うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

どっしりしたギボウシ--サンダーボルト

2010年05月31日 17時00分04秒 | ぎぼうし栽培日記
昨日までは寒くてどんよりしていたが、今朝はカラッと晴れる。

 さてさて、写真はさわやかなギボウシ、 サンダーボルト である。すでに花のつぼみを備えている。
 立ち姿はどてっとしていて大きな丸い葉の濃緑色で黄色い中斑、しこうしてその与える印象は、なんとも、明快、明瞭だ。(ちょっと、ギボウシ特有の可憐さがつゆもない、これではギボウシの範疇からずれているのでは?)
 どれほど大きくなるかわからず、当初、13.5cmであったものを 21.0cmポットへ4月に鉢替えした一品である。
 わたしめの栽培メモには、
(大型丸大凹凸葉・葉肉厚・黄中斑・芳香白色花・強健種----オオバギボウシ系・エレガンスの変種・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春?)
 、と記されている。
 
 ともあれ、夏向きにぜひとも手元におきたいギボウシだ。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       
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山本七平さんの言い方

2010年05月30日 07時05分24秒 | 山本七平さんのこと
今日の朝の空、なんとか、天気は持つかな。
 わたしにとって、いい本とはその当人と身近に会っているように感じさせる本だ。理非曲直を知っていて、良くも悪くも最後にはそうせずには居られなかったと感じさせる人柄だ。
 わたしは、相も変わらず、山本七平さんの本に取りつかれている。今読んでいるのは “「空気」の研究” である。

 かといって、世の読書好きのように本の内容を紹介して感想文をまとめるのではない。
 山本さんの文章自体は日常の会話体で構成されていて、わたしにとっては大変好ましい。時には微笑ましい。ではあるが、それぞれの著作には、結構、論調に波がある。それは、執筆を本業にしていない山本さんにとっては、真のモチベーションとそれにテンションを持ち、その年代ごとに言いたいことがあったということであろう。全体的に日常の生活をする上で必要な実務処理的なセンテンスが活きており、生来の論理が幾重にもリフレインするような表現も非常にユニークだ。そこには説得してみせるぜ、といった気配はあるが、しかしそこにはインテリぶった衒うようなもったいぶった言い方はかけらもない。付和雷同、右顧左眄の輩、小手先のもの言い、曲学阿世の知識人ではない。やはり、世の虚飾にかまけてはいられない、生死を賭けた自らの戦争体験がそこにある。

 わたしにはなにか、多分最大公約数の日本人の性格(現代では民族の特徴といったら、非常に語感が良くないのだが・・)の変質を時代的な枠組みの中で捉えられているという気がするのだ。近代日本の歴史を通暁した主調低音、世の底流にあるもの。
 だから、言っていることは数十年たっても古くならないのだ。

 もう少し、そういう感じ方考え方に日本の社会は気づいてもらわないと、ちょっとやりきれない気がする。
        
 
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マンションの大きくなった樹木のメンテナンスを考える

2010年05月27日 06時54分29秒 | マンションの植物管理

今わたしは、市街地のマンションの維持管理計画を作成しているのだが、その中で樹木の経年変化をどうとらえるか、思案中である。植栽の管理業者は、通常、樹木を植える植栽工事の施工業者である場合が多いのだが、でも、この業者の特徴として一年ごとの見方しかできない場合が多い。マンションは個人の住宅の庭と異なっていて、仕立て物の樹木は使われず、「緑化樹木」として人工的に苗圃で促成栽培的にされた自然樹形のままに配植されている。そうすると、結果的に管理の主業務は、消毒?は、剪定?はとかである。
 そして、その費用について管理主体側は、言わばルーティン化された作業に見合うものとして予算を計上する。
 樹木は生垣などを除けば、伸びる方向は上長生長がほとんどであるが、適切な大きさに目標をさだめて樹姿や総体としての樹冠を維持していく必要がある。
 ところが、今わたしが担っているマンションの維持管理計画の場所はすでに植栽後25年弱経過していて比較的順調に生育しているのだが、これは計画段階で関東の一地域によく見られる樹種構成や郷土樹種が選ばれたことにある。完成した樹林、つまり成功したともいえる。そしてそこでは、メンテナンスフリー的に管理されてきたようにも見受けられるのだ。
 そして、この年数、スパンは樹木にとってある一定の大きさまで伸びて来た指標でもあるのだ。

