うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

自由気ままな読書

2020年11月21日 05時35分55秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧
またまた、読書に熱中することがつづく。中国の毛沢東時代の大躍進、文化大革命の記録や韓国の奇妙奇天烈な民族と歴史など、アメリカの第二次世界大戦中の記録、そして老人を扱った文学物である。入手はカード決済のAmazonだが、その便利さにひかれて結構な出費が重なる。3か月で14冊、〆て¥17,216.である。まあ書棚から引っ張り出しての再読、三読もあるが、今までも常に月に5、6冊は読んでいるのだろうか。 
 老人物はのぞくとして読んだ内容は以下のごとくである。

 毛沢東のものとしては、
 『文化大革命』上下 フランク・ディケーター著 今西康子訳・人文書院 各¥3,300.
 『毛沢東の大飢饉』フランク・ディケーター著 中川治子訳・草思社文庫 ¥1,760.
 『毛沢東五つの戦争』鳥居民著・草思社文庫 ¥1,045.
 中国は大躍進政策により、餓死者が4,000万人、文化大革命で暴力による死者が300万人とされている。わたしはどうしてこんなにもの人が?と思っていた。当時、日本内外の情勢は朝鮮動乱以後、中国共産党は国民党軍に勝ち、中華人民共和国を建立宣言、日本は高度成長期に入りアメリカによるベトナム戦争、60年安保、 70年安保を経ている。20代前半、わたしの生活はバイト先の新聞販売店で働き「人民中国」を購読し紅衛兵の赤い毛語録を持ち日常的に菜っ葉服を身に着けて気取っていた。大学浪人してから、再入学した大学へはたまに顔を出す。店の宿舎は古ぼけた賄い付きの穴蔵のようなところ、通称ハコ部屋で室内は立てなくて屈んで動く、しかも前面道路の交通騒音がうるさい。そこは、色々な若い勤労学生が出たり入ったりしていた。世情はミニスカート、テニスルック、ボウリングブームに涌いていた。
 今回で大分当時の中国の情勢が読めてきた。だが内容は、こんなことが起きていたなんて、なんておどろおどろしいことだろう。

 韓国本は、
 『反日への最後通告』池萬元著・ハート出版 ¥1,980.
 今まで韓国内外で大騒ぎになりベストセラーになった昨秋出版の李栄薫編著の『反日種族主義』を読み、その反対意見に答える形式の『反日種族主義との闘争』が今年発売した。
 ほかにも櫻井よしこ/呉善花の『赤い韓国』、呉善花の『攘夷の韓国 開国の日本』、崔基〇の『韓国 堕落の2000年史』、久保田るり子の『反日種族主義と日本人』、高山正之の『韓国への絶縁状』、古くはイザベラ・バードの『朝鮮紀行』を読んできた。 
 以前にも韓国情勢はこのブログにアップしたことがあるが、20191202の記事「『反日種族主義』ということ」https://blog.goo.ne.jp/uzanehakase/d/20191202をご覧になっていただきたい。

 アメリカの第二次世界大戦中の記録は、
『誰が第二次世界大戦を起こしたか-フーバー大統領「裏切られた自由」を読み解く』渡辺惣樹著・草思社 ¥1,870.であるが、これは面白い。実はこの本は『裏切られた自由』上下 ハーバートフーバー元大統領著 渡辺惣樹訳・草思社 ¥9,680.の解説や分析した著作である。『裏切られた自由』自体を読みたくていたが大部で値段も高いので二の足を踏む思いでいたもの。ほかにも『昭和天皇実録』東京書籍 全19巻×¥2,079.があるが、何とか近いうちに頼むつもりである。フーバー元大統領の記録は入手し読んだらこのブログに感じたことを載せる予定。


