うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

慌ただしい日々と、春の雨

2006年02月27日 05時56分40秒 | わたしの日常です。

 この四、五日は忙しないことが続いた。
 23日、わたしの転身のきっかけになるできごとが重なった。
 22日夜半、T氏肺ガンで逝去。享年69歳。合掌。
 そして昨日は雨降り、通夜につづき成田市内の斎場で告別式に行っていた。

 知り合って14,5年だろうか。裸一貫で会社を起こし、何人かの人を一人前に育
てた。わたしのように偏頗な性格を理解してくれていた、数少ない人を失ったの
だ。見かけも言動もかまわない行動力の人であったが、晩年はやることがキチンと
していたようだ。
 わたしに会社設立をすすめてくれた人である。支援者としても、ご自身の苦い経
験をもとにしたぶっきらぼうなもろもろの言葉はいつも身に沁みた。

 外出先の都内で急に知らせを受けたが、その後の日々、なかなか自分の気持ちを
落ち着かせることができない。わたしの両親は高校生、20代後半の時に比較的早め
に亡くなっている。わたしはそんなふうな境遇を生きてきた。

 気でも狂うかといった経験は、過去に親しい人が亡くなったときにも二回ほどこ
ういうことがあった。今は身辺を多忙にし、気を紛らわすしかない。

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二十四節気では、もうすぐ‘雨水’だ。

2006年02月17日 11時16分15秒 | わたしの日常です。

 きのうは一日中ぐずついた天気であった。
 このごろの陽気に、2月14日午後には春一番の到来かと思われたが(気象条件の
内で風速が足りなかったようだ)、つぎに暦の上ではこの19日が‘雨水’にあた
る。そして、二十四節気で言えば大体2週間後にいよいよ‘啓蟄’だ。本格的な春
はもうすぐだ。

 数日前には日中の最高気温が20℃まであがり、12月、1月の寒気・低温・積雪の
後にさすがに自然の気象もそろばん上の帳尻を合わせてきたかと感じる(専門用語
では積算温度とでも言うかな?)。自然の摂理とか言うものだろう。
 今年の年間気象予想としてはまだ気象庁は正式に発表していなかったと思うが、
世界的にラニーニャ現象(エルニーニョと逆の気象現象)の気配がある。

 小雨まじりの中で、午後1時半から汚水管と汚水処理施設の業者との確認・立会
いをする。無論、わが住宅地の施設管理組合の理事長の役割としてである。
 今は、平日の午後でクルマが少なく静かな住宅地である。
 ところで、今年一番目のうぐいすを見つけたのである。メイン通りから横に入っ
た道沿いの家の庭の、まだつぼみの白梅のひと枝に乗っていたもので、全身が淡い
茶系色のスマートな野鳥である。春近し、鳴き声はしなかったが、なんとなくほの
ぼのとした気分になる。
 この住宅地は、畑に接し山に囲まれ、高度が20メートルほど低くなった後背部
には谷津田があり野鳥の棲息環境には恵まれているかもしれない。わが家の庭で
も、この時期にはすずめは無論のこと、愛らしい目白、キリッとした四十雀,見る
からに獰猛なひよどりがおとづれる。
 そこで、わが家の飼い猫のボンはそれを獲物を見る目で追っている。やがて、昂
ぶったボンの室内運動会が始まるのだ。
 施設管理組合の範囲には雨水の調整池も含まれるのだが、今日はそこでしらさぎ
も一羽見かけた。そのうち、かまびすしいうみうなどの水鳥がやって来るだろう。

 まあ作業の手順としては、道路の下1.6から 2.4メートルを通っている汚水管の
人孔を数箇所順繰りに見ていくわけだが、覗き込むとそこには水の流れと共に見覚
えのある固形物があり、思わず‘馬糞の川流れ’という無粋な成句を思い浮かべた
ものである。
 しかし、しょうがない、世の中で誰かがこの役割を担わなければいけない。

 いえいえ、物事の好悪・美醜にとらわれず、『清濁併せ呑む』をポリシーにして
いるわたしだ。


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胡蝶蘭を詠む・・・・・③

2006年02月10日 10時25分01秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
 1970年代以降、カトレアに次いで、シンビジュウムなどの洋ラン類が切り
 花・鉢物の高級品として贈り物に使われ始めた時代があった。その後追うよう
 に、ちょうどバブル景気の頃、会社などで高価な業務用贈答品として爆発的に社
 会に流通したのが、このお洒落な化粧鉢入りの胡蝶蘭である。
 その頃、わたしは40歳前後、このハート(心臓)形の可憐な白とピンクの花び
 らをいつも身近に置き、一体、何を考えていたのだろう。
 今では、胡蝶蘭も栽培技術と生産体制も確立されて、安価に花屋さんの店先で入
 手できるようになり私たちの日常生活に溶けこんでいる。

  胡蝶蘭を詠む、
 ・春の夜の微かに忍ぶれ胡蝶蘭

 ・春の闇 ひそかに添いし香を聞く


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晩秋から厳冬の句・・・・・②

2006年02月08日 08時56分44秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
  ここでは、前回の①に続き、過去に手なぐさみで作った【句集】の中から時候
  順に披露しています。関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、批評、投稿
  を自由にお寄せください。

 ・硝子戸越し 木の葉ざわめき栗を剥く

 ・朝まだし 大寒沁みて朽葉道

 ・霜田辺り 幽玄の地へ 朝日出づ


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雪の句・・・・・①

2006年02月03日 19時06分50秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
 立春を前にして春めいてきたが、それでもこの前の雪には驚いた。家郷を出で
 て四十年近くになる。森羅万象、淡彩色に萌えいづる。もうすぐ春愁の季節
 だ。

  初雪をJR線車中より、
 ・眼蓋に星とびて ま白き一面田舎にぞ似る

  JR信越本線車窓、妙高高原駅付近で、
 ・しろがねに 厳しきたつき 何を糧にせむ


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