うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

日光植物園を訪ねて

2022年10月30日 05時03分48秒 | ランドスケープデザイン
先日、栃木県日光市にある日光植物園(東京大学大学院理学系研究科付属植物園分園)に行ってきた。ここは都内文京区小石川にある本園に対して亜寒帯や高山植物を収集している研究園とされる。
 日光は数年前に思い立ってあの歌謡曲の作曲家船村徹記念館を訪ねて以来である。あの時は外観はともかく館内がスカスカでがっかりした思いがある。そういえば、その後春先にその世界でよくコンビを組んだ山口県周防大島にある星野哲郎記念館も行った。あれは良かった。立地も良いし海に面し、多分、建設の展示と今後の客寄せの展開を考えたコンセプトが良かったのだろう。
 日光植物園へは紅葉鑑賞目的の混む車列の中で、わたしは相変わらずの地理音痴で、懸命にナビを駆使したにも関わらず、最後には迷いに迷い地元の日光警察署に聞いて、何とか11時30分過ぎに着いた。わたしは朝6時18分に福島のいわき市のアパートをでたのだ、応対してくれた20代後半の若い警察官の快活で憐れむような応対が印象に残る。ここを見た後はげんなりしたもので、どこにも寄らず一直線に帰宅した。
 それでもコロナ禍明けの今の時期、同じ国道沿いに日光東照宮があって観光客が多く見かける、ここは関東の成田や羽田空港から近いせいか外国人が溢れていた。
 ここは、本園ではナーセリー(圃場)があったり入園客のスペースがあり広くフラットであったが、日光植物園は斜面地で背後に急流、水量が多く巨岩がゴロゴロしている大谷川がありしかもその川の支流が横断しているのだ、それはなんだか景勝地ふう、湧水もそこかしこに存在する。それに地元の名士の屋敷跡を併合した敷地が範囲であった。
 落葉樹林が過半でカツラ、お目当てのヒロハカツラ、カラマツなどの巨木は葉を散らし、時期としては遅かった。ここでは成木となった落葉性ツツジ群と珍しいハンカチノキの果実の画像をアップする。
 また、次いで、一本のナツツバキの紅葉があまりにも見事なのでアップする。それにこの植物園で播種し育成されたブナ林を追記する。
          

          

          

          

          

          
 分かりづらいかもしれないが、落葉性ツツジにはコハウチワカエデ・ヤマツツジ・シロヤシオ・アカヤシオ・トウゴクミツバツツジがある。

          

          

          

          
 ハンカチノキは、当日、曇り空のせいとわたしの未熟なカメラテクニックにより見ずらいが、小さなイチジク状のグレイがかってぶら下がっているのが果実になる。
 
          

          

          

          
 以上、ナツツバキです。関東育ちのわたしにとって単純に箱根山中に自生するヒメシャラと同じものととらえていたが、当地ではヒメシャラは育たず、このナツツバキが良く育ち紅葉が幹肌の色とマッチして鑑賞的に映える。実を言うと、わたしの業務のなかで福島県の浜通りにあたる当地の街路樹候補として計画している。

          
 育成されたブナ(ホンブナ)林です。福島の阿武隈山地とか宮城あたりの山中に見かけるイヌブナとは全く異なる。
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わたしの夕食ですが、・・・・・

2022年10月30日 04時54分42秒 | わが単身赴任の暮らし
もう11月になる。季節は晩秋であるが、陽気が良ければやがて小春日和も見られるか。
 これはわたしの夕食の画像である。
 雑多この上ない食卓、1DKの居室、ここではパソコンを開いたり物を置いたりする。まあ、面倒なので皿を使わず商品そのままに並べられたお惣菜のトレイは晩酌も兼ねた様子である。朝食は2枚の食パンだが、最近は米を食べず安い麺類の弁当やピザ、おからを主食とする。暮らし方は、面倒くさくものぐさ屋のいぎたない独身生活とも言うか。
          
          

 ついでに雑ものや本棚にロフトのベッドまで公開してみよう。
          
          
          
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アケビを食する。

2022年10月17日 03時55分13秒 | ガーデニング・庭づくり
先日、調整池の放流管の流末の果てを探り出そうとして周辺の農業用水路や小河川を辿って行ったら突き当りの道路沿いにこんもりマント状に繁っていたアケビがあった。そこは人っ気のないひなびた場所で、ありふれた田んぼが連なる田舎の景色の中である。
 現代の庭木材料としては、アケビよりも常緑性のムベの方が生垣用に仕立てられて日常では見かけることが多い。それは風雅な印象をあたえる。
 近寄ると巨大なアケビの実がいくつもぶら下がっており興趣の赴くままに採取する。大きいのでは20センチはありそうだ。今は、つる性の樹幹や樹形は野趣に富み邪魔くさい灌木扱いだが、昔は強靭な蔓を生かして生活の用具に利用されてきた。それにしても、ぶらりとして朴訥そのものの木の実の姿形。生け花の花材にも利用されるはずなのに、なんとなく、下卑た印象もあるかも・・・。
 アパートに帰り、早速、果実を開きギザギザスプーンで味見する。アケビは里山の山林ではよく見かけるのだが、わたしにはじっくり味わうことは珍しいこと。白い中身の細かい種子を口内で舌に載せて果肉の身を分けるように漉しながらゆっくり食べているとその純情味のある(?!)甘さに驚く。ほとんど、あの店の甘味処で味わうところの一種突き抜けるような甘さだ。言わば上品な甘さなのだと気づく。これはこれは、古来、質素な生活と甘味に乏しかった人々は喜んで食したことだろう。
 ミツバアケビ:Akebia trifoliata 、三葉木通。アケビ科アケビ属。

          
          
          

          
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わたしのアパート暮らし

2022年10月02日 12時08分18秒 | わたしの日常です。
この頃いい天気が続く。秋のお彼岸も過ぎて、この8日に寒露だそうだ。わたしの1DKのアパート暮らしも布団は敷布替え、毛布も引っ張り出した。作業用の冬制服の下も半袖から長袖に変えて足りない下着も、スポーツシャツも見つくろいし始めた。
 ここではアパート周り場面をアップする。
           
 これは南西側に面するベランダ、洗濯物の干し場スペースとしては狭くて使い勝手が決していいとは言えずエアコンの室外機の上に水漏れ防止を厳重にして、まず長方形のプランターを置く、現在はニラと大葉の状況だ、この薬味野菜は随分と食事に役立った。21cmプラ鉢には挿し木で増やしたプチトマトが育っているが、やたらと草丈を伸ばし窓外としては不思議な光景だ。

          
          
 アパートの玄関には燐家の金木犀が芳香を放つ。珍しくもキンモクセイとギンモクセイがとなりあって植えられている。ほかに関西ではウスギモクセイ(薄黄木犀)が知られているが、モクセイは中国が原産の雌雄異株で国内ではいずれも雄株のみで果実は見ることが出来ない。わたしは、鼻を近づけて何度も花の香りを嗅ぎ分けようとしたが、全く同じものであった。

          
          
 今日の朝、散歩がてらに近くの格安スーパーに向かう。その道々に所有者不明のゴミだらけの雑種地では時季遅れの花茗荷、また、交差点付近の小さな祠を覗いてみたがその奥の方に大木ではないが栗の木がありそれを拾い、近くでは渋柿っぽい果物を採取した。意外に大量の収穫量、さあ、これらをどこに配ろうか、分けようか。
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