うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

青紫系ギボウシの花、4品種

2013年09月29日 18時52分28秒 | ぎぼうし栽培日記
秋の気配もめっきり深まり、もう少しで今年も暦は十月に変わる。季節は寒さを迎えて、衣替えに布団を取り出す暮らしになる。この端境期に、さすがのわたしの体調も少しおかしい。私的にも試験や帰郷や、津波被災地訪問、それにあの東京オリンピック開催決定騒ぎや、あの夏の猛暑もいずこへかと行こうとしている。
 今の季節には咲くギボウシは、タマノカンザシ系をのぞき少ない。そんな中で、ここでは遅咲きのギボウシのいづれも青色系のギボウシをご紹介する。原種か原種に近い品種で小型のギボウシである。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成25年9月29日(日曜日)11:30頃
 品種名は画像が 左→右 、各特徴の記述は 上→下 の順番になります。



●黄筋(キスジ)ギボウシ Hosta sieboldii Flavocircinalis‘mediopicata ’
(小型細長葉・不規則斑(緑+黄緑)・ 色?; 系白花・花茎; ・結実;?:発芽?・・・・芽出し;早?・成長度;?・伸長時期;?)----コバギボウシ、もしくはナンカイギボウシの斑入り品種と言われている。黄色の筋斑が美しい。

●サクハナギボウシHosta clausa var. normalis
(小型細小葉・濃緑色・濃紫色系花・花茎;中・結実;×・・・芽出し;極早・成長度;早・伸長時期;早春)----匍匐根茎による繁殖や生育に安定した特性を持つ品種で、多くの交配に用いられる原種。ツボミギボウシの変種。韓国産の三倍体野生種のサクハナギボウシ(H. clausa var. normalis)、不稔性。この種はかなりの濃色花である。あらためて分かったことは繁殖力の大きさで、これは造園用にグラウンドカバープランツの植栽材料に向いている。

●阿仁ギボウシHosta tardiva‘Anigiboushi(Michinoku-nishiki)’
(中型小葉・・青緑色+中散り斑・色;紫色系花・花茎;中・結実;×・芽出し;極早・成長度;早・伸長時期;春?)----ナンカイギボウシの仲間。阿仁とは秋田県内の地名。ゲイシャ。みちのく錦。

●ウバタケギボウシ Hosta ‘pulchella’
(極小型極小細葉・濃緑・薄桃色花・花茎;短・結実;×・・・芽出し;早?・成長度;?・伸長時期;?)----九州高千穂峽に近い祖母山に稀産する有名な小型種。

 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※そのほかの品種のギボウシの詳細な単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 今年の6/22付けブログ記事をご覧ください。

 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。
              
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かつての通学路

2013年09月22日 07時17分21秒 | わたしの日常です。
ここでは、帰郷時の画像をアップ、これで故郷シリーズの最後の4回目になる。
 この道は川に沿い45年ほど前にわたしの高校時代に自転車で通学したルートで、二つの街を通り抜けていくと、ほとんどがこのような山中をたどることになる。一部は田んぼの中を突っ切るのか。当時は砕石を敷きつめたマカダム道路であり場所によっては未舗装の路面が凸凹で、くるまの通行の際は晴天時の砂埃と降雨時の水溜りによる水はねが凄い。当時は学帽に詰襟の学生服に下駄ばき姿、自転車には変速機能はなくて、タイヤのパンク、チェインの修理は自分で行うのは当たり前である。
 世の中は‘教育ママ’の時代ではなく、ごく普通の意味で親は子供にかまわない。今で見かける通学時の親の送迎は皆無である。わたし自身は雨降りのバス代を親に貰うのにも気兼ねしたもので、少々の降雨では長靴をはき片手で傘を持って行く。あるいは、ちゃっかりたまに、学校の先生の車に乗せて行ってもらう。
 画像にみる拡大写真は、水辺に多い自然のクルミ(鬼胡桃・オニグルミ)の木で台風シーズンに熟して落果する。収穫は、背が高い高木なので自然落下頼みである。クルミはタンパク質を含み栄養分が多く貴重な食材。当地では鬼皮を剥き天日で乾燥させて、殻を割り体の耳管や三半規管に似た中身を取り出し擂り鉢でペースト状にする、地元ではよくクルミ餅に利用する。世に出回っている菓子ぐるみ(外来種・テウチグルミ)よりも小ぶりな果実である。
 曲がりくねった道路に対して直面している箇所は鋭角的な岩壁であって、もみじなどの落葉の雑木が見られ、秋になると赤、黄、白色の紅葉で色彩豊な光景になっていく。このことは、秋の黄葉した田んぼとともにわたしの原風景につながるシーンだ。
 そういえば、わたしにとって四季のうちで秋の帰郷は記憶になくて、いつの日かどうしても、情趣あふれる「里の秋」の盛んな頃に帰りたいものである。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成25年8月30日(土曜日)14:00頃