 ここでわたしの素朴な感想を述べると、樹木の大きさも緑量も、もういいじゃないかということになる。ここで明確な技術管理資料や学術的な研究書を探ろうと思うのだが、わたしの30年近い経験による知見では現実的にそれはあまり期待できないと思われる。そこで人が住まいに供するマンションの維持管理は、樹木という植物自体から見れば、わたしには人里にある里山の生育環境を参考にする方がいいという判断に落ち着く。そうすると、ここ関東での樹木の平均的な樹高は11.0m まで、高くても 15.0mぐらいと経験的に判断できる。

 なにも、極相林やサクセッション(遷移)などという大げさな植生的な視点に立つまでもなくて、やはりここでは樹木の自然淘汰を補う成長管理が重要なポイントになる。成長抑制管理になる。
 そこで、検討せざるを得ないのが、その場合、伐採も視野に入れて維持管理プランを策定することだ。幸いなことに、このマンションのケースでは、コナラ・エゴノキ・ヤマザクラ・イヌシデ・ヤマモミジ・ミズキの構成樹種では根際の切株からひこばえが発生しやすく株立ちになるので、極端に伐採から抜根までの作業は不必要で、二次林的な薪炭林のように更新していく方策になるだろう。

 もし、マンションの緑のメンテナンスの問題でお困りの方がいましたら、どうぞ、遠慮なくご相談ください。これはあくまで参考ですが、下記のサイトもついでにのぞいてみてください。
  詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
          


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ミズキの花

2010年05月25日 09時27分51秒 | ガーデニング・庭づくり
これはミズキの花、細かい白花の粒がびっしりついている。樹種的にはありふれた樹木だ。ちょっと気が早いが、紫外線の強い光の中、初夏の訪れを告げる山の花と言ったところか。
 青葉繁れる山の中で、肉厚のようで大柄な葉の付き方、どっしりした樹形は地味派手というか、はんなりした風情を顕わにしている。今の季節では山の主といったところでしょうか。
 あのハナミズキと同じミズキ科。伐ると、白っぽい切り口から水が流れ出す。木材的に加工しやすいので、既に知られているように東日本の民芸品ではこけしのもとになる。

 わたしには思い入れのある木で、東北の田舎では旧正月の頃、繭玉に似せて搗いたばかりのちぎった餅をこの枝の先に挿して神棚などに飾る。地元では縁起木扱いである。わたしが小さい頃、まだ、雪の残る山に枝ぶりのいいミズキを探して切り出してくる。
 おもに沢沿いに生えていて、落葉樹なのだがこの木は冬の幹の色が赤くて見つけやすく、父と一緒に持ち山に入っていく。もうすぐ正月のハレの日、その時分、わたしはいつもうきうきしていた。 
 
 花壇や庭・植物のご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
       
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しょうもない雨の日にすること

2010年05月24日 06時17分41秒 | わたしの日常です。

 曇り空、そろそろかなと思っていたら霧雨のようのな雨が降り始めた。やがて、本降りにかわる。梅雨の前触れだ。今日は日曜日、NHKの「小さな旅」、もないし、なんだか意欲もわかないし、テレビ画像の前で徒然としている。

