うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

自分史文学賞のこと

2008年01月28日 07時20分17秒 | 自分史・出版のこもごも
屋外は冬曇り、この休みの期間、わたしはぐだらぐだらしている。この頃寒くて、寒くて、三食を食べたら、リビングでソファに毛布を肩までかけてテレビを寝転がって無為徒然として見ているか、ベッドにもぐりこんで布団をかぶり古く黄ばんだ月刊雑誌を読み、うつらうつらしている。身なりも構わない、いぎたない50男の日常だ。

 そんな中に、先週、先日、1/21付けで北九州市役所から“自分史文学賞”の連絡の郵便封筒が来た。これは“生物分類技能検定”の結果と共に,わたしは玄関のポストを探り今か今かと待っていたもの。もちろん、入賞は無理で受賞作品の決定とそのセレモニーの内容である。377名の応募者がいたらしい。
 なんとなく、なるほどこの世界にも文学修行というものがあるもんだ、と感じた。
 北九州市自分史文学賞

 このコンクールは対応が誠実で全ての応募者に選考経過を、後刻、教えてくれる。どの段階までいったのか、第三次選考までいったのか、わたしとしては選評が待ち遠しい。このような個人の孤独の営為に対してかくあって欲しい。以前わたしの高校の漢文の恩師がきめ細かく感想を便箋で送ってくれたことがあり、それはことのほか嬉しかった。今回はマイナーではあるが(失礼!)、かつて直木賞を受賞した北九州市ゆかりの小説家3名(審査委員)がそれをしてくれるらしい。場合によっては北九州市立文学館に生原稿として展示されるらしい。
 当然なことに、わたしのまわりには文学仲間も同人誌サークルもいない。もっと言えば、そんな高尚な趣味を持つ交友関係、創作作品を批評しあう文学環境にない。
 そう言えば、自分史の原稿を以前送った新風舎という出版社が民事再生法適用の申請を裁判所に出していたのだが、事実上この一月にも倒産寸前にあるらしい。これは新聞の三面記事で報じられていた。
         
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わたしだけの庭園ランキング①--企画/設計編

2008年01月23日 05時03分12秒 | 自作庭園・トークとコレクション
 
 ここでは、思い切って自作の庭園作品を取り上げてみたい。すでに手前味噌に終始するのは目に見えているが、自画自賛のうざね博士、宣伝を兼ねて自作を語るという趣向である。
 2回ぐらいにわけて公開していく。企画とプランニングのみで直接施工に至らなかったもの、未成物件つまり成果品のみの企画/設計編と、施工に至ったものつまり文字通り設計施工の作品である設計/施工編である。
 設計施工については、この業界では請負形態と分業化が常態となっており、わたしのような進め方は自負を持って言うが、実は極めて稀有なケースになる。わたしの仕事は、造園設計・施工・施工管理・メンテナンスである。それを一貫して最初から最後までおこなうこと、である。オールラウンドプレイヤーと言えば誇張過ぎるが、責任上、そのように心がけてきた。
わたしの30年近くになる経歴を振り返ってみる。千葉市内の3年余りの造園会社では、個人客相手の個人住宅の庭・外構は約80件ほどになる。東京都内港区・品川区の造園会社に在社中は10坪弱の設計室を設けて専任の部下もいたのだが、ここでの仕事は比較的大きな物件になり、扱った内容は民間クライアントの要望に応じて多種多様な物件は150件ほどになるだろう。
 その後は所属先が変わり、20件ぐらいは追加してもいいだろうか。
  目的の物件と種別を見ると、造園設計作品の傾向はインテりジェントビル、マンション、テーマパーク、倶楽部が多い。なお、ここでは個人の庭、外構についてはあまりにもプライベートな領分になるので除外している。
  そのなかで得られたもの、ノウハウ、特に専門的な技術は次の通りである。
 ①アイビーをはじめとするつる植物・グラウンドカバープランツの配植・施工技術
 ②臨海部の植栽計画(耐潮性植物の研究)
 ③植物維持管理計画(経年変化と費用計画)
 ④屋上緑化計画 
  
 紹介するには、設計図書つまり図面・写真が必要なのは承知しているが、これは電子データ以前のアナログ時代の成果品で公開不可能である。それに加えて、なにぶんにも画像を取り込むのが下手でここには掲載できない。物件名によりWeb上でたどれるものはハイパーリンクをおこなった。ただし、必ずしも庭園紹介向きなサイトではない。そのことをあらかじめお断りしておきたい。
  このブログを訪れた皆さんの内で、交通アクセスがここでとりあげた物件の所在地に近ければ、ぜひお立ち寄りいただきたい。何事も、百聞は一見にしかず、実物を見るに越したことはない。コメントを含めてもしそうしていただけたら、わたしにとってなにものにも代えがたい喜びだ。
  ただ、これからも完全を期すために、修正したり付け加えたりの作業をUP後にも致しますのであらかじめお知らせします。振り返ると、赤面したり、我ながらあきれるものもあるのだが、あえてUPする。ご笑覧願いたい。
 むろんこの内容に対し、趣味、プロであると問わず、わたしの実作者としての経験を踏まえそれぞれの物件ごとのご質問は喜んでお受けいたしたい。

【Ranking of Green Work of Dr.Uzane】
 ☆企画/設計☆
   1.徳川園(愛知県名古屋市)
   2.足利フラワーパーク(栃木県足利市)
   3.社会保険中京病院老人保健施設  現在⇒あゆちの郷(愛知県名古屋市)
   4.熱海小嵐計画・基本設計/樹木調査(静岡県熱海市)
   5.㈱ゼファー飯能屋上庭園(埼玉県飯能市)
   6.ソニーテクトロニクス㈱御殿場工場(神奈川県御殿場市)
   7.臨海高速鉄道天王洲駅JAL北出口(東京都品川区・天王洲アイル)
   8.(仮称)ちば共済会館  現在⇒オークラ千葉ホテル(千葉県千葉市)
   9.入間彩り計画(埼玉県入間市)
   10.光照寺(神奈川県鎌倉市)
   11.那須野ケ原カントリークラブロッジ(栃木県大田原市)
   12.横須賀シーウィンドウ(神奈川県横須賀市)
   13.四ツ木葬祭場(休憩棟廻り)  現在⇒四ツ木斎場(東京都葛飾区)
   14.横須賀市立精神薄弱者通所授産施設(神奈川県横須賀市)
   15.グレイス㈱リステージ綱島(神奈川県横浜市)
   16.㈱琉球伊奈モデルガーデン(沖縄県浦添市)
 
 しかし、わたしはここで敢えて告白をしておきたい。わたし個人のキャラクターもあろうが、設計作品に対しデザイナーとして、いずれも作者不詳、つまり“詠み人知らず”を通してきた。初期には無自覚でむしろ誇るようなところもあったのだが、次第に意識的に心がけてきたことである。設計上、与条件、設計思想を汲んでおこない,次に現地に行きそのコンセプトと地域性を咀嚼する。いろいろな面を複合的にとらえ自家薬籠中のものにする。そこでは、時間をかけてじっくり自らのこだわりは無くしていく。人間には好きなこと、得意なことはスキルがハイレベルだと思いがちな性行があるようで、それでは困ることに気付いたのだ。狭い視野にもとづいた狭隘な意匠を持った設計作品になるのだ。なんだか、難しい言い回しになって恐縮するが。
 やはり、徹底的に第三者の視線を意識することが大事なのだ。

  緑の仕事
  日本の庭園ベスト20
   (続く)
      
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新年会などを・・

2008年01月16日 06時59分14秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
今年になって、先日急遽連絡があり、昨日、新年会に呼ばれた。その日は雨曇りの寒い一日で家内とこたつに入りテレビばかりを見ていた。場所は電車が使えずもっぱらクルマでいくほかはない所だ。わたしは直前までやきもきしていたが、なんとか工事現場で待ち合わせ、30代の気のいい職人さんに迎えに来ていただき富里市内の割烹屋さんまで連れて行ってもらった。
 ここは例の成田空港建設工事でいろんな産業が発展したところだ。いまでも滑走路工事などで建設中ではあるが、元来、明治時代以来の開拓地で農業が盛んなところであり、この空港によって町が様変わりした。こういう場合、成金の地元土地所有者、金離れのいい建設労働者を相手に通常夜の商売も栄えていくのだが、サービス業、飲食業をなりわいとする店があちこちにある。
 周りは畑などのつぎはぎだらけの農地と、パチンコ、バッティングセンターなどの遊興地の真ん中である。そこはよく見かける新開地特有の、洒落っ気もなく華やかさもなくしもた屋風の平屋で、田舎じみた奥行きのある畳敷きの個室が連なっている魚料理の店だった。ちょっと行くと、成田空港建設反対闘争で激しかった三里塚がある。

 招待してくださった、Aさんは地元の名士で親が町議会議長していたと聞く。農業を完全にやめ植木生産、流通業に専念してきた。当然、この造園の世界では日本国内にネットワークを持つ。
 しばらく振りで、じっくり会うと、顔を見合わせてやあやあと懐古談にふけっていく。同じ仕事のグループであった、T社長がおととしの2月に肺ガンで病没した。そのことがあって仕事の流れとはいえ、東京都品川区内“天王アイル”開発計画、15年来、連綿とつきあいが続いてきた。細かいことの言わぬおおぴっらな性格のAさんは明るい人だ。せかせかとして行動的な人だ。
 わたしは事前に考えて、平成13年にT社長と行った青森県の白神山地・奥入瀬川の旅行の写真アルバムを用意して行ったのだ。
 まわりはみんなわたしより年下だ。同席した人によると、感激のあまりやや目が潤んでいたとのことである。
 わたしに何が出来るか。わたしは何をしたらいい。
 樹木材料を注文したらいいのは分かっている。しかし、今の境遇では、立場では望むべくもない。世代も変わる。商売の世の中も変遷している。ただただ、わたしは業界の大先輩に敬愛の念を表し、ご長命を祈るのみだ。
      
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まちづくり市民会議へのお誘い

2008年01月09日 19時06分52秒 | わたしの日常です。

 小寒も過ぎて、これからいよいよ一年のうちで厳寒期にあたる大寒を迎えます。年明け早々、わたしの身の回りでは妙な役割を仰せつかるこの頃です。そこで、今回はわたしがこの数年来参加しているボランティア活動のひとつを紹介します。加齢化とはいえ、世間に対し不平不満を独りぶつぶつ言ってもしょうがない。集団で皆さんと会い討論し少しづつ行動に移していきましょう。

  ★《八街まちづくり市民会議》にご参加ください!!

  <八街市民限定>
  わたしたちは平成15年12月、八街市の公募に応じ、魅力ある八街市の将来のまちづくりを考える会として「八街市総合計画2005」の策定作業(平成17年3月発表)に関わりました。
  それから八街市総務部企画課の応援を得て、再び、勉強、提言する機会を定期的に持とうという強い意志のもとで始まった市民有志の集まりです。
  ここに、郷土を愛する市民活動を各機関・諸団体との協働をはたらきかけつつ市民意識の醸成とオープンな自由討論の場として、わたしたちは新たにメンバーの参加を呼びかけます。
  今回のテーマは安全なまちづくりです。

>                記
>         第18回市民会議の開催
>   1.日時;
>        平成20年 1月19日13:30~16:30
>   2.場所;
>        八街市役所 3階第一会議室
>   3.テーマ;
>      *「まちづくり」のための街歩きを終えて
>    
>   4.連絡先;
>         世話役(このブログの管理者宛て)
>                           以上
          
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またまた、庭いじりー株分け、ナチュラルガーデン

2008年01月02日 17時56分17秒 | わたしの日常です。
 今日も庭弄り。一年の最後の日と初めの日をこんなことで費やすのもどうかとは思うけれど、これがわたしの歳末と正月の現実だ。社会の儀礼とか慣習とか、華やかなこと派手なことに飽きてきたのかな。
 ちなみに、昨年と同様に今年も年賀状は来てから出すことにしている。以前は業務用も兼ねて大量に書いていたもの。それも、オリジナルをモットーにして、はんこや年賀状ソフトのみではしょうがないだろうと、近況報告、手書き、具体的な文意のある挨拶状にしていた。今年も来てから出すつもりだ。(皆さん、悪しからず、お願いいたします)
 
 ガーデニング資材をあまり買わないようにしている。わたしの場合には、用土では鹿沼土・赤玉土、肥料関係は化成肥料・苦土石灰のみであり、赤土はこの地元こそ、農産物生産の土地柄、野菜つくりに適した良い土壌が身近にあり現地調達をする。挿し木・播種床は発泡スチロールのトロ箱をスーパーに行ってもらってくる。植木鉢などの容器は、安く軽量なのでプラスチックのものを各園芸取扱い店で調べて購入する。これは草花・植木苗のように季節ごとのセールをしないので、事前に、鉢の素材ごとにその店のストックを大体チェックしてある。
 植え付けに使う培養土は、原則として買わない。その都度、手持ちの土を混ぜて使うのだ。
 実はほかに、水やりが大変なのである。水道代が高くつくのだ。わたしはそこで、百円ショップで買った強化プラスチックのもの(盥状.25ℓ)を利用し降雨時に溜めて使う。暑い夏にはやむを得ずホースを引っぱり、朝晩のどちらかに根元に灌水し、空中湿度が低い場合は植物全体に葉水をかける。

 空いたプラ鉢、黒いビニールポット(BP)10.5cm、13.0cmには鉢底に発泡スチロールのかけらか石ころを敷き、あらかじめ剪定した枝葉などを積み作っておいた自家製の堆肥と用土をを入れて準備しておく。
 ヒメリンゴの種まき。これは昨年咲いた高さ2.3mのりんごの木の(津軽orふじ)の授粉樹として、スリット鉢植えを秋に用意する。これは、りんご村から を参考にしてください。びっしりついた実をプラ鉢3に果実ごと6個ほど埋める。発芽するか、はたまた実生でいいのかはやってみなければわからない。
 ギボウシの播種。実生は良くないとは聞いているが(本卦返り?)、いちおう試みてみる。唯一結実した大型葉白斑種の品種‘あけぼの’を5BPに蒔きつける。本来は株分けの方が簡単なのだが。
 今までは、春から秋口にかけては風にそよぎ晩秋は草紅葉(くさもみじ)として、楽しませてくれた風知草は、思わずいっぱい株分けする破目になった。親株としていた陶器の鉢から取り出すのに失敗し割ってしまった。鉢内に根がびっしり張り付き無理にこじ開けたもの。これには ちょっと、がっかり。プラ鉢3 、7BP+2BPで合計12鉢に分割した。春先に3鉢増やしたから、これで、15鉢か、今年の初夏にはおすすめとして知人に送ることができるかな。
 ハヤトウリ3ケは仕事先の工事現場で採ったもの。つる植物、きゅうりのように茎と葉を伸ばす。見かけは仏手柑と洋ナシをミックスしたような不思議な果実。漢字名は隼人瓜、味は淡白で漬物にして食用する。面白いことに、種は取り出さず実のまま、庭の一角に厚く土をかけて埋め込む。雑草のように生命力(求肥性)が強く、わたしとしては実は恐る恐るの気持ちだ。土地がやせていきほかの植物に養分がいかない予測をするのだ。
 6月に採取した自家製の種だが、ムラサキハナナをばら撒きする。この花は既に庭のあちこちにこぼれ種子で殖えて成葉をのばし今は時期は失しているが、裸地の部分に手のひら上で種子を土に混ぜておこなう。ちなみにムラサキハナナは、漢字名は紫花菜・花大根、藷葛菜。
 フイリノシランの栽培方法はまだまだ謎の部分があるが、蛇の髭に似てせっかくついた黒い実を実験的に2BPに種まきをする。

 ここで紹介した植物は、意外にも園芸店では種類と数が少なく完全には入手できない。これはコレクション。わたしは好きなこともあるが、こういった多年生、(球根植物)は一部の草花をのぞき洋風庭園 、特にそれをくずし日本的な四季の情趣を感じさせる、半自然風、ナチュラルガーデンにマッチングするものと思っている。いつかは画像にでも公開したいが、少々お待ちください。
 なお、栽培方法のご質問はいつでもどうぞ。また、わたし共の ガーデン用プランツの紹介(育成圃場) はこちらです。
 12月31日、わたしは思い切って近所の花屋さんで、サクラソウをプラ鉢で買う。赤紫色1、淡いピンク3で¥1,116、 炎のごとき真紅のガーデンシクラメン1¥380 ,早速、鉢皿を用意して玄関に並べる。配置は既に考えてあるので置くだけだ。カラーコーディネートもOKだ。これで、わが家のコンテナガーデンは完成である。
       
 ※謹んで訂正します。ギボウシの項目(本卦返り?) ⇒先祖がえり
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寒中三句

2008年01月01日 19時08分17秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

  祝い日 物音立たず 気革まる

  清められ 松飾りて 目白来たる
  
  キーボードに 指の行き来す 背中寒し

 今までの無味乾燥の日々が続いてきたことがわが身に沁み込む。何か、深く、思い込む気分の日のくさぐさの気配を詠む。いざや、来たりなん睦月、新年。
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