うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

いまだ暗い休出予定の朝に・・・・・イ⑥

2006年11月18日 05時47分21秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

  ・霜田辺り 幽玄の地へ 朝日出づ

  初雪をJR線車中より見る
  ・眼蓋に星とびて ま白き一面田舎にぞ似る

  これで過去の句集からの採録が終わります。次回以降は映画、読書を題材に
  でもテーマにしていく予定である。

  今回のおすすめの映画はクリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作。
  ‘父親たちの星条旗’と‘硫黄島からの手紙’である、まだ見ないうちから
  推薦しておきます。たとえようもない最大の悲劇である戦争をあつかってい
  る。人間がこれでもかこれでもかというふうにバタバタ死んでいきます。
  人間の人間たる所以は何か?

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高台寺、醍醐寺三宝院をめぐって・・・・・イ⑤

2006年11月12日 05時50分24秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

  11月9日、思わぬ機会を得て京都の庭園に行った。大阪出張の帰りの午後、
  定期観光バスに乗り、紅葉はいまだしの曇り空のなかである。
  実は、京都の庭園めぐりは今まで封印していた。

  ・ねね殿は 堰月池になにを見む

  数年前のライトアップ時の情景を思い出して詠む
  ・こおろぎの音 夜のとばり落ちて 心騒ぐ


  ・音なしの 朽ち葉を踏みつ 醍醐の春

  ・鶴亀のにわ このようにして過ぐ三宝院
  
  ・凶事を 小春日和の地に念じる哉

  
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立冬をむかえつつ・・・・・イ④

2006年11月07日 04時59分57秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
 中国・昆明市の街はずれ
  ・物売りの声ども避けつ 母想う

  上海にて  
  ・銀輪らがこすれ合って進めり 鈴懸の路
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立冬をむかえつつ・・・・・イ③

2006年11月06日 04時55分03秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
  
  近江、三井寺にて
  ・散り紅葉 遠きより来て園城寺

  ・鈍色に雨中の一閃 頭を垂れて秋の宵

  地区運動会にて
  ・白線へ子供らのたぎりたつ 桜紅葉

  旅先での回想、日常生活でのよしなしごとを文にのせて吐露することを覚
  えているわたしは、もしかしたらそれだけでしあわせなのかと述懐する。

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多忙な10月--その2

2006年11月05日 08時21分47秒 | わたしの日常です。

  <続く>
 ほかに私的な部分では、わが家の柿の木の収穫である。おととしまでとは行かないとしても今年は豊作である。品種は‘甘百目’、大きさはりんごぐらいである。多分、100個以上の収量である。今現在、まだ12個ぶらさがっている。
 あの当時は配る先があったからいいが、今年は交際先が減り自分の家で消費しなければならぬ。木に成る実は野菜よりも栄養分が色々含み豊富であり、わたしも出身は農家の小倅、食べ物は粗末にできず処理に困った。次々にもがなければ鳥にやられるか、熟しすぎて落ちてしまい地面が汚れる。
 採取後家で食べるが、食べきれず腐らしてしまうこともなんどかある。
 関係する会社には一週間に2,3度通勤鞄に入れ持参し(!)昼食時にわたし自身が皮を剥き(実はこの作業は大得意です)、デザートで食べてもらう。そんな日が今でも続いている。

 それから悲しい出来事があった。
 わが家の子供、3番目である愛猫ボンの急死である。10月10日、家内が5時過ぎに帰宅した時に、既に虫の息であわてて動物病院に連れて行ったのだが間に合わなかった。ボンは3日前の夜の外出から早めに戻り食欲もなく臥せっていたので、今日病院へ連れて行こうと決めていた矢先だった。わが家に来て3年と10ヶ月、もうすぐ3歳である。死因は不明。
 わたしが息子たちに連絡、わたしももしかしたらと、思いつつ早めに家に帰ったが、和室の仏壇の前に、遊び道具・食器とともにボン用の寝具上で横たえてあった。少し硬直が始まっており笑顔を前足に乗せ寝そべった姿である。
 わたしたち夫婦が今までに見たことがないほど、その日は,子供たちが泣き崩れて動揺している。下の子がその夜はいっしょに和室で寝た。
 今後どうするか、家族で相談した。