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ギボウシの自生地について

2020年11月14日 05時10分34秒 | ギボウシの系統・分類
 ここでは、ギボウシの自生地について触れたい。きっかけは、以前長野県に住むあるギボウシ購入者から母の生家が大分県なのでその地の ウバタケギボウシ を要望されたことに始まる。
 人はおうおうにして、生まれたところと育った所、現在の生活基盤の住所は違ってくる。そこでその地域の生物である特有の植物が人の記憶になって残る。この場合の植物を植生や植物の世界では郷土種と言うが、そこでギボウシの品種ごとの系統・分類、特性、それに自らのや栽培経験に基づくメモをまとめていたものをあらためて振り返ってみた。それは実作者であるわたしにとって在庫状況を保存する管理台帳の替わりでもあった。
 わたしは長年造園設計を主業務として造園業界にいた。そこでわたしのギボウシ好きが高じてギボウシ収集、栽培歴はかれこれ10数年にわたるが、初期の頃の区分では、 26の系統別に分類している。その一端はこのブログ記事で読むことが出来る。過去には若干の学術論文を集めて読んだものだが、今回はあらためて下段の記述にある文頭の資料を参考にした。この世界ではアメリカのオーソライズされているギボウシ品種図鑑 hostalibrary のWeb英語サイトには原産地の記述がないようだ。ここでは、原産地別に時季外れで画像はないが在庫のギボウシを中心に整理してみた。
 わたしには オオバギボウシ しか山採りの経験がないが、実見せずに資料上のギボウシの分布地に加えてその地域での古くからの栽培品をピックアップした。ギボウシは本来、歴史的に地域ごとに救荒植物として食用にされて連綿と育てられてきた経緯がある。分布傾向として言うと、大まかになるが、植生上自然界の生育地はかつて何らかの地殻上の変動があった地域、亜高山地帯の標高の高い山岳、離島であったりする。また品種によっては地形的に岩壁、樹上に着生するし、湿原にも生育する。その繁殖と形態は自然落下の種子や地下茎で増えていくが、オオバギボウシ など大型種を除けば比較的に小型種が多くて自生株数も多い。その花径は草姿全体に占める割合としてはひょろひょろと長く、また淡かったり濃かったりする青紫色系の花を付けて地味な草姿のものが多い傾向にある。
 地理上、世界でのギボウシの分布範囲は北東アジアに限られて、日本、朝鮮半島、中国満州、ロシアの千島列島であるとされる。
 ギボウシという植物は増殖を考えた場合自然界でも人為的にも交配可能だし、また無性生殖としてはたとえばメリクロン増殖や株分けの過程などで遺伝的に突然変異が簡単に起きる。そこで園芸品種という新品種が出来あがる。そして毎年々々、その数は無制限と言っても過言ではないぐらいに新品種が発表されている。その背景で言われることには、植物分類学ではギボウシは遺伝的には進化の途中にあり安定していないと指摘されているようなのだ。ギボウシフリークにとっても品種の判定である同定に煩わされるほどだ。結果的に学問的に見ると系統・分類が難しくてどうやら複雑怪奇な世界のようだ。なお過去に、わたしあてに研究者と思われる大学関係者からの問い合わせがたびたびあったもの。現代のアカデミックな世界ではどうなっているのだろうか。
 わたしのギボウシ収集品は、今年の10月26日現在で233品種あり、ここではその内該当すると思われる38品種を公表する。このことに関して、下段に挙げた通りまだまだ不明点が多くあり、?マークの箇所等ご教授いただければ幸いです。以上、前文として大雑把にまとめてきたが今回は記事全体が長文になり失礼する。

ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ  ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ ЖЖ 
抜粋資料
ギボウシの系統分類
作成日時:20190430
全体依拠 学説:藤田昇
ギボウシはキジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属≪旧ユリ科ギボウシ属≫(Hosta)であり、アジア東部特産の宿根草です。その分布域は中国大陸北部から沿海州・朝鮮半島・サハリン・日本で、亜寒帯から温帯に及んで自生しており、日本において最も著しく分化し、多数の種や変品種の自生や栽培があります。
ギボウシの花は、ユリ科を証明するようなユリに似たラッパ形、種類により花期は5月から11月まで変化が多く、花冠の長さ14cmの大型から3cmのごく小型まで変化が多く、花茎の高さは長いものは2m以上に達し、低いものは15cmのものもあります。色はほとんどの種が淡紫色から濃い色の紫色系で、中国産の1種とその変種のみが白色で、紫色系の品種のいくつかに白色が知られています。
花冠の基部は狭筒で順次太い筒形になり、上部は6裂し、雌しべ1本、雄しべ6本です。
朔は、3室に分かれて扁平な種子が2列重なって入っており、熟すると朔が裂開し、風に乗って遠くまで種子を散布する点もユリそのものに似ています。
葉は、根生で叢生するがウラジロギボウシのように1~2枚のものもあり、葉は葉身と葉柄に分かれるが中には葉柄に葉身が細長く流れるものもあって、葉身の形は宝珠に似た広卵形や長楕円形が多く、披針形の細長い種類もあります。
地下に塊状の地下茎があって、根は種類により細長いがやや太い紐状で、地下茎に新芽ができて繁殖します。コバギボウシやサクハナギボウシは、細長い地下茎を出してその先にも新芽が生じます。
自生の状態は、北海道や東北方面の寒冷地は湿地性が多く、関東中部以西では原野や山林の緑辺・疎林内に多く、種類や地域によっては岩盤や樹幹に生育しています。
ギボウシの異種間や同種内の変異品種の判定ははなはだ難しく、それは区別点が明確でないためです。その原因は同一種でも地域によって変異の幅が大きく、また同一地帯の種内の個体差が大きく、分布域が重なって雑種が多いことなどです。ギボウシは進化過程の植物で、分化が完成していないとの考え方もあります。またたとえば、命名されたものが栽培品で自生地がわからず、そのうえ栽培中にも雑種が生じやすく、ますます原種の判別が難しいのです。
〈ギボウシの栽培と観察〉 渡辺健二