 そうかと気づき、雨水をためる大きな植木鉢用の大きめのプラスチック受皿を庭に並べる。昨年から習慣としていて、水道水よりもエコ的な考えで自然の降雨をためて植木や草花の水やりに利用しているのだ。水道料金というお金のかかる消費行為よりもあるものを循環して使うのである。昔は玄関前に置く天水桶などがあった。
 最終的ないい案は、屋根からの雨樋の堅樋にホースを直結すること、もしくは子供向きの小さなプールのように枠を作りブルーシートを敷いて雨を受けるのがベストだが、まだ実行できないでいる。そんなこんなで、一斗缶を出したり広口のプラスチック桶を使ったりしたが、現在はこの方法が効率よいようで受皿に落ち着いている。
 この雨の降雨量、せいぜいいっても15mmくらいか。わたしは直径30cmはある受皿を5、6個、雨中のなかに広げる。きょうは、夕方までに二度集めてあらかじめ常備している灯油用の18ℓポリタンク2つに満たしていく。最終的な貯水量はポリタンクひとつぐらいか、もっと貯めることができるか。
 受皿を置く場所について、雨降りの中を見ていくと、もちろん屋根や障害物のない方が一番適しているのだが、樹木からの水を利用するのもいい手だとかんがえる。集まってくる葉先からの滴下水の直下に容器を置くか、樹木の主幹の根元付近にボロ布を巻き流下する水を容器に誘導する。
 森林学では樹幹流という見方や考え方があるが、樹種によって当然ながら異なる。その応用にあたり大きな違いは受け止める葉の大きさと樹形に左右されることにありそうだ。雨水が葉先や葉柄をつたわるか主幹をつたわるのか、である。
 以前、なんども「白神山地」の現地を踏査した際にブナの原生林について調べたことがある。ブナの樹木は円錐や塊状の樹形であって、葉が小さく直幹気味のブナは結構、根元へ流れているようで、自然の摂理とは言えよくしたものだなあと感じたことであった。

 なんとなく、わたしは早くも梅雨空の中で、やるべきことに物臭になりだれ始めている日常だ。

            
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「ギボウシ図鑑」が届く

2010年05月22日 06時01分18秒 | 展示会・資料紹介・ホスタガーデン
寒暖の差が激しい日々が続く。もしかすると、来週からは走り梅雨の天候か。
 わたしが待ちに待った、 「ギボウシ図鑑」がやっと届いた。それから早速、わたしはしばらくのあいだ、ためつすがめつページをめくりながら読むことに没頭する。

 どうやら、わたしの方にも、今までギボウシの知識に相当勘違いがあったようだ。これまでは、一冊の薄い本(:ギボウシの観察と栽培)とウェブ上の雑多な知識しかなかった。限られていたのだ。いづれまた、精読してからわたし自身がひそかにまとめている覚え書きの文章をチェックしなければならない。それと、今までの掲載したブログの文も。
 本の共同の著者の方々がギボウシの趣味家主体であり、それゆえ内容の傾向が原種系の園芸的な方面であるのはあらかじめ了解していたが、本当はギボウシの都市緑地への応用、葉色、開花時期など品種ごとの特徴を活かした配植・プランニング、品種ごとの特性を明らかにする系統や分類がまとめてあると良かった。そのほかの項目では、交配方法は別として、株分けとかの繁殖・栽培技術面の文章は、この数年間のわたしなりの作業経験から言っても、全くその通りであると同感の限りである。
 ただ、残念なことに、これでは一般の園芸好きの人には、あまり取っつきがいいとは言えない気がする。

 専門の記述以外では文字の書き誤りが3か所はあったかな。これは、誤植ではなく執筆者の誤りだろう。学術面の大学の教授連は加わっていなく、それぞれが自ら身銭を切り栽培方法など実地を踏まえた実務者クラスだから表現について言ってもしょうがないのですが。
 そうは言っても、企画や編集面から執筆、出版まで、日本ではギボウシ専門書としては初めても同然であろうから、まずは御苦労さまと言いたい。
 次は、英文書籍の日本語訳の出版が待たれるのだが・・・・・。
 ところで、ことしから、恒例のギボウシ展示会は、都内調布市深大寺の神代植物園に変わったそうです。期間は 6/8 から 6/13まで。そこではギボウシ収蒐と交配や栽培の苦心談などの情報と、狙い目は希少ギボウシの格安の即売会かな。
 ギボウシフリークの皆さん、お金とお暇のある方、どうぞご参加ください。

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マイガーデン---春の花々2

2010年05月21日 05時14分52秒 | 個人の庭・エクステリア

 ここでは、マイガーデンの今を盛りとして咲く、わが家の花々の接写写真をのっけよう。季節は春も晩春というか、そろそろ初夏の匂いがしてきた。では、お楽しみください。

≪撮影: 5月16日午前10時≫
 バイカウツギ(梅花空木)、どうやら、今年はあまりアブラムシがいない。花付きはいいほう。シンプルな花弁、純白の花の色は清々しいものだ。
     
 ご存じ 朱色の花咲く ひなげしだ。どこからともなく種子が風によって運ばれて地に落ちて芽吹く。楚々とした草姿だが、見かけによらずこの植物は強靭な生残り戦略を秘めているかのよう。
     
