うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

柿尽くしの生活、今回は すなみ柿 をアップする。

2022年11月28日 05時45分42秒 | ガーデニング・庭づくり
この10月、11月とわたしの生活は柿尽くしだ。わが家の 百目柿 は文化の日に一時帰宅した際には庭の木に登りすべてをもいだ(画像は下段2葉)。その時は62個、今年の全収穫量は90個以上か、わが家では決して多いとは言えない。
 配った先は福島に持ち帰ったのが30個で勤めている事務所関係にお裾分けする。ほかに近所や家内の知人に併せて4か所になる。百目柿 は果実がシミがつき汚れているようで肌色が悪いが、皮を剥くと果肉にはゴマが全面に広がりジューシーで今回は熟している方だった。
 当地に来てからは、雑種地では「会津身知らず柿」を採り、スーパーでは「刀根柿」・「佐渡おけさ柿」・「富有柿」を購入して試した。ビタミンが豊富で柿と林檎は皮ごと食べると良しされていて洗った後に、わたしは直接、がぶりとかじる。西日本で「富有柿」が出回るのはこれからで国内で収穫的には一番遅いようだ、当地では丁寧に一個ごとに包装される。おととしは福岡でたらふく食べた。

 今回はあらたに入手した柿は事務所への頂き物で、 すなみ柿(画像は上段) を初めて食べてみた。すなみ(巣南)柿 は岐阜県で見つかり、富有柿の〈枝変わり〉を接ぎ木で繁殖したもの。一般に“ジャンボ富有”と呼ばれる。ほかに 松本早生富有柿 がある。これらは遺伝的にはいわゆる突然変異種ということになる。生物の世界では、突然変異種はこのサイトでも取り上げているギボウシには多く見られるもので将来的に有望種と言えよう。ちなみに、すなみ柿 は富有柿よりも早生で果実の大きさが2倍(約直径10㎝)になり微かにゴマが入るが、食感、味覚的には全く変わらない。食料としてはこれ1個で充分に腹一杯になるだろう。
          
          

          

          
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ザル菊の光景

2022年11月27日 17時44分21秒 | ガーデニング・庭づくり
わたしが福島に来てこういう景色を初めて見る。ザル菊は、県道沿いの純然たる田園の中で葉菜類の要領で畝立てをして小菊をザルのように玉仕立てにして育てている。花壇ではポットマムで配植するがこれは同じ品種か。調べると関東地方でも神奈川でもこういう育て方があるようだ。たしか、展示会に出品されるあの菊人形作りは2年がかりだ。これは、1株を何度もピンチすると自然に半球状になるらしい。わたしにとってまだ不明な点があるが、一年生で刈込みによって作る。この頃は11月初旬の晩秋の時候、暖色系の花々、しっとりして落ち着いた景観、ここではストライプ調で花の種類は7色になるか。
          

          

          

          
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中釜戸のシダレモミジ再訪

2022年11月21日 04時16分58秒 | 樹木医の日々片々
先週の日曜日、混まぬようにと朝早く市内の 中釜戸のシダレモミジ を見に行ってきた。そこは観音堂にある。わたしは田園地帯の一角、田んぼ農家の庭沿いの農道を伝っていく。今年の4月に新緑を聞き行って以来だ。あの時はこの先、紅葉を眺められるか不明だった。
 鑑賞的にはやや早かったか、紅葉の最盛期はやはり市のH・Pの案内の通り11月下旬が見頃か。先客には中年男性、初老夫婦がいる。この県内を紅葉をもとめて来たらしい。帰途、とば口の農家の男性に声を掛ける、わたしと同じ年恰好か、やはりこの方が管理をしている模様、このモミジの実生木を庭にご自身の誕生時に70年生のものと、畑に50年生のシダレモミジを育てている。樹高や樹形から見て極めて成長が遅いのに驚く。ついでにこの地方に多い柿の形のいい果実の品種名を尋ねると、案の定、〈蜂屋柿〉 ということで軒先で干してあんぽ柿にするとのことであった。

         

         

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猪苗代町の達沢原生林1

2022年11月16日 04時27分12秒 | ランドスケープデザイン
この時期は待ちに待ったという思いが強くて、紅葉巡りを続ける。ここでは、先日行った猪苗代町の達沢原生林について画像とともに書く。
 当日、猪苗代磐梯高原ICで下りる。広大で平坦な猪苗代湖畔の紅葉したけやき並木に、鮮烈に黄葉したユリノキの街路樹が出迎える。なるほど、発色具合は関東と違う。国道115号線沿いには上流の温泉の硫黄による鉄分で川全体が赤褐色に変色したと思われる長瀬川が流れる。わたしは相変わらず迷いながら道をたどる。中ノ沢温泉、沼尻、戊辰戦争の母成峠、達沢川がある達沢原生林・不動滝と地元車両に道を譲りながら行く。わが軽自動車で低速運転だ。Stop and Goだ。以前は樹木図鑑でしか見られなかった実物の樹木をじっくり見て回る。そのころは、なりわいとして造園設計を目指していたころだ。わたしは結婚直後、技術的になんの経歴も学歴もなく、やみくもに植物が好きだとの思い込みで進んできた。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

          

         

         
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猪苗代町の達沢原生林2 この木なんの木? ➡エゾエノキと判明する

2022年11月15日 04時39分14秒 | ランドスケープデザイン
10/30に福島県の裏磐梯の近くの原生林に行ってきた。猪苗代町の達沢原生林というが、位置的に地元では達沢不動滝といった方が良いかもしれない。その画像は別の日にアップする予定である。地元の新聞社が発行している『ふくしまの名木』を見てである。
 しかし、ここでは、帰り道にある国道115号線の交差する緑地に植えられている落葉樹の大木を掲げる。車で通りすぎる際に、一瞬、ケヤキかと見間違えたが、ウウン、停車してまじまじと観察する。この樹木は帰宅後も図鑑をめくるが、いまだ不明である。幹肌はケヤキと同じニレ科か(エゾエノキ?)、ブナ科か、はたまたカンバの仲間か。どなたか、地元の方々、ご存知のかたがいたらお教え願いたい。

 追記➡ やっと、エゾエノキと判明、図鑑には幹肌の写真がなく、葉を見て特定した。山渓の「日本の樹木」では分からず 監修・亀山章/解説・馬場多久夫さんの「冬芽でわかる落葉樹」信濃毎日新聞社で分かった。
          

          

          

          

          

          

          

          

          
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キウィフルーツの味のコクワ

2022年11月08日 04時37分30秒 | ガーデニング・庭づくり
これは サルナシ です。昔、よく樹木探しで北海道に行っていたころに野生の ハスカップ とともに コクワ の実の食味について聞いていたが、わたしは未だ試したことがない。ちなみに地元では コクワ と言っていた。今回初めてこの間の植物園で採って食べてみた。じっくり味わって食べると、素朴ながらも感じる甘みは微かにキウィフルーツの味の根源に近づいたようである。あの猫が好むという同じ仲間のマタタビに形状が似ている。このつるはなにかを縛ったり籠を編んだりする材料にはならないのかな、あのあけび蔓のように。
 図鑑による分類と名称は以下の通り。
 サルナシ:マタタビ科マタタビ属 Actinidia arguta。サルナシ、猿梨。別名/シラクチヅル コクワ。
 キウィフルーツ:マタタビ科マタタビ属 Actinidia chinensis。シナサルナシ オニマタタビ。
          

             

          
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単なる川ですが。

2022年11月02日 02時58分56秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
これは、この間行った植物園内を横断する川です。渓流とも言えるかな、それにしても水量の多い流れ。川の中には玉石を据えていて、水の作り出す白みと細やかでリズミカルな動き。自然をもとにした人工的な造形、清涼な空間。静寂な時のながれ。
 こういうことがある。わたしには、なんにも言えないことだ。
          

          

          

          
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