ギギボウシ品種 原種・原種選抜品種一覧表

 [参考資料]
『ぎぼうしの観察と栽培』   渡辺健二
『ギボウシ図鑑』 日本ぎぼうし協会 編
NHK趣味の園芸『よくわかる栽培12か月 ギボウシ』 小黒晃
  [凡例]
【栽培難易度:難・中・易】
タイプ: 草丈;大・中・小  葉;大きさ、形、色  花;色  花茎;長・中・短
結実;×:○:発芽率 優・良・不良
根系・根量;太い・細い・多い・少い・長い・短い
芽出し; 極早・早・中・遅・極遅 成長度; 極早・早・中・遅・極遅
伸長時期; 早春・春・初夏・夏・初秋・秋 開花時期; 初夏・夏・初秋・秋 
繁殖力; 大・中・小           

1.オオバギボウシ Hosta Montana
【栽培難易度:易】(大型中葉・濃緑色・淡紫色・花茎;長・結実;×・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春---定植・露地植え)∪---北海道の一部と日本各地に分布(沖縄県を除く)。日本海側に自生し食用として栽培される個体群をトウギボウシと呼んで区別することがある。山野に自生し山菜として食用にされる、野生種。これこそが、食用ギボウシとして山菜や栽培作物として “ウルイ”と呼ばれる。暖地よりも寒い東北地方の自生地では草姿が大型になる傾向がある。くせがなく食べやすい。わが地元では色々な野菜が栽培されているのと、多年草なので、数年間のあいだ、畑を占めてしまい単年作物に向かず、あまり重視されない野菜である。
 
2.寒河江(黄覆輪くろなみぎぼうし)Hosta fluctuana‘Sagae’or ‘Variegated’
【栽培難易度:中】(特大型大葉・広葉、黄白色覆輪・薄紫色・花茎;長・結実;○:発芽率 優・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)------ AHS1987年登録。クロナミギボウシの覆輪種?。2000 Hosta of the yearを受賞。葉は波打つのが特徴。この品種は、山形県寒河江市の農家の畑で食用ギボウシを栽培中に見い出されたことはギボウシ愛好家の世界では有名、今ではアメリカをはじめとして鑑賞用のギボウシ№1になった。

3.ゴールデンティアラ Hosta‘Golden Tiara’
【栽培難易度:易】(小型丸小葉・淡黄色黄覆輪・濃紫色花・花茎;中・結実;×・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)∪--- Savory1977年。(H.nakaiana)カンザシギボウシ実生の変異品種。大株になると葉色が明るくなる。グラウンドカバーに向く。ウィルスに罹患している株が出回っているので、要注意。

4.ハチジョウギボウシ Hosta rupifraga
【栽培難易度:易】(中型中葉・照葉・ 色系白花・花茎;中・結実;×○:発芽率? 優・良・不良・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)---八丈島を中心とする伊豆諸島と伊豆半島の一部に分布する野生種。イワギボウシ系。

5.ムラサキカンザシギボウシ Hosta ventricosa.’
【栽培難易度:中~易】(中型中葉・細長/濃緑葉-白糸覆輪・ 色系白花・花茎; ・結実;×○:発芽率? 優・良・不良・・・芽出し;早・成長度;遅・伸長時期;春?)

6.玉の簪 Hosta plantaginea var. japonica
【栽培難易度:易】(中~大型大細長葉・淡緑色・白色花・花茎;長大・結実;×・芳香花(一重咲き)・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)★---- Ascherson1938年登録。マルバタマノカンザシの芽条変異で発生したとされる。マルバタマノカンザシより全体が小さい。葉幅が細身。新芽が紫がかる。

7.タチギボウシ Hosta rectifolia
【栽培難易度:易】(中型中葉・ヘラ状 青緑色・色 濃紫系白花・着花数が多い・花茎;中・結実;○:発芽率 優・ 野生種・・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)----本州以北、北海道、ロシアの樺太まで分布する北方型ギボウシ。特に豪雪地帯の青森以北は大型化する傾向にある。

8.コバギボウシ(品種名:カビタン) Hosta sieboldii Flavocircinalis‘kabitan’
【栽培難易度:中】(小型小葉・緑葉覆輪黄中斑・薄紫色系白花・花茎;中・結実;○:発芽率 優・強健種 根系根量;細根のみ・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)--- AHS-NC1987年登録。コバギボウシ実生種。根元が褐色。

9.セトウチギボウシ Hosta ‘pycnophylla’
【栽培難易度:易】(中型三角葉・灰緑葉・縁は波打ち、葉裏は白・薄紫色系白花・花茎;中・結実;○:発芽率;良・・・芽出し;早・成長;早・伸長時期;春)----山口県周防大島町、屋代島(瀬戸内海)の自生種。絶滅危惧種。交配親として知られる。

10.ウラジロヒュウガギボウシ Hosta kikutii var.kikutii Flavocircinalis‘Leuconota ’
【栽培難易度:中】(小型細長葉・濃緑葉・白色花(内側紫色)・花茎;短・結実;○:発芽率? 優・良・不良・野生種・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)-----西日本、南九州の自生種。

11.ウナズキギボウシ Hosta kikutii var. caput-avis
【栽培難易度:難】(中型小葉・白花・花茎;中・結実;×○:発芽率? 優・良・不良・花が下垂する・・・芽出し;極遅・成長度;中・伸長時期;春・繁殖力;弱)----四国、和歌山、三重県(紀伊半島)に自生。ヒュウガギボウシの変種。トサノギボウシ。根元がやや褐色。着生的形態で栽培しても面白い。

12.ミズギボウシ(白覆輪) Hosta longissima ‘Shiro-fukurin’
【栽培難易度:易】(中型細長葉・ヘラ状葉・白糸覆輪・濃紫色系白花・花茎;長,斜上性・結実;○・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)----本州中部以西、四国に分布。日当たりの良い湿地に生える。繁殖や園芸品種は中部地方で盛んである。

13.kヒュウガギボウシ? Hosta kikutii
【栽培難易度:易】(中型中葉・濃紫色系白花・花茎;高・結実; ○:発芽率 優・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)--------コバギボウシ系?、根元が褐色。

14.丸葉玉の簪(中国名:玉簪) Hosta plantaginea
【栽培難易度:中】(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良----野生種・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----野生種、中国南部原産。タマノカンザシより全体にボリュウム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。

15.オトメギボウシ Hosta venusta‘Otome-giboushi’
【栽培難易度:難~中】(極小型極小葉(ツイスト状)・濃緑色、中斑入りクリーム色→濃緑色・紫色花・微香・花茎;短・結実;×・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)----韓国済州島の標高600mに自生する。

16.トウギボウシ(品種名:天竜) Hosta sieboldiana‘Tenryu ’
【栽培難易度:中】(大型大葉・濃緑色・淡紫色系花・花茎;長・結実;○:発芽率?優・良・不良・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)----Japan/Yoshie1985年登録。トウギボウシ系。長野県の辰野で見い出され栽培されていたもの。葉丈1m以上で花茎は2mを超える、超大型種。生け花の切り葉として利用。食用可(うるい[オオバギボウシ]よりも美味とされる)。

17.サクハナギボウシ Hosta clausa var. normalis
【栽培難易度:易】(小型細小葉・濃緑色・濃紫色系花・花茎;中・結実;×・・・芽出し;極早・成長度;早・伸長時期;早春)----分布は朝鮮半島の中部から北部、また中国の満州に及ぶ。ツボミギボウシの変種。三倍体野生種で、不稔性。匍匐根茎による繁殖や生育に安定した特性を持つ品種で、多くの交配に用いられる原種。この種はかなりの濃色花である。あらためて分かったことは繁殖力の大きさで、これは造園用にグラウンドカバープランツの植栽材料に向いている。
   
18. ヒメイワギボウシ(品種名:?) Hosta gracillima ‘ ’
【栽培難易度:易】極小型超小葉・青緑色・薄紫系白花・花茎;短・結実;○:発芽率 ?・・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)---主に四国(小豆島)に分布。

19.カンザシギボウシ Hosta capitata
【栽培難易度:中】(中型中葉・緑色・赤紫色系花・花茎;長・結実;○:発芽率 ?・・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)----三重県以西の西日本と朝鮮半島南部に分布。石灰岩の岩場に自生する。(高知県産)イヤギボウシ。

20.ツボミギボウシ Hosta clausa var. clausa
【栽培難易度:易】(小型中葉・緑色・赤紫色系花、不開花・花茎;中・結実;×・芽出し;極早・成長度;早・伸長時期;春)----分布は朝鮮半島の中部から北部、また中国の満州に及ぶ。変異種サクハナギボウシに対して、花被が開かない。根茎による無性繁殖をする。

21.阿仁ギボウシ Hosta tardiva‘Anigiboushi(Michinoku-nishiki)’
【栽培難易度:易】(中型小葉・・青緑色+中散り斑・色;紫色系花・花茎;中・結実;×・芽出し;極早・成長度;早・伸長時期;春)----秋田県北秋田市阿仁町の古くからの栽培品。ナンカイギボウシの仲間。ゲイシャ。みちのく錦。

22.黄筋(キスジ)ギボウシ Hosta sieboldii flavocircinalis‘mediopicata ’
【栽培難易度:易】(小型細長葉・不規則斑(緑+黄緑)・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)----コバギボウシ、もしくはナンカイギボウシの斑入り品種と言われている。黄色の筋斑が美しい。

23.屋久島ギボウシ Hosta.sieboldii f.spathulata
【栽培難易度:易】(極小型極小細長葉・緑葉、縮れる・色;淡紫系白花・花茎; ・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)----コバギボウシの南方島嶼型品種(forma)。鹿児島県屋久島で見い出された。こまめギボウシと御殿場農園の渡辺健二氏によって命名された。

24.小杉谷ギボウシ Hosta ‘ ’
【栽培難易度:易】(小型小葉・緑葉・裏白・;薄紫系白系白花・花茎;中・結実;○:発芽率?・・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)----奈良県で見い出された?。


25.ヒメイワギボウシ(品種名:?)Hosta gracillima ‘ ’
【栽培難易度:易】極小型超小葉・青緑色・薄紫系白花・花茎;短・結実;○:発芽率・・・・芽出し;中・成長度;?・伸長時期;?)----主に四国(小豆島)に分布。

26.ウバタケギボウシ Hosta pulchella
【栽培難易度:易】(極小型極小細葉・濃緑・薄青色花・花茎;短・結実;○・・・芽出し;極早・成長度;中・伸長時期;春)----九州高千穂峽に近い祖母山に稀産する有名な小型種。宮崎県と大分県に分布。

27.オモトギボウシ Hosta rohdeifolia
【栽培難易度:中】(小型小細葉・緑+・裏白・クリーム覆輪 色?;淡紫系白花・花茎;長・結実;?:発芽率?・・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)----関西・中国地方に自生?中部圏、三河周辺や稲沢市あたりで育成されている。園芸品種。

28.カラフトヒメギボウシ Hosta ‘ ’
【栽培難易度:難】(極小型細葉・・白中班・ 色系白花・花茎; ・結実;×○:発芽率?優・良・不良・・・芽出し;?・成長度;中?・伸長時期;春?繁殖力; )----

29.コガラシ(木枯し)ギボウシ  Hosta tortifrons
【栽培難易度:難】(小型尖端細葉・濃緑色・白系花・花茎;中・・芽出し;中・成長度;遅・伸長時期;春)----イワギボウシ系。名前はかつて流行った映画やドラマの「木枯し紋次郎」に由来する?

30. キヨスミギボウシ Hosta kiyosumiensis
【栽培難易度:易】(小~中型中葉・緑葉+散縞斑・淡紫色系白花・花茎;?・結実;?・・・芽出し;・成長度;中・遅・伸長時期;春)---千葉県清澄山で確認される、関東南部、東海、紀州から関西まで分布。太平洋要素の大きいとされる。品種親不明。

31. キヨスミギボウシ(清流) Hosta kiyosumiensis‘Seiryuu’
【栽培難易度:易】(小~中型中葉・緑葉+散縞斑・淡紫色系白花・花茎;?・結実;?・・・芽出し;・成長度;遅・伸長時期;春)---千葉県清澄山で確認される、関東南部、東海、紀州から関西まで分布。太平洋要素の大きいとされる。品種親不明。愛知県の個体種。

32.ヒュウガギボウシ Hosta kikutti var. kikutti
【栽培難易度:中 】(小型小葉・緑葉・花;?・花茎;?・結実;?・・・芽出し;・成長度; ・伸長時期; )----宮崎、大分、熊本、鹿児島県(九州地方)に自生。

33.イズイワギボウシ Hosta Longipes var. Latifolia
【栽培難易度:中】(中型、中葉、緑葉・花;淡紫色・花茎;中・結実;?・・・芽出し;?・成長度;?・伸長時期;?)---静岡県以北の関東各地に産し、岩場・岩壁、樹上・樹幹に生育し、秋に開花。アマギイワギボウシ。ハチジョウギボウシの系統。

34. アキカゼギボウシ(黄覆輪) Hosta ‘Cathayana’
【栽培難易度:中】(小型細葉・緑色・黄覆輪、濃紫色・花茎;中・結実; :発芽率 ・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)---Fumio Maekawa 1940/AHS 1993 交雑品種なのかコバギボウシ系なのかは不明、雑種起源も考えられる。緑一色、白覆輪、斑入り種がある。

35. 相馬錦 Hosta Longipes ‘’
【栽培難易度:中】(小型細葉・緑色・花;淡紫色・花茎;長・結実; :発芽率 ・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)---福島県相馬市が原産地?タチギボウシ系。強権種。

36. ウラジロギボウシ Hosta hypoleuca
【栽培難易度:中】(中型、広葉、一枚葉、裏白・緑色・淡紫色・花茎;中・結実; :発芽率 ・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)---愛知県と静岡県の一部で自生。ヒトツバギボウシ。欧米では品種改良親と使われている。

37. レモンライム Hosta ‘Lemon Lime’
【栽培難易度:中】(小型 細葉緑葉・花色;紫色・花茎;中・結実?; :発芽率 ・・・芽出し; ・成長度; ・伸長時期;春)---H.nakaiana(カンザシギボウシ)の実生選抜種。非常に密集した株になる、グラウンドカバープランツ、ボーダー花壇向き。

38. 天城イワギボウシ Hosta longips var. latifolia
【栽培難易度:中】(極小型 白覆輪 細葉緑葉・花色;・花茎;中・結実; :発芽率 ・・・芽出し; ・成長度; ・伸長時期;春)---伊豆半島に自生。別名称・イズイワギボウシはハチジョウギボウシの流れを汲むとされる。
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<<ギボウシ苗のご注文や、ボウシの庭やホスタガーデンのご要望に際して赤字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。>>
 ※各品種の単価一覧表は、R2/4/25付けのこのブログで公開しています。販売するギボウシはすべてポット栽培品です。それゆえ掘り上げ時に根を傷めていないので、ほぼ一年中、植え付けが可能です。(冬季などの落葉の季節は、根部のみで茎葉などの地上部がありません。)
なお、【ご注文にあたって】と【購入時、栽培上の注意事項】もお読みください。また、ブログのトップページからたどる等、必ず、最新の情報をお確かめください。
 ※ホスタガーデンについてはサイト左欄のカテゴリー「自作のホスタガーデン」をクリックしてください。特に、R2/7/24付けの記事 「ギボウシの庭、ホスタガーデンを造りましょう。」 をご覧ください。もし、現在の庭の簡単な配置図にデジカメ画像をメールにてお送り願えればプランを造ることも可能です。ぜひ、ホスタガーデンを検討してみてください。

 ※ご注文、ご質問やお問い合わせは H・P有限会社グリーンワークスのお問い合わせフォームにてお願いいたします。サイトが展開しない場合は直接メールで  うざね博士 (hah05551★ams.odn.ne.jp ご利用の際は★を@に変更してください)   にて受け付けます。  

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柿紅葉

2020年11月13日 09時31分54秒 | わたしの日常です。
わたしには、現在、福岡へ行くまでにやらなければならない用事がこれから起きてくる。世はコロナ過に追われ、次に第三波が予想されて世間はおののいている。早くワクチン接種が出来るといいのだが。
 気候は木枯らし1号が吹いて、立冬も過ぎて、この頃は小春日和の陽気が続く。それで、わたしの毎日の柿の落ち葉拾いは毎日数回の日課である。ところでわたしはわが家の柿の紅葉にこだわっている。今年の収穫は未成果自体が樹上で枯れて褐変したりしたがそれでも果実は60個ぐらいか、天候不順が原因だが、今年の特徴としては葉の一枚一枚が大きいことに気付く。色合いは果実は熟柿色、一方、葉の色は虫食い穴があっても暗赤色系の深い色にわたしは妙なことだがジィーと見入ってる。関東ではサクラ、花水木、ナツヅタが身近にみられる紅葉だが、何と言ったってわたしにとっては柿紅葉が一番だ。撮影は11月10日午後 2時。
      

      

      

      

      

      
 
      

      

         
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不活発でいぎたないベッド生活者

2020年11月12日 08時10分29秒 | わたしの日常です。
8月までは仕事、その後は待機中の身の上ではあったが、この9月の猛暑から長雨、秋に入り11月7日の立冬、あっという間に11月3日木枯らし一号も今年は早めに吹いた。暑さ寒さの移り変わりに弱いわたしはタイツを穿き、エアコンも点けたり炬燵も出してもらった。
 わが家の四季感覚では錦木や満天星躑躅や風知草も紅葉し、庭先の甘百目柿も果実は残すところ樹上では4個のみになった。外出は妻に頼まれての用事、スーパーの買い物、郵便局での振り込みなどに、依頼されて地元での自治会がらみの大木の伐採や剪定作業への指導と参加である。ちょっと遠くへは埼玉の実姉宅、茨城の顧客訪問と県立植物園、県内の樹木医会の活動のみである。おっと、10月中旬には長野県のお客様から時期遅れのギボウシ注文があり手配する。ほかはギボウシの除草他や植物の庭弄りであった、ではあるが、時間的に一番多いのは本をベッドで寝転んで読むことである。勿論、寝ている場合もある
 わたしは洋服とかファッションの見かけは気にしないし、特別にお金のかかるクルマなどの趣味を持たない。また、待つのが嫌だから外食もしないしフラッと遊びに行くタマでもない。なんだか、老人の引きこもり、わたしは不活発でいぎたないベッド生活者である。
 以下に、わが家の自前の紅葉、秋の情景の画像を掲げる。
           

            
  
           

           

           

   
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福岡へ行く。

2020年11月07日 05時35分01秒 | わが単身赴任の暮らし
ここでは近況を書き込む。現在は待機中で8月まで千葉県柏市内で施工管理職についていた。内容は土木、下水道の推進工事他である。樹木医的にはケヤキの樹勢回復が一部あり。
 今度は12月までに福岡県福岡市内の九州大学箱崎キャンパス跡地工事に回される予定。発注者は同じ、市街地、内容はシールド、PC橋上下部工、下水道、道路築造他である。現場の位置は小河川と博多港に挟まれるが地質などは全く不明。勤務日は役所と同じ。単身赴任で期間はとりあえず3/末まで、気候的には日本海型だと思われるのでこちら関東とほぼ似ている。それと、わたしは10数年前に福岡県北九州市の浄水器メーカーに関連していて全くの未知の土地という訳でもない。
 樹木医試験は今年中止になったが、25期としてはもうすぐ5年目になりその活動の初志とかその後の経過については反省気味ですが、4年前に行った 小川内の杉 は再訪予定。ほかには観光的にわたしにとって全国の未踏県のひとつである対馬などの長崎県に足を伸ばすつもり。生活上、またそのためにもわが古い軽自動車(走行距離140,000キロ)を持っていく。
 目的は老後資金不足?の貯金のため、今は土木技術者の端くれ。好きな造園や植物の道は私的にやるほかはない。どうかその辺はこのブログをご覧になっていただきたい。
 今はまだ止まないコロナ禍の世の中で不景気であり就職難のご時世だ。わたしは現在70歳、働けるだけでも御の字か。まあこの生き方、ある時からそんなに驚くことはないと思ってきたが、しかしこんな風に人生が展開するとは思わなかった。生まれは東北の岩手県であるわたしにとって、思えば遠く来たもんだ、でしょうか。
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