 この椿は、数年前に新潟で採取し発芽させたものだ。最近まで、わたしは雪椿と一途に思い込んでいたがちょっと違うようだ。侘助椿の系統なのか・・・はて。    
     
 ヤマツツジ(山躑躅)。前回に続き、再度アップする。
     
 可憐そのもの、淡紅色の1cm程の小花を付けている。実はこれ、現在は名称不明の草花、多年草で株分れで殖えていくようだ。
     
 「墨田の花火」、アジサイ(紫陽花)の園芸品種である。系統はセイヨウアジサイの流れを汲むのかな。わが家ではほかに原種の ヤマアジサイ(山紫陽花)や カメレオンハイドランジアの大株があり、これから開花するだろう。
     
 多年草、この名前は ガウラ でいいと思ったが…。実は チェリーセージ と判明する。茎葉からは甘いいい香りがするハーブだ。よく見ると、小さな花弁がランの花のようだ。色の名前は朱色というか、スカーレットか。背景としては垂れ下がりアモルフでイメージがいいのだ。割ってしまった白い陶磁器の鉢は、オーナメントに擬してアクセントのつもり。ついでに、手前の黄中斑で大葉のギボウシは “サンダーボルト”である。
     
     

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フェイジョアの鉢上げ

2010年05月20日 04時27分47秒 | オリーブ・フェイジョア栽培日記

 先日、フェイジョアを挿し木後にはじめて植えかえたので画像をアップします。これは砂上げというか、鉢上げという作業になる。挿し木したのは、一昨年の9月頃。ここまで育ったのは結局のところ、6本のみである。この後の生育は順調にいくだろう。フェイジョアの鉢上げで気づいたことは、意外と根が深く下に伸びていることだが、どうか。フェイジョアは直根だけではなく性質として根張りはいい樹木かもしれない。
 これでも、多分、今年も花を咲かせるはずであるが、実をつけるのは難しいだろう。もうひとつの実生の苗は失敗した。

      撮影: 5月16日午前10時
     

 ご意見、ご相談は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
     
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百合丘ビレッジを訪れて・・・

2010年05月19日 06時05分06秒 | 百合ヶ丘ビレッジ
この間の午後、川崎市内のマンション、百合丘ビレッジを訪れた。ひな壇式の分譲高級マンションだ。かれこれ、四半世紀、竣工してから25年たっている。その後の、植栽管理についてはご苦労が多いと思われるが、わたしが見たところ、きわめて良好な状態である。当時は日本でも珍しかったバルコニーの屋上緑化の個所については、入居者専用部分であるので判断はできない。

 あのころは、確か、前年のお盆近くの夏に御巣鷹山にJALの飛行機がダッジロールを起こし墜落した頃である。暑い日が続く工事期間中に、現場事務所のテレビで見た記憶がある。
 わたしには、いろいろと、施工中の苦労がよみがえる。当時先進的な施策であった川崎市独自の「環境アスセスメント」の規制もある。大規模な人工地盤や、大量の自生樹木の移植(根廻し⇒仮植⇒本植)、そして活着までの水やり、などなど。
 以下に画像を羅列する。

      ≪撮影日時: 5月16日午後16時過ぎ≫
     

     

     

     

     

 いまだに、設計図書も手元に保管しております。ランドスケープデザイン、建築設計事務所や造園コンサルなど業界関係者で閲覧したい方、必要な方はご連絡ください。
 ほかにもご意見や感想がございましたら、下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
        
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ギボウシの王様、寒河江と玉の簪

2010年05月18日 06時50分20秒 | ギボウシWeb直販コーナー

 ギボウシについてひとこと。
 わたしたちは、ほぼみずからの手で直接的に播種、株分けの方法で繁殖しポットで育成して、販売しております。自家栽培品です。見かけよりギボウシそのものを重視して、荷造りや梱包方法はすべてリサイクルのものを再利用しています。
 通販やホームセンターの販売のように植物を他から仕入れる卸売り的な動きはしていません。したがって、正直なところ、商品であるギボウシの葉姿は大ぶりですが価格面ではどうしても若干高めになるかとおもいますが、見積り、ご相談等その時点で対応させてください。また、品種によっては、まだ増殖育成中の品種もありその場合は少数になる可能性もあります。
 なお、以上の事情により在庫量に限度がありますのでお求めに応じられない場合がありますのでご了承ください。
 わたしたちは、引き続き、全面的にギボウシ専門の情報をWEB上に公開していきます。皆さん、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