   
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シダレグリの木

2013年09月19日 04時55分39秒 | 樹木医の日々片々
ここでは、故郷に帰った際の珍しい樹木を画像で紹介したい。
 この木は県道沿いの田畑に2本あり地元では天然記念物となっているが、ここでは シダレグリ の樹木の由来や特性などは画像中の説明板に譲りたい。自生かどうかは疑問だが、樹木フリークにとっては好奇心が湧くことだろう。わたしにとっては、目の前でこれを見ると幹肌や枝ぶりに奇形という印象を受けて、やや奇異な感情にとらわれる。通常の原種の山栗や栽培種のクリノキと比較して、樹形はコンパクトで人の手で手入れをしたようで栗の実のイガも小ぶりだ。
 以前から植物学的に枝垂れ(シダレ)性の樹木は、古来、長命として知られていて、シダレカツラ、シダレソロ、シダレマツなどが有名だ。
 シダレグリ の分布は日本全国にあり、たしか、自生地としては特に長野県が知られ、そこには群生していて原生林となっているらしい。なおまた、当地には エゴノキ の突然変異種 ガンボクエゴノキ が植物の世界ではたった一本の樹木として学問的には貴重視されている。わたし自身も、いつの日か実見したいものだ。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成25年8月30日(土曜日)14:00頃


   
          

       
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ギボウシ・薫風の花

2013年09月13日 04時21分06秒 | ぎぼうし栽培日記
初秋に至り、今、咲いているギボウシの品種名は“薫風”である。前回につづいて紹介するのは、芳香花のタマノカンザシ系ギボウシだ。実は、この品種の花をわたしは初めて見ることになった。
 搬入以来3年目で開花。その立ち姿に加えて、筋の入った淡い紫系の白花はどことなく涼やか風情をあらわしている、これは、どうやらわたし好みになりそうなギボウシである。

●薫風  Hosta ‘Kunpuu’
(大型大葉・青緑色・裏白;薄紫系白花・芳香花・花茎;中・結実;?:発芽率?・・芽出し;極早・成長度;早・伸長時期;春?)----タマノカンザシ系。

  撮影日時:平成25年9月 8日(日曜日)11:00
            


 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※そのほかの品種のギボウシの詳細な単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 今年の6/22付けブログ記事をご覧ください。

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盛岡市街の街路樹

2013年09月12日 05時04分40秒 | ランドスケープデザイン
ここでは、久方ぶりで訪れた岩手県盛岡市街の街路樹をあげる。南部氏ゆかりの盛岡は城下町だ。駅前からバスで内丸という街の中心街へ移動する。わたしには、県庁に災害復興支援員として面接があるのだ。途中に北上川へそそぐ水清い中津川を渡り10分ほど、前夜来の雨でしっとりした趣のある街並みだ。うるおいがある。なんだかけばけばしさがなくて煩雑さを感じさせない、住みよい街のようだ。
 目的の県庁の隣は石割桜で有名な盛岡地裁、市役所、医大が集中している。大木となり成熟した木々、路面には橡(トチ)の実が転がり、白樺林、ナナカマド、イタヤカエデの街路樹が連なっている。常緑のホルトノキなど構成樹種は全く異なるが、南国、鹿児島市内を、一瞬間だけ、彷彿とさせる。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成25年8月30日(土曜日)12:00頃


 
      
   
          

       
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葉タバコ畑です。

2013年09月11日 04時43分40秒 | わたしの日常です。
これは、何かわかりますか。道路沿いの畑での栽培風景です。なかなか都市近郊では見ることができず、もしかしたら、消費者自身も気付かないかもしれません。
 今では耕作そのものが珍しくなった葉タバコです。

 昔は全国で農家にとって換金作物の代表として作られていたが、現代では健康被害の流布にさらされて、めっきり作っている面積が減っている。人間の顔なみの大きな葉をもち成長の早い単年生の植物です。草丈は大人の身長ほどあり、この畑は時期として葉掻きの収穫中でしょうか。刺激臭のある茎や葉のタバコの下の土葉から、本葉、天葉へと手で摘み取っていきます。そして、この後に数カ月、天日乾燥してから刻んで製品の加工先の日本たばこ㈱(かつての日本専売公社)へ納入することになります。
 これは、わたしの少年時代には懐かしい光景で、米の出荷に養蚕(おかいこ)とともによく家の農作業として手伝わされたもの、多忙な中でのそれぞれが一人の労働力、今のわたしにとっては暑いさなか、家族総出の思い出のなかにある。
 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。



          
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芳香系ギボウシです。

2013年09月09日 05時00分47秒 | ぎぼうし栽培日記
この頃はめっきり涼しくなった。ここではタマノカンザシ系ギボウシを取り上げたい。花は夜開性で、夕闇や朝方には純白の花弁が目立ち、よく甘い香りを漂わせる。湿度が高くて微風があると特に際立つ。鼻を近づけると香水原料が採取できるほどの濃い動物系の臭いだ(腐肉の一歩手前はおおげさだが)。最低、2株もあればその存在感を醸しだすようで、ランドスケープデザインで言えば遊歩道の道端に配植すれば恰好の植栽材料になり得る。ここに、今咲いているのは “マルバタマノカンザシ”。
 ちなみに、緑覆輪の葉の枯れた花茎の品種は “ステンドグラス”、蕾を持っているのは“ヤエノマルバタマノカンザシ”だ。
 ともあれ、ギボウシ好きの皆さん、どうかご覧ください。

  撮影日時:平成25年9月 8日(日曜日)11:00





    
 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※そのほかの品種のギボウシの詳細な単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 今年の6/22付けブログ記事をご覧ください。

 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。
              

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大谷海岸の爪痕

2013年09月07日 06時06分08秒 | 東日本大震災のこと
 ここは宮城県気仙沼市本吉町。画像はJR気仙沼線の大谷海岸駅のあたり、道の駅が併設されているところ。
 当日は曇っていて、数日来の間欠的な強雨の合い間のようだ。なんだか、鉛色の空模様がうらめしい。実家から、ひとり、レンタカーを駆って懐深い山中の県境を越える。大谷海岸は小中学時代のバス旅行に、それと、わたしたちの結婚直前に家内を連れてきたことがあった。ということは、およそ35年前になる。わたしの記憶はすでに遠い彼方である。
 ニュースで既報されているように、JR気仙沼線は災害により線路が寸断されて不通、大谷海岸駅は機能を喪失している。ここでの津波の高さは20mを越えるのだろうか、慰霊碑には40名が亡くなったと記されている。この後に行く予定の高齢の叔父への見舞い時間もあり、調整のためここで1時間半は過ごした。わたしは茫然自失ながらも事態の把握のために歩いて動き回る。できるだけみずからの耳目をたよりに、湾内の中ほどの白波の打ち寄せる重低音を気にしながらデジカメで光景を切り取っていく。どうにかその状況を他人に聞かずとも済んだが、買い求めた被災記録写真集を見ながら、この悲惨な事態を想像し、独り言をぶつぶつ言いながらわたしの脳漿に刻み込んでいく。実は震災復興の一助になれば、と言うのが今回の帰郷目的でもあった。
 海水浴場であった砂浜は沈降して消滅。瓦礫の片づけはとっくに終わり、急造の被災地探査や観光客向けの小建築物などがあり、総じて雑草が生い茂り色醒めた景色の一角だらけである。残された松や樹木でも到来した津波の高さも知れる。家のあったところは車庫や門塀や庭に植えた植物で判明できる。生活の拠点は全くない。
 三陸のリアス海岸を縦貫して通っている国道45号線は、交通量が増えている気がする。上りの宮城方向への建設関連の他県の大型ダンプトラック、流通用のトラックが多い。いずれもスピードをあげている中、その間を地元の軽自動車が混じる。ほかにはリタイアされたとおぼしき老夫婦や、若いカップル、などなど、近県はじめ他県ナンバーのクルマを見かける。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。どうぞ、単彩色な画像ですがご覧になってください。

撮影日時:平成25年8月31日(土曜日)11:00頃
   
    

      

      

      

      

 また、今までの東日本大震災の記事については左側の カテゴリー「東日本大震災のこと」 をクリックすると見ることできます。
 
       
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わたしのお土産三点セット

2013年09月04日 08時19分37秒 | わたしの日常です。
先日、一時帰郷した。過去にわたしは日本全国へあちこち行っていてそれなりにその土地の名産物や観光土産には少々詳しいのだが、ここにわが郷土がらみのお土産品をアップする。
       
 左から、まずは“胡麻摺り団子”は一関市内のもので、ここの菓子は以前は「田むらの梅」でそれなりに有名であったが、今はこれがピカ一か、ずんだ餡入りもあるが、しかしそれは人によって好き嫌いがありそう。わが家ではわたし以外の家族は好まない。
 真ん中は“気になるリンゴ”です。これは実は青森県弘前市内のメーカーで作られていて今回はで盛岡駅頭で買い求めた。パイ生地で煮たリンゴそのままをくるんだもの、品種は「ふじ」だったか。発売直後にその人気を真似して、長野県では“丸ごとリンゴ”として、販売しているらしい。
 右側は、宮城県気仙沼市内の“ふかひれスープ”、あの震災前の残された材料を使ってのものらしい。
 なんだか、3点セットみたくなったが、どうぞ機会があったらおためしください。
       
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