らず、なかなかいい味だった。
 しかし、どうも調べてみると、もっともっと、この品種の、「天竜」の方がおいしいらしい。
 さあ、このギボウシはどういう性質なのか、探っていく。これからどんどん増やさなければなあ。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代の植物のメンテナンスの考え方

2010年06月09日 09時10分33秒 | マンションの植物管理
 一時
 ここでは、今、やっているマンションの植栽の管理の考え方について、ちょっと感じていることを記したい。
 わたしの今までの業務経験は、大きな例では天王洲アイルのように、植栽計画から施工とメンテナンスと、一連の流れでおこなってきたことが多いのだが、実はこのこと自体が珍しい。昔から造園会社の業務の範囲が分業化されていて、ひとつのものととらえることがなされていない。わずかに、町場の仕事として、戸建や一般の庭の管理で考慮されているのみである。
 ところで一方、マンションの植栽の管理について言うと、マンション開発が本格的に建設されたのは、高度成長ののち、公共の住宅公団や県の住宅供給公社の集合住宅の供給があり、それはバブル景気の前の頃から急激に需要が拡大して始まっている。
 バブル景気の前の頃と言えば、樹木を植栽してから優に30年程は経つことになり、建物の改築や建て替えて新築もあるがたいていのマンションは修繕の必要に迫られているケースが多い。その対象は建築の住居部分については通信ネット、ELV、駐車場、ほかのユーティリティスペース、機能面は屋上部防水、外装、給排水設備の老朽化対策などである。
 
 樹木については、その時代は緑地を増やそう、木をもっと植えようという時勢であったが、樹木が成長してきた今は新たな維持管理のノウハウがもとめられている、と感じる。造園業界では、昨今の景気不振に伴いなかなかいい案が出てきていないし、学術的には、そういう樹木の経年変化に伴う生態特に質的変化などのミクロの業務にはあまり関心がいっていないように感じる。

 コストパフォーマンス(費用計画)

(書き込み中)

 同じ問題でお困りの方がいましたら、どうぞ、遠慮なくご相談ください。
 詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
          
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おすすめする園芸書⇒ 「めが先生の手抜き園芸」

2010年06月06日 00時35分26秒 | ガーデニング・庭づくり

 この間、調べ物をしていたら、以前に購入しちゃんと読まずにいた押し入れから園芸書が出てきた。妻鹿加年雄氏の 「めが先生の手抜き園芸」----家の光協会、である。この世界の本としてはこれは信頼できるし、よくできている。
 通常、園芸書の著者はもっぱら、学校の先生で会ったり、農業試験場をリタイアしたばかりとか、園芸会社につとめていたり趣味中心の園芸家であることが多い。妻鹿加年雄氏の場合は、その執筆するスタンスに社会性も一般教養も豊かな下地があるように思う。
 実はこういう分野では実作者イコール著者であり、おうおうにして文章や絵の表現力がつたなかったり、未消化の専門用語をつかったり、という場合が多いのだ。しかし、ガーデニング関係だと、それほど経験していないのに実務書に似せたイメージ主体の本が多い。本来のあるべき詩的感情もないくせに、プレゼンテーション紛いやコピーライターの字句を並べたりする。「ムック」という書籍の形態なら許せるが、売らんかなという姿勢のみで、植え付けや繁殖もしたことがないのに、ただ単にイメージ主体の受け売りの内容やカラフル本の体裁をのみ整えている場合が多い。
 
 現代はウェブサイトと同じように出版された書籍をもとに、園芸好きは独りよがりに栽培の知識やコツ、ノウハウを得たと納得していることが多いようにおもう。そうすると、必然的に目だけが肥えたり、やたら頭でっかちだけになるものである。実は、園芸というものは自然を相手に楽しみながら手足をいとわず動かし、植物の経過を観察し育む気持ちが大事であるのに、だ。
 これは、言わば、今はやりの園芸情報ビジネス上のバーチャル化と商業化により浅薄なものになった結果である。本来、園芸の楽しみはどこそこで購入したという消費行動ではなくて、育てることにある。わたしに言わせれば、こんな薄っぺらな業務は愚にもつかないことだ。
 
 植物という生き物を扱う場合には、それぞれの育てる環境や条件が違うのだから、それゆえに具体的に表現すべきであって通り一遍の説明ではおかしなことになる。そんなことも含めて、実際は成功よりも失敗体験をいやいやながらも積み重ねていかないとわからない。園芸書はその体験談を的確に分かりやすく叙述するのが著者の望ましい態度だろう。
 わたし自身は、ちょっと前までは、NHKや一部の定期刊行雑誌、妻鹿加年雄氏や西 良祐、能勢健吉の各氏の園芸書は信頼できる本としていた。

 花壇や庭・植物のご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシと言えば、“ステンドグラス”

2010年06月05日 05時43分14秒 | ギボウシWeb直販コーナー
≪撮影: 6月 2日 正午≫


 これはいい。“ステンドグラス”です。タマノカンザシ系。
見どころは葉脈と中斑と、何よりも色合いが・・・・・。
AHGA(アメリカギボウシ栽培者協会)で2006年に Hosta of the Year Winnersを受賞したギボウシ。

(中型大丸葉・黄緑色濃緑覆輪・波打ち葉・芳香花・・・芽出し;中・成長度;早・伸長時期;春)

●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

剪定したあとの枝葉の処理は・・・

2010年06月04日 05時09分23秒 | マンションの植物管理
◇発生材の処理
・この維持管理作業からは, どうしても樹木の剪定枝葉, 草刈りや除草による雑草などの不用物が発生する。敷地内での焼却処分は  [消防法]  の関係で違法である。
 敷地外に持ち出すと, 産業廃棄物の 「木くず」に分類されて収集し運搬焼却するが,処理費のみでも、いくらかと有償になる。本来であればこのこの敷地内で処理するのがベストである。
 その場合は,
 1.地内の樹木の根元にチップ状にして敷きならべる。
  2.専用のスペースを確保して自家製堆肥の製造をおこなう。
 3.あらかじめ緑地内の土中に掘り下げてボックス状の処理場を設け堆積していき満杯になったら埋めていく。
 などの方法がかんがえられる。

 ここで、好悪の問題もあるが、ついでに昆虫好きのマニアックな方のために言うと、緑地内の目立たないところにラフにその枝や幹を重ねるて置くといい。かなぶんやかみきりむし、玉虫にとって、木が朽ちてくると格好の棲み家になるのだ。

 同じ問題でお困りの方がいましたら、どうぞ、遠慮なくご相談ください。
 詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
          
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン