うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

天王洲アイルを歩く3--緑の広場、天王洲ファーストタワー

2010年08月31日 04時10分32秒 | 天王州アイル Project
この間行ってきた、天王洲アイルの第三弾をアップする。このエリアは、わたしがかつて20年弱前に造園の設計施工業務、その後引き続き植物の維持管理を10年以上、担ったものである。
 緑の広場という外部空間と、天王洲ファーストタワー をどうぞ。

 緑の広場は、何と言っても正面の巨大なゲートトラスパーゴラだろう。つる植物が見事に天辺まで伸びていて、いい感じの完成度の高さである。ここは見事に天王洲アイルのシンボリックな都市景観をかたちづくっていると思う。
 奥行きのある広場は碁盤の目状にレイアウトしている。ただ、アキニレ、タブノキの剪定内容を措くとしても、樹木ごとに立ち上げてある樹冠自動散水装置のパイプが乱れずれていてみっともない。この機能は、現在、多分使用していないように見受けられるのでいっそのこと撤去したらどうだろう。ついでに、イルミネーション電線もやりかえる。
 全体を見渡すと、わたしには、緑の広場にはなんとなく荒涼感が漂っている。
 しばらく前に、所有者があるゼネコンに替わったと聞く天王洲ファーストタワーだが、そのビルの中に屋上緑化の和風庭園があるのだが、今回は、時間不足で入らずじまい。

 もう一方、ここは、目黒川からながれてくる天王洲運河に面している公園と緑地である。植栽は高木主体だが、どうやら、今はサトザクラ6本は健全に育っているようだ。十分、花見の期待に応えているようである。ここを含めて外周の緑地は、今年の夏の水やりが大変だろう、と想像する。
 ただし、維持管理費が厳しいせいなのか、全般的にきめ細かいメンテナンスがなされていないように見える。特に緑地の中は言うに及ばず、ペーブした目地部分からの雑草を放置するのはいただけないだろう。

     
     
     
     
     
     

  前回のアップ記事1
  前回のアップ記事2

 現在、天王洲アイル全体の状況はどうなっているか、下のサイトをクリックしてみてください。
  天王洲アイル

 当時の天王洲アイル開発計画に関する、お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
        
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天王洲アイルを歩く2--シーフォートスクエア

2010年08月30日 03時51分51秒 | 天王州アイル Project
この間、天王洲アイルを歩いた。
 その第二弾、シーフォートスクエア をどうぞ。東京モノレール・天王洲アイル駅のあるエリア、銀河劇場もある。
 
 ここは、京浜運河と天王洲運河に囲まれたところ。天王洲アイルのなかでは、一番の地域の景観スポットであり、魚や野鳥など多様な生態系を楽しめる場所である。

 緑地全体の管理では、どうも高中木の手入れまでしか目が行き届かない模様だ。運河沿いのパーゴラのつる植物の切り詰めや間引き作業がなおざりにされており、その足下はうす暗い。ここはプロムナードのはずだが、ちょっとおもわしくない。植物にとって微気象が厳しい中で、ここでのつる植物の配植は成功しているのだが、どういうことか、管理技術が不明なのだろうか。
 また、ボードウォークに連なる京浜運河側の単独の緑地にある、さるすべりは気息奄々の状況を呈している。早く、ケアが必要だ。

 ほかに、気になるのはモノレール軌道下緑地の管理だ。歩道からの視線が悪すぎないか。
 規制があるにせよ、樹木の芯どめをすればいいという訳ではない。外観、地形や緑地をグロスで考えていかないと、単なるヤブ化された雑種地になる恐れがある。
 天王洲アイルのなかでは、ここ、シーフォートスクエアには入れ替え制の花壇が6か所あったのだが、管理予算の縮減のせいか、その跡が放置されている。特に緑地内の清掃はなされているようだが、しかし本来、生き物である植物の基盤として土の地肌のむき出しがいいわけがない。ここは建物内部ではない、不自然極まりない。緑地は地表をグラウンドカバープランツなどで被覆するのが本筋である。
 ところで、塩害予防の樹冠自動散水装置は今でも起動されているのだろうか。

 しかし、今年は、ここ数年来の夏の渇水にもめげず衰弱している樹木は見当たらない。20年弱の年数をかけてこの地盤や気象になじんできたということか。わたしたちは、施工直後から5年ぐらいまでは数人で手分けして散水をおこなったもの。たしか、一週間に一回、半日かけての頻度だったか。

     
     
     
     

  前回のアップ記事

 現在、天王洲アイル全体の状況はどうなっているか、下のサイトをクリックしてみてください。
  天王洲アイル

 当時の天王洲アイル開発計画に関する、お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
        
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民主党の代表選挙の先行き

2010年08月28日 06時47分50秒 | わたしの日常です。

 本来、あまりブログでは書きたくないのだが、今度の民主党の代表選挙について触れる。一般的には、ここで自動的に日本の首相に選出される。
 わたしは、昨年の衆議院選挙は民主党に、7月には、党はみんなの党へ、個人は民主党に投票した者である。このブログをご覧になっていた方ならご存じのとおり、わたしは今までも一度も選挙の棄権したことがない。定期的な日赤の献血の習慣とともに一貫している(?)。
 この6月に菅さんが鳩山さんから替わったのだが、この人は最初から話の仕方がおかしかった。日本の政治家の経歴としては稀な市民運動上がりということで、ひそかにわたしは瞠目していた。もちろん、権力欲は旺盛、だから切った張ったの局面や物ごとをなす契機は知っていると思う。政治家特有のやみくもな闘争心もある。
 しかし、なんだか政治活動というよりも言いたいことを大きな声でなんども繰り返せばいいと言うように感じた。要するにもとめることだけが政治と勘違いしているのだ。原資をつくる、ものを生み出すとか、無駄を省き再生させるという思想がないようなのである。みずから、問題を見つけ出し時系列に沿って解決していく能力がなさそうなのである。
 はたして、菅さんに職業として政治家の素質はありやなしや、それならば古い体質、政治手法であっても、実績のある小沢さんでいいだろう。時代が変わっていると言いたいところだろうが、そもそもは政治家なんて能書きのみでご飯を食べている危なっかしい職業であり、古来、普遍的な人間性を売り物にしているものだ。しかも、悪い側面として、この世界のすさまじい男の嫉妬と毀誉褒貶は世の常であるらしい。それがこの職業の属性らしい。
 菅さんのこの3カ月を見ると、結果的に言うこととやることが一致していない信用できない職業についたようだ。どうも周りを見ないように視野が狭まっている感じだ。菅さんは官僚のお仕着せで動いているくせに、政治上のそつのある動きがあり、その言葉の使い方がお粗末だ。政治は唯一、人間のみを相手にしている職業なのだから、失敗したらほっかぶり、上手いレトリックで処理できるものではない。もっと言うと、政治家の特質として実は実際的に人間の感情を誰よりも敏感に把握する能力が必要だし、およそ、巷間言われている学業優秀の輩には向かない職業だ。適性は学校や机上で身に付くものではない。

 わたしには、迫っているとされる小沢自身の検察捜査についても実は本人の自覚があるようだし、古い政治家の象徴とされている小沢一郎の方が国政担当者として信頼できるのだ。政治理念は、昨年のマニフェストに則って立候補する由、当り前のことだろう。
 不思議なことに、小沢さんは今回初めて首相に挑もうとしているのだから、一遍、やってもらったらどうだろう。今まで何回かの機会があったのに。

 次はその場合の、組閣方針だが…
 いつか、興が乗ったらこのブログに雑談風にアップしてみたい。

 ちなみに、小沢一郎さんについては、以前このブログで触れたので重複を避けたい。当時と感じたことは全く変わっていない。下記のサイトをご覧願う。
小沢さんのこと
小沢さんのこと Part2

    
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天王洲アイルを歩く1--JALビル

2010年08月28日 05時26分50秒 | 天王州アイル Project
この間、残暑厳しきある平日の午後、わたしはいそいそと、天王洲アイルを歩いた。
 まずは、JALビルディングからどうぞ。

 ここは日本航空本社ビル、地下部に東京都が運営する東京臨海高速鉄道の天王洲アイル駅が入っている。わたしには、駅の開業セレモニーにも参加した記憶がある。
 その後の緑地の経過は、天王洲アイルの中では比較的に良好な状態に保たれているようだ。緑地内の地表散水も役立っていると聞く。樹冠散水装置も有効に機能させているようである。
 ここには天王洲アイルの中では特に、もとめられた航空会社の意匠や景観のデザインコンセプトにより、かなり多種多様な植栽が複層して見られる。きわめて珍しい種類の樹木が多いのだが、来訪者には気づいてもらえるかどうか。
 ガーデニングや植物好きには、発見が多い緑地かもしれない。
 その活着の度合いを見ると、ジャカランダは成功し火炎樹は×、ライチ(レイシ)は辛うじて育つ。北米原産のストローブマツやテーダマツは旺盛な成長を見せる。イタヤカエデ、サトウカエデ、ノルウェーカエデの北方系樹木のカエデ類もOKである。

 写真は、京浜運河と公園や掛け替え工事中の橋のそば。敷地内の地区公園であるが、植栽地の厳しい生育条件を検討した結果、晩秋の頃、北海道の十勝の国有林から探し出して植えた 「エゾヤマザクラ」が昨年の台風でやられて根元でカットされていた。3本減か、残念である。
     

  前回のアップ記事

 現在、天王洲アイル全体の状況はどうなっているか、下のサイトをクリックしてみてください。
  天王洲アイル

 当時の天王洲アイル開発計画に関する、お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
        
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゴマかな?、懐かしい植物

2010年08月27日 03時51分43秒 | ガーデニング・庭づくり
日中の暑さに比べて、日が暮れると、涼しくなってきた。
 先日都内、JR浜松町駅近くの一本入った通りを足早に歩いていた。わたしはちょっとした用事を済ませ、おおっここは港区!、気づくと今でもハナミズキの街路樹が植わっていたのだ。ハナミズキは港区の指定樹木。最近植えかえたばかりか、樹高と樹形がそろっており、歩きながらハナミズキの植樹枡をみていくと、低木のようにあるみどり一色の草花が割とびっしり育っている。草丈は50.0cmもありそうだ。ここで、今夏の高温と無降雨で公共の緑地は枯れが目だっているなかにけなげに頑張っているのだ。
 何だろう、シソに似ていて触ると香りのよい植物だ、いつもの悪い癖で、よしっもいでいって挿し木しようと持ち帰った。

 帰宅後、水の入ったコップへ入れておくと、数時間しおれていたこの草花はたちまちよみがえった。
 インターネットの文字入力検索で、‘シソ 園芸植物’と打ち込んであちこち調べると、しばらくして、 「エゴマ」であるらしいことが判明した。シソ科のシソ属。
 作物として栄養価の高い植物であるらしい。種子は菜種と同じくらいの大きさだ。生活上、食材として種子を利用するのだがほかにもいろんなはたらきが期待できる植物のようだ。
 そうか、故郷ではあの当時ありふれていたもので田畑の隅によく生えていたものだ。地方の名称で‘じゅうねん’と言っていたかな。しかし、なぜ、こんな都市のど真ん中にあるのだろう。劣悪な生育環境。地味な植物の一年草、細かい白い花もそれほどでもない。春先に種を播いたのは確かだが、雑草除けか、どんな効果を狙ったのだろう。それとも、これはたわむれか。
 殖やすには季節的に無理か。当面、水挿しで発根するかどうかを見ていくことにする。
 近頃、郷愁とないまぜに田舎の幼少期を思い出すことが多い。ぜひとも、来期はゴマとともに種を入手して育ててみたいものだ。
 
 花壇や庭・植物のご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
       

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルバタマノカンザシの開花の光景

2010年08月24日 16時49分39秒 | ぎぼうし栽培日記
昨日は“処暑”、相変わらず猛暑の日々が続く。
 ここでは、 「マルバタマノカンザシ」の開花画像を、いきなり、しゃにむに無遠慮かつ、無秩序に載せる。
 ブログネタとしては、きわめてしつこく登場する。

 このギボウシの咲く時間は夜開性の特徴を持つことで知られているのだが、実は明け方の早朝でも撮影のタイミングには少々遅い、どうも夕方というか黄昏時の咲き始めの頃がよさそうだ。これは多分、夜行性の虫たちの活動を期待してのことだ。‘訪花昆虫’ということになるが、しかし一体、どんな昆虫が来るのだろうか。
 ちなみに、わたしの昨年の経験ではタマノカンザシ系で、唯一この品種だけは受粉後結実して、播くと発芽することが分かった。詳しく言うと、「タマノカンザシ」は駄目で「マルバタマノカンザシ」のみである。
 なお、加えて一日花でもある。これは、サボテンの 「月下美人」と似た性質である。 
 花自体も7.0から8.0cm の大きさ、花茎は80.0cmとギボウシ最大の大きさである。草丈は鉢植えなので、ここでは1.2mと高さが小さいが露地植えにすると、1.5m以上はいく勘定になる。
 このギボウシは夕暮れ時の散歩道に並べて数多く植えると、純白の花びらにいっそう香りも増していい感じになるだろう。目を凝らしつぶさに見ると、花弁には蟻やアマガエルが目ざとく甘い香りを嗅ぎつけてたかっていた。

 マルバタマノカンザシ(丸葉玉の簪):
 (大型大葉・緑色・白色花・花茎;長大・結実;○・:発芽率 良・芳香花(一重咲き) ----野生種・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)★

≪撮影: 8月24日午前5時30分≫








【販売品種・希望価格】
[匂いギボウシ]  
丸葉玉の簪 :在庫 10.0株   ¥1,200.
玉の簪  :在庫 5.0株   ¥1,200.

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セトウチギボウシの蕾から花へ

2010年08月23日 18時11分53秒 | ぎぼうし栽培日記

 ここでは、セトウチギボウシの蕾から花が咲くまで追跡してみます。

 セトウチギボウシ:
 このギボウシは山口県の瀬戸内海の周防大島のみに自生する。葉裏は雪白色で花茎は細長く斜めに出て、花は淡い紫から濃紫・紅紫色と変化し美しい。陽地でも葉焼けせず、陰地ではかえって生育がわるくなるほど。頑強で繁殖力も強い。
(中型三角葉・灰緑葉・縁は波打ち、葉裏は白・薄紫色系白花・花茎;短・結実;○:発芽率 良----山口県大島自生種・・・芽出し;早・成長;早・伸長時期;春)

     ≪撮影: 8月23日午後4時00分≫
          

【販売品種・希望価格】
[原種系]   [16種] 
   セトウチギボウシ     ¥ 850.

 1.オオバギボウシ(食用可) ¥ 600. ⇒¥ 450.
  2.タチギボウシ     ¥ 600.
 3.ハチジョウギボウシ    ¥ 800.
  4.ムラサキカンザシギボウシ    ¥ 630.
  5.イワギボウシ(白王界)    ¥850.
 6.ウラジロヒュウガギボウシ    ¥ 630.
 7.ウナズキギボウシ    ¥ 850.
  8.覆輪白洋    ¥ 630.
 9.津軽小町  ¥ 630.
 10.錦ギボウシ   ¥850.
11.白覆輪ミズギボウシ   ¥ 850.
12.文鳥香   ¥ 630.
13.乙女ギボウシ   ¥400.
 14.kヒュウガギボウシ   ¥850.
 15.サクハナギボウシ   ¥800.


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅江真澄の書物と、故郷のこと。

2010年08月19日 04時32分03秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧
この16日が一番暑かった。わたしの体温の平熱を超えて、室内にいてもくつろがずなんだか妙にいらいらする。テレビも底の浅い内容の番組ばかり、9時、エアコンを27℃にセッティングして早めに寝床へ入ったが、深夜、わたしはベッドの上で輾転反則ばかりくりかえしている。

 盆休みには、このブログで既報の手元の菅江真澄の本(旅日記)に取り組み、次に思い出して以前読んでがっかりした中津文彦の「天明の密偵」を再読した。浅間山の大噴火、天明の飢饉、蝦夷地松前藩内のシャクシャインの反乱など夷人の反乱蜂起と不穏な動き、老中田沼意次の悪政、徳川吉宗(松平定信)らの寛政の改革の時代背景のなか、菅江真澄を密偵に擬し物語は進む。
 やはりこの平べったい叙述の小説には味気なく感じながらも、菅江真澄とわたしの故郷のかかわりについて書きこんでみる。

 わたしが読んでいるのは、8/10付けブログで紹介した「改訂-菅江真澄日記/口語訳稿」2002年3月3日発行で、高校時代の恩師、漢文教師M先生が口語訳して自費出版したもの、455頁にわたる厚い書物である。
 そのなかで、なんたる偶然か、平泉・中尊寺から戻ってからのある場所を描写する一節におどろいてしまった。それは、大した和歌ではないのだが・・・。

 ◎かすむこまがた続
 ・三月廿日(天明六年・一七八六年)
  行水の文字のすかたになかれてはきしにかずかく滝のしらいと
   →流水は水という文字の姿で流れ、岸に滝の白糸が数々懸っている

 その昔、関東では造園業界で自然石の石組や石積みの土留めや護岸用に、筑波石や木曽石が大量に使われていた頃、業界的に品不足を懸念して国内を探しまわり福島や秋田の石とともにわが岩手県の 「蓬莱石」も使われ始めたことがある。その産出地が故郷の地元の低い「蓬莱山」の地域にあり、一帯は蛇紋岩地帯でやたらに落葉の躑躅が自生していた。
 あれは、北上川にそそぐ、砂鉄川支流だったか。景石の存在とともに、ひそかに、そこから流れる渓流・沢が日本庭園の流れのモデルにいいことが人知れずわかっていた。(勿論、最大の個所、ピカ一は青森県の奥入瀬川でなのではあるが・・・)
 その場所を、帰郷の折りに、わたしもまだ子供が小さい頃に踏査すべく現地を確認していたのである。
 そこの記述が、期せずして、菅江真澄の旅日記に出てくる。その行動と情景描写は、時系列でたどるとちょうど200年前のことであり、わたしにとって鳥肌が立つほどに感慨深い。

              
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キンミズヒキを植える。

2010年08月18日 18時26分44秒 | 個人の庭・エクステリア

 これは雑草、キク科に見間違いやすいがバラ科の 「キンミズヒキ(金水引)」である。あのポピュラーで地味めの 「ミズヒキ」とは、およそ似ても似つかわしくない。「ミズヒキ」はタデ科でこれとは全く異なる、昨年、近在の山中から掘り上げて鉢に植えてみたらこぼれ種子で庭のあちこちに芽生えてきた。きわめて発芽がよさそうだ。
 一方、「キンミズヒキ」は、これから黄金色の米粒ほどの花をつけるのだが、わたしは1.5mも丈が伸びて円錐状になるこの草の堂々とした立ち姿に惚れ込んで植えている。

          

 プランニング、植物のご質問、ご相談に際しての連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スウィートスーザンの花     

2010年08月17日 03時20分08秒 | ぎぼうし栽培日記

 前々回に続いてこれも匂いギボウシの紹介である、「スウィート スーザン」 の青花。

 スウィート スーザン:
(中型中葉・濃緑色・薄いピンク色系白花・花茎; ・結実; ×: ○:発芽率? 優・
良・不良・芳香花・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)★
     

【販売品種・希望価格】
[匂いギボウシ]   [14種]
  スウィート スーザン     ¥900.

 1. 玉の簪    ¥1,200.
 2. 八重丸葉玉の簪(アフロディーテ)    ¥1,500.
 3. フレグラント ブーケ    ¥ 900.⇒¥ 750.
 4.フレグラント ゴールド    ¥ 850.⇒¥ 800.
 5.フレグラント ブルー     ¥ 850.
 6.サマー フレグランス     ¥ 850.⇒¥ 800.
 7. ダイアナ リメンバード    ¥1,100.⇒¥ 950.
 8. ソー スィート    ¥ 850.⇒¥ 650.
 9.ステンド グラス    ¥1,500.⇒¥1,200.
 10. シュガー アンド クリーム     ¥ 900.
11.シェイドファンファーレ     ¥ 900.
 12.ロイヤル スタンダード     ¥ 850.
 13.インビンシブル     ¥900.


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷川きよしの「番場の忠太郎」

2010年08月16日 07時02分21秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 この間テレビで、氷川きよしが持ち歌の 「番場の忠太郎」を歌っているのを初めて聞いた。なんども、この題材の元唄は浪花節に歌われたもので、江戸末期の関東のやくざ、博徒の生き方を誇張気味に描いていた。それが大衆に風靡した曲だ。
 今まで、わたしの好みとしては、三橋美智也の「古城」と同工異曲といったら叱られるかもしれないが、「白雲の城」が好きであった。氷川きよしは、「箱根八里の半次郎」でデビュー以来、股旅物や演歌以外のいろんなリズムの歌謡曲を聞いてきたが、「番場の忠太郎」は母恋いの記、これこそ、彼の本領を発揮した曲ではないだろうか。売れた曲かどうかは判明しないが、高音を活かした荒削りなダイナミズムこそ、彼の持ち味である。
 しかし、残念ながら、テレビ放映はあっという間に短い時間で終わった。現在、無料動画の You Tube でも音楽を聴けるようなのでここでは歌詞のみを転載する。  
     番場の忠太郎

       
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウラジロヒュウガギボウシの花は?

2010年08月16日 04時42分02秒 | ぎぼうし栽培日記

 これは原種ヒュウガギボウシのギボウシである。「ウラジロヒュウガギボウシ」 の花。ギボウシのなかでも花茎を斜めに出し花穂をダランと伸ばしていてその草姿はきわめて個性的である。

 ウラジロヒュウガギボウシ(裏白日向ぎぼうし):
(小型細長葉・濃緑葉・白色花(内側紫色)・花茎;短・結実;○:発芽率? 優・良・不
良・野生種-----西日本自生種・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)

                    
【販売品種・希望価格】
 [原種系]   [14種]
   ウラジロヒュウガギボウシ    ¥ 630.
 
  1.オオバギボウシ(食用可) ¥ 600. ⇒¥ 450.
  2.タチギボウシ     ¥ 600.
  3.ハチジョウギボウシ    ¥ 800.
  4.ムラサキカンザシギボウシ    ¥ 630.
  5.イワギボウシ(白王界)    ¥850.
  6.セトウチギボウシ     ¥ 850.
  7.ウナズキギボウシ    ¥ 850.
  8.覆輪白洋    ¥ 630.
  9.津軽小町  ¥ 630.
  10.錦ギボウシ   ¥850.
  11.白覆輪ミズギボウシ   ¥ 850.
  12.文鳥香   ¥ 630.
  13.乙女ギボウシ   ¥400.


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タマノカンザシの開花

2010年08月15日 06時29分04秒 | ぎぼうし栽培日記
今日は大東亜戦争の敗戦日、終戦記念日。
 ここでは、マルバタマノカンザシの開花画像を、いきなり、無遠慮かつ、無作為無秩序に載せる。
 時刻は夜開性なので、撮影には少々遅い。花自体も7.0から8.0cm の大きさ、花茎は80.0cmとギボウシ最大の大きさである。目を凝らしつぶさに見ると、花弁には蟻が目ざとく甘い香りを嗅ぎつけてたかっていた。

 マルバタマノカンザシ(玉の簪):
 (大型大葉・緑色・白色花・花茎;長大・結実;×・芳香花(一重咲き) ----野生種・・・
芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)★

≪撮影: 8月15日午前5時30分≫
     
     
     

     

【販売品種・希望価格】
[匂いギボウシ]   [14種]
  丸葉玉の簪    ¥1,200.

 1. ロイヤル スタンダード     ¥ 850.
 2. インビンシブル     ¥900.
 3. フレグラント ブーケ    ¥ 900.⇒¥ 750.
 4.フレグラント ゴールド    ¥ 850.⇒¥ 800.
 5.フレグラント ブルー     ¥ 850.
 6.サマー フレグランス     ¥ 850.⇒¥ 800.
 7. ダイアナ リメンバード    ¥1,100.⇒¥ 950.
 8. ソー スィート    ¥ 850.⇒¥ 650.
 9.ステンド グラス    ¥1,500.⇒¥1,200.
 10. シュガー アンド クリーム     ¥ 900.
 11.シェイドファンファーレ     ¥ 900.
 12.スウィート スーザン     ¥900.
 

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ・ロイヤルスタンダードの立ち姿

2010年08月15日 04時00分16秒 | ぎぼうし栽培日記

 これは匂いギボウシである、「ロイヤルスタンダード」 の花。ギボウシのなかでもまっすぐにすっくと花穂を伸ばし立ち姿がいい。

 ロイヤル スタンダード:
(中型中葉・細長葉・濃緑色・白色系白花・花茎;中・結実; : ○:発芽率? 優・
良・不良・芳香花・・・芽出し;?・成長度;中?・伸長時期;春?)

          

【販売品種・希望価格】
[匂いギボウシ]   [14種]
  ロイヤル スタンダード     ¥ 850.

 1. 玉の簪    ¥1,200.
 2. 丸葉玉の簪     ¥1,200.
 3. フレグラント ブーケ    ¥ 900.⇒¥ 750.
 4.フレグラント ゴールド    ¥ 850.⇒¥ 800.
 5.フレグラント ブルー     ¥ 850.
 6.サマー フレグランス     ¥ 850.⇒¥ 800.
 7. ダイアナ リメンバード    ¥1,100.⇒¥ 950.
 8. ソー スィート    ¥ 850.⇒¥ 650.
 9.ステンド グラス    ¥1,500.⇒¥1,200.
 10. シュガー アンド クリーム     ¥ 900.
11.シェイドファンファーレ     ¥ 900.
 12.スウィート スーザン     ¥900.
 13.インビンシブル     ¥900.


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギボウシ・サマーフレグランスの花は青花?

2010年08月14日 18時58分55秒 | ぎぼうし栽培日記
今は盆休み、うだるような熱い日中に庭の作業をおこなう。水やりは雨が降らない今は一週間に2回はするが、ほかにも放っておけない作業がある。発生した枝葉は25ℓ入りのビニール袋で4つ、密封しておき堆肥づくりにする。
 先程、道路側のホルトノキ、カキノキなどの芯止め剪定のあとに、今満開のギボウシの 「サマーフレグランス」 の花を見たら色が白でなく青みがかった白色だった。わたしはてっきり、ほかのタマノカンザシ系と同じくすべて純白と思い込んでいた。
 ところが、違うのだ。
 この画像では露光フラッシュによってハレーションを起こしうまく色が出ていないのだが、たしかに違う。しかも、生育は早く香りも心なしかやや強いようだ。皆さんはご存知でしたか。

     ≪撮影: 8月23日午後4時00分≫
          

 サマーフレグランス:
(大型大葉・黄緑色クリーム覆輪・濃紫色系白花・花茎;中・結実; ×: ○:発芽率? 優・良・不良・芳香花----タマノカンザシとの交配種・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)

【販売品種・希望価格】
[匂いギボウシ]
 サマー フレグランス     ¥ 850.⇒¥ 800.

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 現在、ギボウシは開花の真っ最中、公開販売中です。どうぞ、7/15付けの下の記事をクリックしてご覧ください。そして、購入をご検討ください。
 夏、初秋向けぎぼうしの販売価格です!!---平成22年下半期

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン