うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

2月21日

2016年02月24日 07時39分37秒 | 樹木医の日々片々

2月21日、郷里の知人宅へ、食用ギボウシの栽培状況を見る、意見を言わせてもらう。その後巨木探しに同行、一本杉、垂乳根イチョウ、カヤを見る。いずれも健全木で推定400年から600年の樹齢か、鄙にもまれなと思うが、思い直してみると至極当然である。関東や西日本の都市部では名木扱いになるかと感じた。場所を変えて北上川を越えて隣村の傘松を探すが、場所不明、次いで岩手県の南部の一関市内ただ一人の樹木医S氏を飛び込みで訪問。なかなかの大先輩との印象である。この世界の樹木医の活動状況や知られていない巨木探索についておうかがいする。帰りに大谷金鉱山資料館に寄り帰アパ、走行150km、次週も行くが、追って巨木の計測診断データを公開予定。以上、日記風に綴る。


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椿館に行く。

2016年02月19日 06時56分28秒 | ガーデニング・庭づくり
時々 先日、椿を見に行ってきた。ここは、ヤブツバキの北限の地として知られる。国内ではありそうであまり見かけない、椿専門展示の植物園だとおもう。
 世界の椿館・碁石、という大層なネーミングだが、三陸海岸に面している。植物園の存在自体は東北でも珍しい。椿は季節にかかわらずガラス温室のコンパクトな展示で見ることが出来て、屋内施設は開閉式、加温やミスト散水でよく管理されている。ただ、通常はある筈の椿の紹介図鑑類が常備されているともっと良かった。椿の好事家や専門家のために専門書も蒐集して用意してほしい。
 ここで、画像を掲載するが品種名をミスなく記すのは難しい。分かった範囲内で付すことにする。
 当日は季節的に椿の花咲くシーズン、椿まつりの期間中で日本ツバキ協会の方が栽培方法について黒板を背にして講演していた。埼玉から来たらしい。わたしは遠巻きでちょっとのぞいたが、なんとなく、同類項の人間を見たようで、遠慮する。わたしの性格では話に茶々を入れたり、教える側からのわたしの発言が止めどもなくなる恐れがあるからだ。なにがしかの薄謝をいただいてのプロの講師の方に申し訳ない。

            

            
              大神楽
            

            金花茶
            

            
            錦魚葉椿

            

            
            イースターモンロー

            


            
 三面椿、椿館への途中の曹洞宗の寺社境内にある地元大船渡市の名木。品種はヤブツバキの株立ちで樹木の治療痕があるが花びらはやや小型だが生育は良好、すぐちかくに黒い碁石を敷きならべたような景色の小さな碁石浜がある。
            


            

 わたしは 大神楽 を探したがないので、卜伴 を購入する。       
      
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食用ギボウシ(うるい)を食べる。

2016年02月05日 07時40分36秒 | 食用のギボウシ
 画像の食用ギボウシはこちら東北では“うるい”と呼ばれる。全国的に様々な地方名がある。品種的には自生種の オオバギボウシ である。下段に栽培メモを掲げる。
 わたしは数年来、郷里の同級生に換金作物として食用ギボウシを無償提供し、その栽培を進めていている。おすすめの品種は 天竜 で、先年、長野で確認された変異種とされてギボウシのなかでも葉が肉厚で一番の美味である。
 画像は山形県の庄内地域で製品化されたもので、籾殻をかぶせて軟白栽培にしている。野外は積雪の季節に加熱された温室内での促成栽培品。スーパーでは4株入りで 295円+消費税 はする。本来は株分けで繁殖させるが、商品としては育成手間代と付加価値の付け方が課題か。値付けが難しい。調理法は簡単でホウレンソウに準ずる。

●オオバギボウシHosta Montana
(大型中葉・濃緑色・淡紫色系白花・花茎;長・結実;×・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)∪---食用可。定植・露地植え。
 山野に自生し山菜として食用にされる、野生種。これこそが、食用ギボウシとして山菜や栽培作物として “ウルイ” と呼ばれる。暖地よりも寒い東北地方の自生地では草姿が大型になる傾向がある。くせがなく食べやすい。わが地元の関東では冬場でも色々な野菜が栽培されているのと、多年草なので、数年間のあいだ、畑を占めてしまい単年作物に向かず、あまり重視されない野菜である。



 さて、これは、懐かしいものに出会った。地元のスーパーで値引きをされて売っていたもので、 ずいき(芋茎) である。里芋の茎を寒風にさらしてつくる。わたしにとっては幼いころに食べたもの、冬の保存食だ。球根はご存知の里芋で、当地では芋の子汁にして食べるが、ずいき は味噌汁や和え物の副食にする。
 

 わたしの今回の実家の千葉へのお土産は、地元の野の ふきのとう を既に摘んであり、ほかはすべてスーパーで購入。牛タンの端切れ、 湯通しこんぶ、 湯通し刻みめかぶ、南三陸町の養殖ものの 銀鮭 の切り身塩麹焼き である。これに うるい と ずいき を加えると、荷物としては結構な量になる。今の時代、お土産は土産物店で買うのが定番化しているのもおかしいが(実はお金を出してその地の産物を買うというのも正しい考えとも言えないのだが、理想は手作りかと思う)、なんだかこれは買い出しみたいである。
       
       
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