≪撮影: 5月16日午前10時≫


寒河江(黄覆輪くろなみぎぼうし)
(大型大葉・淡黄緑色黄覆輪・白色花・・・芽出し;遅・成長度;中・伸長時期;春、初秋)


玉の簪
(大型大葉・緑色・白色芳香花(一重咲き) ・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)

【ご注文にあたって】
・トラブル防止のために、必ずメールにて事前に、価格、在庫状況をご確認ください。なお、できるだけ、発送準備中の商品であるギボウシ写真を当ブログか、メールで送信しておりますので信頼していただけるものとおもいます。
・荷造り代郵送料を加味し、一回当たりの注文量を4株以上でお受けします。ただし、[大型鉢物]をのぞきます。
・販売のほかに、業務用のディスプレイ、展示用に見映えのするギボウシ大株 [大型鉢物]の貸し出しもいたします。
・ホスタガーデン等のガーデンデザイン・花壇づくりのレイアウトをお手伝いします。気軽に、お声をかけてください。
・市販されていないギボウシの品種・ほかの草花も、ご希望プランにより組み合わせておわけします。特に入手方法、予算面ご相談に応じております。

【購入時、栽培上の注意事項】
・ギボウシの出荷荷姿はポット品とし1~3芽数とし9.0~13.5cm vpを基準とする。 [大型鉢物]をのぞく。原則として株分け苗を育成したものである。発送重量によっては、培養土を少なくしたり、根鉢土を振い湿養生して送る。化粧鉢等は別途加算する。
・ポット育成苗ですので寒暖などの時期にかかわらず、いつでも、購入後植え付けが可能です。
・商品は生き物ですので到着し次第速やかに梱包を開き、ギボウシの品種・状態・数量を確認してください。問題がないようであれば、すぐにでも、深植えにならないよう注意し十分にかん水しながら植えつけてください。

 今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、 カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
 なお、注文を受けてあつらえたのちに、ギボウシ出荷時の際はこのブログ上でご注文品を画像でアップし、実物を確認していただきます。

●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。

***** ** ****** ** *****
◎ギボウシ販売品種計画表(2010年)◎
【販売品種・販売予定数量・希望価格】

 [古典/高級品種]   [ 6種・58株]
 1. 寒河江(黄覆輪くろなみぎぼうし) 15株:     ¥1,100.
 2. 曙徳玉(黄中斑徳玉ぎぼうし) 20株:    ¥1,100.
 3.黄金姫徳玉 4株: ¥ 600.
 4. エレガンス  5株:   ¥ 800.
  5. ハルシオン 6株:   ¥ 850.
 6. ビッグ ダディ 8株:    ¥1,000.

[匂いギボウシ]   [13種・110株]

 1. 玉の簪  10株:   ¥1,200.
 2. 八重玉の簪  12株:   ¥1,500.
 3. フレグラント ブーケ  20株:   ¥ 900.
 4.フレグラント ゴールド 5株:   ¥ 850.
 5.フレグラント ブルー 5株:    ¥ 850.
 6.サマー フレグランス 8株:    ¥ 850.
 7. ダイアナ リメンバード  5株:   ¥1,100.
 8. ソー スィート  20株:  ¥ 850.
 9.ロイヤル スタンダード  5株:   ¥ 850.
 10.ステンド グラス  3株:   ¥1,500.
  11.シュガー アンド クリーム  5株:   ¥ 900.
 12.シェイドファンファーレ  6株:   ¥ 900.
 13.スウィート スーザン  6株:   ¥900.
***** ** ****** ** *****

 ※また、フラワーアレンジメント、華道関係者の方々に花材として、切り葉向きの玉の簪・リーガル スプレンダー・アバ ダバ ドウ・サム アンド サブスタンス・フレグラントブーケ・パトリオットをおすすめしております。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
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ギボウシの小型/愛玩品種 : カピタンと白カピタン