 ペット霊園をあらかじめ調べておき、翌日電話をし予約する。成田市内のペット霊園の火葬場に連れて行き、荼毘に付した。午後1時15分に始まり午後2時5分に終わる。
 わたしはたまたま振り替え休日であったが、子供たち二人は、上の子供は休み、下の子供はいったん出勤後早退して家に戻ってきていた。
 野外にある火葬場では、その日は風もなく良い天気で、ひっきりなしに近くの成
田空港から東南の方角へ離陸するJALだのキャセィ航空のジェット機の騒音の時
刻である。三々五々、その焼却炉の重油バーナーの燃焼音の中で吹きさらっしで切
り開いたような広場でわたしたちは待っていた。
 その後は、小ぶりな骨壷を受け取り家にまっすぐもどる。

 そのうちに庭の隅に一部分を埋葬する予定である。
  <終わり>




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立冬をむかえつつ・・・・・イ②

2006年11月05日 06時19分35秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

  もうすぐ立冬だ。過去の句集の秋の作品がたまっている。10月に更新を怠
  ったせいだが、森羅万象、季節は移りゆく。これからは面倒だから時系列に
  そろえて数回にわけてUPしていく。
  まずは、平成3年と4年の作。
  年の頃40歳の初めか、仕事も人生も脂ののりはじめた頃、孤軍奮闘と言え
  ば上品過ぎるが思い込みと思い過ごしを感じて、今にしては失笑の内容であ
  る。

  ・硝子戸越し 木の葉ざわめき栗を剥く

  JR錦糸町駅周辺にて
  ・秋濃くセイタカの野に山羊二匹
 
  JR新検見川駅構内にて
  ・駅階段駈けのぼり来て 厚物咲 

  ・秋冷えにわかってなるかと口を噤ぎ
               小道を往きつ遠き黒山

  ・ホテル出て妙に胸騒ぎ 駅の雑踏
           人の背を晴れがましきと申し訳なく思う

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多忙な10月--その1

2006年11月04日 07時13分17秒 | わたしの日常です。

 10月は忙しかった。
 まず、業務関係。
 わたしが主催するプロジェクト会議の準備とその開催。大阪への日帰り出張、横浜での1年に2回2日間にわたり開かれる重要な営業会議が続いた。それに“屋上緑化”関連の会議が20日からの一泊二日で福岡出張があった。

 私的には、日曜ごとに当住宅地施設管理組合関連であり、地元ケーブルテレビ会社による地上波デジタル放送設備導入の説明会と理事会の開催、そして総仕上げである通常総会が29日にあった。
 アミダくじできめられた施設管理組合の理事長職も、目的が正当であれば、自分に割り当てられた役割は素直に引き受けて全力でこなすのが今までのわたしの生き方だ。それがゆえに生活苦になっても困るが、個人的には何の得にもならない。もとより能力は関係ない。
 今回の議題は、地上波デジタル放送設備の導入、ファクタリング(銀行口座の一本化)、自治会からの街路灯移管、一部組合員の管理費滞納の4つの案件を一挙に処理しなければならない。業務報告、決算・予算の承認のほかに客観的に見ても今年は大変なのだ。
 しかし、しかしそれも終了だ。なんとかまとめた。 
 本来、仕事と私的部分を等しいレベルで大事にすることを社内外に言っている以上それを貫き通すのがわたしの流儀である。だから、たとえば予定がぶつかる土日、静岡県熱海市での一泊二日の管理職研修もなんとなくパスしてきた。わたしにとって社内で選抜されたことよりも、実は経費がムダだとも思っていたのだが。

 この間の思わず出てしまっていた妙な口癖は、“口の動きと頭の働きと手足の動きが一致しないと物事は前に進まない”、であった。

  <続く>



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雑詠・・・・・イ①

2006年11月03日 17時19分54秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
  以下は、勤務に出る途次に想が湧きその都度メモしたもの。なかなかいい
  具合にはまとまらない。それにしても季節は正直に変わっていく。自然の
  摂理ではあろうが。

  大阪出張へ、
  ・重ね着し 尾花にすり寄る昏き朝
 
  ・朝霧に 急く足浮いて 夏ズボン

  秋寒の車中にて、
  ・山の端に朝日引きつれ 冷えし膝


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