うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

寅さんの俳句3

2011年09月30日 06時18分08秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ


  ○いまの雨が落としたもみじ踏んで行く

 これも、寅さんの俳句です。車寅次郎こと渥美清、いや本名は、田所康雄か。
 口語体の句で、これはいい。まるで、五感のみを収斂させた境地のようだ。スッーと、口端から入り、ほんの少し前頭葉をとおり腑に落ちる。その感じる心が肉体のどこにあるかはわたしには不明確だが、読後のイメージは鮮明だ。秋霖と紅葉、バカボンドとしての漂泊人生と。時候は惜しむ秋、晩秋の頃合いか。
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老境、秋冷を詠んで

2011年09月29日 06時45分24秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ


 ・なわてみち かざした手のしみや 山の装い

 ・雲を散らし 跡かたもなき 刈田かな

 ・初霜や ひんやりとかばねを突き抜ける

 ・むら雲や 手庇してみる 秋日中

 ・黄や朱色に 心は引きずられて 葉鶏頭

 ・秋冷えに 夢もついえて 吾亦紅
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柿の実とフェイジョアの実

2011年09月28日 05時56分37秒 | ガーデニング・庭づくり
わたしにとって、四季のうちで、秋は実のなるのを見るのがうれしい。きらびやかな木々の紅葉と黄葉の時季。なんだか胸の中が満ちてくる。豊かな心境になる。そう、わたしは農耕民族のなれの果てである。
           
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。 ≪撮影:平成11年 9月24日午後3時≫

 この画像はわが家の現在の柿とフェイジョアの実で、隣りあって育っている。今年のフェイジョアは濃い緑色で見にくいが、春先の根切り作業のせいで着果量が少なくなりそうだ。
 柿については、品種的に不完全甘ガキだが今年は甘くなりそう。もいで試食してみたらゴマも入り始めている。こうなった原因はなんとなく今年の天候の推移で想像できる。だが、数は多いが果実の大きさは最盛期の半分くらい。この柿の木は5,6月にはいっぱい地味な花をつけて自然に落花、それに幼果も風や雨の時に落ちたもの。その頃は、連日、路面の掃除がたいへんであった。今まで毎年、手入れは枝抜き剪定、水やりと元肥はするが消毒はしないし、そこでやっと、はてなと思い摘花摘果作業の必要性に思いいたった。
 まことに植物は季節や自然現象の変化に正直なもの。
              
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ツボミギボウシ

2011年09月27日 05時26分25秒 | ぎぼうし栽培日記


 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

  ≪撮影:平成11年 9月24日午後3時≫
                          
●ツボミギボウシ
(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)----サクハナギボウシに対して、花被が開かない。朝鮮半島に分布。計 2鉢 【販売予定価格: 680円】
 

●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年の出荷内容は、7/5付け・平成23年度下半期版ギボウシ販売開始をご覧ください。なお、今年は単価面では昨年より20%カットで価格を調整中、品種カタログを所望の方は現在作成中ですのでしばらくお待ちください。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせをしていただく場合、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      

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秋明菊の花も咲いた。

2011年09月26日 05時03分00秒 | 個人の庭・エクステリア
慌しい天気のなかでお彼岸も過ぎて、そろそろ、朝晩の冷え方に体の方がおどろいているような陽気になってきた。そんなこんなで、台風15号の跡を見ていると庭のテラスでヒメシュウメイギク(姫秋明菊)のピンクの花が咲いていた。分類上はキクではなくてアネモネと同じ仲間。
 たった一輪だが、楚々として可愛らしく、趣があってよろしい。 品種は Princes Diana だったかな。
          

 ところで、つけ足しだが、こんな画像はどうだろう。ちょっと、なんだか草花が錯綜していて、ワイルドな組み合わせになるか。それとも、煩雑なだけか。
          
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カンザシギボウシとは?

2011年09月25日 03時48分43秒 | ぎぼうし栽培日記

 
 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

  ≪撮影:平成11年 9月24日午後3時≫

●カンザシギボウシ(高知県産)
(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎; ・結実;?:発芽率 ?・・・・芽出し;?・成長度; ?・伸長時期;?)---- イヤギボウシ。西日本と朝鮮半島南部に分布。石灰岩の岩場に自生する。計 1鉢 【販売予定価格: 880円】


●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年の出荷内容は、7/5付け・平成23年度下半期版ギボウシ販売開始をご覧ください。なお、今年は単価面では昨年より20%カットで価格を調整中、品種カタログを所望の方は現在作成中ですのでしばらくお待ちください。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせをしていただく場合、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      

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サクハナギボウシの花

2011年09月24日 16時11分09秒 | ぎぼうし栽培日記

 
 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。
≪撮影:平成11年 9月24日午3時30分≫
  ≪撮影:平成11年 9月11日午後4時≫
     
●サクハナギボウシ
(小型細小葉・濃緑色・濃紫色系花・花茎;短・結実;×・・・芽出し;×・成長度;早?・伸長時期;春?)----匍匐根茎による繁殖や生育に安定した特性を持つ品種で、多くの交配に用いられる原種。ツボミギボウシの変種。韓国産の三倍体野生種のサクハナギボウシ(H. clausa var. normalis)、不稔性。この種はかなりの濃色花である。 計 3株【販売予定価格: 640円】


●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年の出荷内容は、7/5付け・平成23年度下半期版ギボウシ販売開始をご覧ください。なお、今年は単価面では昨年より20%カットで価格を調整中、品種カタログを所望の方は現在作成中ですのでしばらくお待ちください。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせをしていただく場合、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      

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今年も栗拾い!!

2011年09月19日 04時50分30秒 | わたしの日常です。

 今年は栗拾いが順調だ。わたしがいつも行くコンビニ近くの市道沿いに、また林縁というか放棄畑の山林際に品種不明の栽培栗が見捨てられたように無管理状態で育っている。一週間ごとに栗の木の下に行くと誰も拾った形跡がない。直径25cm以上の大きな木が5,6本。まことにもったいない。日常の道具をはじめ、食料はホームセンター、スーパーや商店で買うのがすべてではない。店先の、育ててきた履歴も出所も明らかでない商品をお金を出せば買えるといのも便利ではあるが、それがすべてではなかろう。出身が農家出のわたしとしては、みずから栽培し採取する自給自足が理想、食は自前調達が基本。常日頃からそう思っているわたしは、早暁にいそいそと柿もぎや栗拾いに行く。
          
 この栗は見れば外見は立派なもの、だが今年は糖度が上がっていなくて少々甘みが足りないようだ。春先から早い梅雨明け、豪雨と真夏日の繰り返しのここ数か月の天候がどのように影響しているか。平年並みの夏とは言えないのは確かだ。
 
 それはともかく、このぶんでは月内は収穫が見込めそう。家内に、そのうちに栗おこわを作ってもらおう。どこかで焼き栗も試してみたい。おっと、春先のタケノコ同様に親戚や知人におすそ分けも必要だ。今後、わが家の豊作も予想される柿の収穫時もたぶんそうなるだろう。
              
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わが家の花オクラ

2011年09月18日 05時15分37秒 | 自作庭園・トークとコレクション
 
 この写真はわが家の花オクラですが、どうも今年は開花に至らずじまいのようだ。セル苗床に種を播いたまではいいが、定植、鉢上げをおこたり生長が遅れている気配だ。これは窮屈なので根の伸びが不十分なのと、たぶん、施肥不足にちがいない。わたしはつぼみや花びらをサラダで食べたいとおもっていたが、今年はこの分では無理になりそう。
     

 そこで、よその咲いている写真を盗撮?したので掲載しよう。これはアオイ科トロロアオイ属。植物分類的にちょっと同じ仲間の、ハイビスカス、フヨウ、ムクゲに似ている。あいもかわらず、この時期、クリームイエローの地合いに底紅の淡いこの色相はいいもので、暑い盛りに歩いていると引き寄せられてしまう。
     
     

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周防大島のセトウチギボウシ

2011年09月17日 19時08分18秒 | ぎぼうし栽培日記

 セトウチギボウシの花が咲いた。今年は実を結ぶか。去年はあまり手間をかけられず生長がおもわしくなかった。一昨年はたしか、開花後結実し、その種子を播いたら発芽した。今、その苗は健全に育っている。
 原種系ギボウシは、通常、青色系白色が多いのだが、セトウチギボウシの場合は小花の薄く紫色がかったものでギボウシとしては珍しい。
 このギボウシは山口県の瀬戸内海の周防大島のみに自生する。葉裏は雪白色で花茎は細長く斜めに出て、花は淡い紫から濃紫・紅紫色と変化し美しい。陽地でも葉焼けせず、陰地ではかえって生育がわるくなるほど。頑強で繁殖力も強い。
 セトウチギボウシは、今年のギボウシ展の研修会の話では周防大島の近くの小島でも新たに数年前に自生地が確認されたそうだ。ぜひとも、保存していただきたいものだ。

 しかし、わたし個人は仕事上でお世話になり親しかった造園会社社長の出身地がこの近くの山口県田布施町にあり行きたいのと、そしてなんと言っても、数年来、民俗学の大家である在野の宮本常一が誕生した周防大島にいつかは行きたいものと念じている。宮本常一は半生をかけて、西日本中心に行脚して庶民の暮らしを写真と文章で残している。その途方もない足跡と、生き方にわたしは感銘を受けたもの。当地に、現在は膨大な資料を所蔵した記念館が出来ているのだ。
 わたしにとって、そんな由縁のあるギボウシである。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

  ≪撮影:平成11年 9月11日午後4時≫
          
 ●セトウチギボウシ;
(中型三角葉・灰緑葉・縁は波打ち、葉裏は雪白・薄紫色系白花・花茎;細長い、斜上・結実;○・発芽率;良----山口県周防大島自生種・・・芽出し;早・成長;早・伸長時期;春 繁殖力;強)(株分け苗6株、播種苗4株)【販売予定:数量・価格⇒ 10株・680円】


●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年の出荷内容は、7/5付け・平成23年度下半期版ギボウシ販売開始をご覧ください。なお、今年は単価面では昨年より20%カットで価格を調整中、品種カタログを所望の方は現在作成中ですのでしばらくお待ちください。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせをしていただく場合、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      

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生物分類技能検定試験の参考書など

2011年09月15日 05時27分37秒 | 生物分類技能検定
天気は晴朗、日中はまだ酷暑の日々がつづく。
 生物分類技能検定試験の受験勉強の実状ですが、試験の申し込みから二週間が経つ。今はわたしの癖になっている一般書を電車に持参せずに、問題集の車中熟読を心掛けている。わたしの場合は、以下の参考書と過去の問題集で勉強している。
 ・人が学ぶ植物の知恵---著者:荻原 勲/福嶋 司/平沢 正 東京農工大学出版会
 ・図と写真で見る似た草80種の見分け方---編、著者:浅野貞夫/廣田伸七 全国農村教育協会 
・耕地雑草ハンドブック---監修:(財)日本植物調節剤研究協会 発行:クミアイ化学工業株
 ・植物形態チャート(リーフレット・4p)---編:園芸植物大事典編集部 小学館
 ・生物分類技能検定 2級試験問題集(植物部門)---平成12 13 14 15 16年出題 :(財)自然環境研究センター
・生物分類技能検定 2級試験問題集(植物部門)---平成13 14 15 16 17年出題 :(財)自然環境研究センター
          
 試験問題集の最近のものは勉強の進み具合で取り寄せる予定。緑関係のわたしの蔵書はまだほかにもありそうだが、これはとりあえず試験向きにピックアップしたもの。

 勉強時間は片道で電車で40分ほどのあいだ。植物の各部分には名前がありその分だけ機能があるのだが、その多様かつ複雑さにはわたしの頭脳もてんてこ舞いだ。
 たとえば、お分かりになりますか。
 葯、距、黒点、細点、偽果、多子葉、ロゼット、痩果、肉質多花果、高盆形、中肋、仮軸分枝、盾着、倒披針形、etc・・・・、それとラテン語表示の植物名。
 アブラガヤ、サンカクイ、ヒメホタルイ、マツカサススキ、イグサ、イトイ、クサイ、ヒメコウガイゼキショウ、コウガイゼキショウ、タカネイ、チャボイ、ハリイ、ヒメハリイ、フトイ、マツバイ、ミクリガヤ。それぞれ、イネ科、カヤツリグサ科、イグサ科、ホシクサ科、に分類されるそうだが、その形態と特性を問う問題。

 野外の植物観察も必要だ。
 わたしは、この頃は出歩く際にも、道端の雑草や公園と緑地の樹木や草花をふと立ち止まり目を近づけてながめている。まだ、虫眼鏡やルーペを使用するのは気恥ずかしい。わたしは既に老眼眼鏡が必要なので、裸眼では背伸びして見る、かがんで見る。花が咲いていれば嗅いでみる。それでもよくわからない場合、時には折り取って持ち帰る。 そんなわけで、ちょっとした変なおじさんと化している。まあ、自慢じゃないが、もとから変な人なので・・・・。
 寒帯や亜熱帯、特殊な帰化種、高山植物や湿地帯の実際の植物には身近に触れられないのでしょうがない、これはこれで頭脳で対応するべく心構えをしているのだが、木本はまあ良しとしても、聞いたこともないカタカナ表示の草本植物には、なかば、唖然としている。

 ですが、わが愛好するギボウシの詳細な知見を頼りに勉強をすすめているのだ、が、しかし・・・。
 
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阿仁ギボウシとは、

2011年09月12日 05時08分50秒 | ぎぼうし栽培日記

 わたしの場合、過去にブナの原生林にあこがれて何度も 「白神山地」に行っていた。一回目の踏査ルートは、初夏、宮城県鳴子の先の仙秋サンラインから秋田県内の内陸を北上し田沢湖を経てキャンプ場に一泊し、翌日に阿仁町を回り、能代から十二湖、弘西林道をたどったことがある。初めて聞く渓流沿いで啼くカジカガエルの一斉吹鳴は記憶に残る。
 わたし自身が四十台に入る直前で、知人とめぐる四泊五日のクルマ旅であった。白神山地が今よりも世評が高くない時代、社会的に自然保護の視点から青秋林道開通問題が起きていて沈静化した頃である(やがて、工事中止になる)。
 既に秋田県阿仁(あに)町はマタギの里であることは知っていたが、そのときは、ここのある食堂で昼飯にラーメンを食べて一過しただけであり、またこの近くには、「立又渓谷」はじめ「安の滝」、などという名だたる滝があったことは後で知った。 阿仁ギボウシ という、小型のギボウシの原生地の存在はもっともっと後のことになる。このギボウシは、わたしにとっても、いまだに特性不明のギボウシである。 
 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

  ≪撮影:平成11年 9月11日午後4時≫
 ≪撮影:平成11年 9月 5日午前6時≫
          
●阿仁ギボウシ
(中型小葉・・青緑色、中散り斑+濃覆輪・青系白花・花茎;中・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;?・成長度;中・伸長時期;?)----ゲイシャ?みちのく錦? 計 2鉢 【販売予定価格: 880円】


●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
●今年の出荷内容は、7/5付け・平成23年度下半期版ギボウシ販売開始をご覧ください。なお、今年は単価面では昨年より20%カットで価格を調整中、品種カタログを所望の方は現在作成中ですのでしばらくお待ちください。
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせをしていただく場合、事前に左欄のカテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      

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秋色五句

2011年09月11日 06時17分49秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 ・この暑さに 身も心も灼かれて 栗を煮る
 
 ・気だるさや おのが手足に残る ひとむらの白雲

 ・地震いに 木々の雀は余念なく ピーカンの空 

 ・一人居て 脳漿をしぼる日かな 閑かな秋

 ・茜空 今も昔もありえて 黄金田なり
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植物への放射能の影響

2011年09月07日 05時42分56秒 | わたしの日常です。
朝早いわたしにとって、早朝の明け方、この頃は秋冷の気配がしはじめた。東日本大震災から6カ月がたつ。

 この間の福島原発爆発の影響について、植物への蓄積が徐々に明らかになってきた。一番悪影響を及ぼすセシウムという放射能であるが、多分、未踏の分野であるこの不幸な現実について追跡調査や実態を学会や研究所がおおわらわで取り組んでいることだろう。
 ここではわたしなりに素人同然ながら、雲をつかむような話であるが雑多な経験や知識をまとめてみて、素朴にその感想を記したい。
 いまだ、核心地では微量の放射能を出し続けていると思うが、なんと言っても大震災翌日の3月12日の水蒸気爆発が発端であり、その後の3月いっぱいの天候の3度にわたる風や降雨に被害が拡大したもようである。
 雨による汚染は水によるもので、地中へ浸透しながらもいずれ水上から水下へ流下していく。風は風上から風下へ流れる。その風が内陸の場合は、稲わらや茶には風を抱き込むような適度な風、動物や人間への内部被曝の問題、

 爆発当時は一、二年草植物はまだ種がまかれておらず、枝や茎葉部分には
 イネは根株に集積

 【書き込み中】
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寅さんの俳句2

2011年09月05日 04時57分42秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
ここでは、これはと思ったわたし好みの寅さんの俳句を採録したい。


○花びらの出て又入る鯉の口
 ・・・これは晩春。わたしはてっきり鯉のぼりかと思ったら、これは生きた鯉で水面でのことらしい。

○ひばり突き刺さるように麦の中
 ・・・ストレートな麦畑の情景と超現実的な意趣。

○すだれ打つ夕立聞くや老いし猫
 ・・・間歇的に降る驟雨、物憂い姿態の老猫、それを見つめるわたし。絵画的なシーン。

○赤とんぼじっとしたまま明日どうする
 ・・・童謡の世界、風来坊の自分をうつしだす。

○冬めいてションベンの湯気ほっかりと
 ・・・わたしの作句の場合はカタカナ表現は考えられない。専門的な領域でもある植物名でもつかわず平仮名や漢字である。しかし、ここでは平俗を通り越したセンスがありそうだ。

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