2010年05月18日 06時48分26秒 | ギボウシWeb直販コーナー

 ギボウシについてひとこと。
 わたしたちは、ほぼみずからの手で直接的に播種、株分けの方法で繁殖しポットで育成して、販売しております。自家栽培品です。見かけよりギボウシそのものを重視して、荷造りや梱包方法はすべてリサイクルのものを再利用しています。
 通販やホームセンターの販売のように植物を他から仕入れる卸売り的な動きはしていません。したがって、正直なところ、商品であるギボウシの葉姿は大ぶりですが価格面ではどうしても若干高めになるかとおもいますが、見積り、ご相談等その時点で対応させてください。また、品種によっては、まだ増殖育成中の品種もありその場合は少数になる可能性もあります。
 なお、以上の事情により在庫量に限度がありますのでお求めに応じられない場合がありますのでご了承ください。
 わたしたちは、引き続き、全面的にギボウシ専門の情報をWEB上に公開していきます。皆さん、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

【ご注文にあたって】
・トラブル防止のために、必ずメールにて事前に、価格、在庫状況をご確認ください。なお、できるだけ、発送準備中の商品であるギボウシ写真を当ブログか、メールで送信しておりますので信頼していただけるものとおもいます。
・荷造り代郵送料を加味し、一回当たりの注文量を4株以上でお受けします。ただし、[大型鉢物]をのぞきます。
・販売のほかに、業務用のディスプレイ、展示用に見映えのするギボウシ大株 [大型鉢物]の貸し出しもいたします。
・ホスタガーデン等のガーデンデザイン・花壇づくりのレイアウトをお手伝いします。気軽に、お声をかけてください。
・市販されていないギボウシの品種・ほかの草花も、ご希望プランにより組み合わせておわけします。特に入手方法、予算面ご相談に応じております。

【購入時、栽培上の注意事項】
・ギボウシの出荷荷姿はポット品とし1~3芽数とし9.0~13.5cm vpを基準とする。 [大型鉢物]をのぞく。原則として株分け苗を育成したものである。発送重量によっては、培養土を少なくしたり、根鉢土を振い湿養生して送る。化粧鉢等は別途加算する。
・ポット育成苗ですので寒暖などの時期にかかわらず、いつでも、購入後植え付けが可能です。
・商品は生き物ですので到着し次第速やかに梱包を開き、ギボウシの品種・状態・数量を確認してください。問題がないようであれば、すぐにでも、深植えにならないよう注意し十分にかん水しながら植えつけてください。

 今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、 カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
 なお、注文を受けてあつらえたのちに、ギボウシ出荷時の際はこのブログ上でご注文品を画像でアップし、実物を確認していただきます。

●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。

***** ** ****** ** *****

【販売品種・販売予定数量・希望価格】

 [小型/愛玩品種]  [ 5種・33株]
        
 1.アイランド チャーム   3株: ¥ 600.
 2.シルバー ストリーク 5株: ¥ 850.
 3.カピタン 10株: ¥ 600.
 4.白カピタン 10株: ¥ 700.
 5.ホィール ウインド 5株:   ¥ 850.

 ※また、フラワーアレンジメント、華道関係者の方々に花材として、切り葉向きの玉の簪・リーガル スプレンダー・アバ ダバ ドウ・サム アンド サブスタンス・フレグラントブーケ・パトリオットをおすすめしております。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
      
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昔の植栽図面を探す

2010年05月14日 07時20分47秒 | マンションの植物管理
のち
いやはや大変なことになった。わたしが、以前携わった、かっての植栽計画の資料を探さなければならない。あらためて考えると、なんと、23年前の工事だ。

 今は埼玉県草加市内の産婦人科医院のプランをいじっているのだが、そこの成果品や工事書類の資料作りをおこなっている。多分、作業の指図や手配もすることになりそうだ。
 なにせ業界的には古い人間、現代ではどんなものが必要か、と考え考え進めている。デザイン担当の若い女性の感性を生かしイメージをこわさず、まとめていくのだが、その場所が、結構にぎわいのある場所であり、交通量のある交差点だ。リアルにその場と、利用する妊娠されている女性の方々の気持ちを考慮して図面上のイメージを再現しなければならないのだ。
 特に、街のスポットとして印象的に風景がやわらかいもの、一年草や多年草を組み合わせた草花( 1,500株程か)中心のガーデンになる予定である。整形的ではなく、花々が咲き乱れる ナチュラルガーデンになりそうだ。今の時期は春から初夏にかけて、パステルカラーの色調の花と草姿や、移り変わる生き生きとした青葉の光景をめざしていくことになる。この緑地は樹木よりも、むしろ、これからの 夏⇒初秋⇒秋⇒早春⇒、と一年を通じて入れ替え可能な花壇づくりになりそうだ。
 どうぞ、6月上旬に完成したらご近所の方々は足を運んでみてください。

 もうひとつ、最近、あらたに神奈川県の川崎市内にあるマンションの緑のメンテナンスを依頼された。昨日はその設計図書探しにあけくれた。紙ベースの図面はなんとか探し当てたが、原図が行方不明、他に、当時は習慣化していた工事記録を記す大学ノートや工事写真も、収蔵してある段ボール箱を開封するつもりだ。
 見つかった竣工図を見ると、むろん手書きだが、未熟なプランニング、コンセプト、それに加えて稚拙な表現と粗っぽさに恥ずかしくなってくる。
 わたしは、なんとも消え入りたい心境だ。なんだ、その頃37歳か、わたしたちはドラフター世代、T定規や三角定規こそ使わなかったが直角スケールで描いていた時代だ。
 今度、現地での打ち合わせに行くのだが、植栽時 樹高6.0mの エゴノキ・コナラや ミズキは、一体どうなっただろうか。また、直立のRC擁壁へ這わせた当時の最新のアイビー ヘデラ・コルシカ・デンタータは上手くいったのだろうか。
 所在地は小田急線沿線の駅の近くだ。一般的に23年間と言えば、結婚して家庭的にマイホームを持ち子供が手離れする年月だ。(変なたとえになるが、スギを山に植林後やっと伐採する時期に差しかかった頃だ。建築木材として商品化する年数だ。)

 もし、マンションの緑のメンテナンスの問題でお困りの方がいましたら、どうぞ、遠慮なくご相談ください。これはあくまで参考ですが、下記のサイトもついでにのぞいてみてください。
  詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
          
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ギボウシの特性を調べる

2010年05月13日 06時14分49秒 | ギボウシの系統・分類

 最近はギボウシの特徴を品種ごとに調べている。昨年から始めているのだが、これは年に一回ぐらいチェックすることにしている。園芸書には大雑把な特徴しかのっていないし、この間うちに気づいたのだが、この世界で、唯一信頼しているO山野草屋さんのホームページにも誤認事項がありそうだ。(無論、売らんかなという姿勢のみの通販サイトはちょっとあてにできない。)

 しかしながら、これが思いのほか時間がかかる。累計すると、今回は一日と半日はかかっている。葉の色や大きさ、斑の入り方、芽出しの遅速、成長度、伸長時期、繁殖力や生長のパターンや開花時期、などなど。まあ、コツコツやらざるを得ない。
 ちなみに、わたしはものごとはすべからく演繹的に調べる方ではあるが、ギボウシの植物学的な系統分類の検討や分析はその先にある。

      撮影: 5月13日午前 5時50分
     
 わたしの場合は、殊に、トクダマの品種や原種ギボウシの同定にホトホト悩んでいる。入手先が山野草や園芸市場の場合は通り名のこともあるし、しかも困ったことに名札が付いていないものが多いのだ。名札違いもある。こういった背景には植物分類学的な研究がなされず、趣味中心の好事家が多いせいもあるのであろうが。
 近々、頼んでおいた 出版したばかりの 「ギボウシ図鑑」--誠文堂新光社 が届くだろうから、参考図書として頼りにしている。 ということになるので、搬入したギボウシには必ず名前を書き込んだプラスチックラベルを付けておく。繁殖させた株ごとに、その都度ひとつづつラベルを追加している。こうしておかないと、名称不明になり落ち着かない。ちなみに現在のギボウシは、90品種、数は368になっている。

 対象にしているギボウシは、すべて、ポットや鉢栽培したものを基準としている。露地植えでは大株になると葉も大きくなり葉形が多少変化していく傾向があるようだ。

寒河江のつぼみ:


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わたしの中の日本軍

2010年05月12日 04時59分26秒 | 山本七平さんのこと

 山本七平さんの 「わたしの中の日本軍」 を読む。

 第二世界大戦中の出来事、「百人斬り競争」、「南京大虐殺」報道の検証も含まれる。70年ほど時間軸が遅くなっていても、言っていることは決して古くならない。
 わたしは、うーん、おもわず、この語り口、描写力に引きずられる。やはり戦争経験はすごいことなのだな、と感じるが、知識人の属性たる醜さが問わず語りで出てくる。そこで、戦争当時の新聞に携わったマスコミ人の犯罪が執拗に追及される。
 職業的に言えば一般社会と違い新聞社特有の身内に甘い体質が露呈する。社会の木鐸、ペンは剣より強し、言論の自由と言いながら、報道しっ放しの無責任な言動が多いのだ。実態はどうか。どんな商売でも職業倫理があるが、新聞社は特に必要とされる職業だ。

 取材の前線に、頭でっかちで社会経験の少ない若者があたるのはよくない。社会正義を標榜しながらも物事の錯綜した多面性をとらえることができない。逆に、正義にとらわれるあまり、一面的に感情に流される場合もあるのだ。
 もちろん、役所に張りつく記者クラブ制もおかしい。なんでわたしたちの税金を使う必要があるのだ。役所の発表を鵜呑みにしていいものではないし、垂れ流しになるのだ。その場合は各新聞社ごとの見解を必ず記事に付け加えることだ。
 取材は相手先、現場へ記者個人がみずからの足で動いてこそのものである。
 ついでに言わせてもらうと、すべての文章は署名入りの記事にすべきである。社会常識上の責任感を持って、時系列に沿った続報や物事の経過を記してほしいものだ。今までは新聞社は軽く考えているようだが、誤報は必ず謝罪し修正していくのを徹底することである。

 山本七平さんはカトリックの家庭環境で育っているとは言え、ここでの論理は知識偏重からくるブッキッシュなロジックではない。薄っぺらの知性ではない。深刻な従軍体験と出版社経営で見る実社会と人生。極限的な経験を強いられた生きるという意味合いの身体にしみついている論理である。アカデミズムとは無縁、哲学ではない観念論ではない、無手勝流は当り前である。
          
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少年リンチ殺人

2010年05月10日 07時11分03秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧

 わたしは、休みの間に重苦しい思いで 新潮文庫「少年リンチ殺人--ムカついたから、やっただけ」ー日垣隆 を読み終えた。
 日垣隆のものは、いつもは討論やディベート紛いの文章に空虚さを感じて、なんども辟易しているのだが、この本は違う、著者の出色の出来映えだろう。この著作は少年事件の良質なレポートであり、これからも後世に残る読み物である。何と言っても、動機自体に自身の深刻な体験があるのだ。

 この本の読んだ後の感想を記す。
 とはいっても、内容紹介などと月並みな読書感想文ではない。

 翻って、加害者であるこの子供たちの親に索漠とした気持を持つ。無責任極まる。親は、わたしのちょっと上の世代である ‘団塊の世代’だが、彼らの子供に対しての家庭教育の内容にわたしは全く同情できない。なにが、マイホーム主義だ・・・、子の自由こそが第一・・・、友達のように子に接する・・・、かわいそうだから子を叱らない・・・・・、などというしつけ、態度。
 当り前のことだが、子は親の背中を見て育つ。

 事件の加害者の親たちは、特に産業基盤のある長野の地方都市で、この恵まれた生活を維持していくのに最大の幸せを感じているようなのだが、この事件で見る限り、わたしには社会的責任を放棄して、すべて問題は自分以外、例えば社会にあるとする狡猾さを感じるのだ。
 この人たちは先祖伝来の財産を受け継ぎ、地元の役所や安定企業に勤めて成功したという境遇に納得しているようだ。地域社会、隣り近所、縁故親戚関係という身近な世間体に、たてまえ、事大主義、付和雷同、それに対して責任ある自由意思の存在は何処か。自分の家庭だけが良ければいい・・・・・。
 要するに、彼らは本質的な意味合いで、自活したことがない。自立の意味もわからない。社会における最低限の人間関係構築の厳しさを知らない。

 物心ともに、はじめは無から出発したわたしにとってうらやましい限りではあるが、わたしには厭な気分のみが残った。
      
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