うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

秋が来たりて、夏は往く

2013年08月27日 04時58分40秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 暑熱の煩雑な些事の日々、それに右往左往する不定形な心情にも拘わらずに季節も時候も変わる。そして、やがて、秋が到来すると世は鮮やかな色彩の風景と豊饒な恵みが齎れるらしい。

 
 ・気もうつろ かいなに風さわり 夕焼け雲

 ・汗ねっとり 夕照見呆けて 虫音やむ

 ・赤とんぼ 蝗もこぞりて 早稲の秋

 ・役目終え 碁盤目に映えし刈田かな

 ・とどろきて 雨を待つ身に 秋近し

 ・夏は去る 遠雷ひびいてかの天地

 ・気怠き身に 鳳仙花咲く野辺の路
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ウラジロヒュウガギボウシの花

2013年08月18日 11時01分01秒 | ぎぼうし栽培日記
今週の8月23日は処暑、いつまでこの猛暑は続くのか。わたしの夏休みは外出せず、死んだようになって扇風機を回し、ベッドにパンツ一丁で横になっています。その姿は、まるで予後の安静状態に似ている。今年は、よんどころない事情で例年のように読書にも専念できずにいるが、思い出したようにテレビで高校野球中継に見入っています。わたしとしてはわたしらしくもなく、なんだか同年輩と同じくリタイア生活をおくっているようでおかしい。
 今回は遅咲きともいえるギボウシの紹介です。これから以後のギボウシは、初秋に向かいタマノカンザシ系が軒並み咲くころになります。花は芳香性で、よくよく見ると、甘い香りに誘われて蟻たちが花びらに謂集しているのがわかる。
 何はともあれ、ギボウシフリークの皆さん、ご覧ください。

  撮影日時:平成25年8月18日(日曜日)10:00
            
●ウラジロヒュウガギボウシ Hosta kikutii var.kikutii Flavocircinalis‘Leuconota ’
(小型細長葉・濃緑葉・白色花(内側紫色)・花茎;短・結実;○:発芽率? 優・良・不良・野生種・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)-----西日本自生種。


●シュガーアンドクリームHosta‘Sugar and Cream’
(中型中葉・黄緑葉クリーム覆輪・薄紫色系白花・花茎;長・結実;○空莢・成長度;早・伸長時期;春?)


●フライドバナナ Hosta ‘Fried Bananas’
(中型中葉・黄緑・白花・花茎;中・結実;×○:発芽率?優・良・不良・・・芽出し;?・成長度;中?・伸長時期;春?繁殖力; )----グァカモールの変種。芳香花

    
 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※そのほかの品種のギボウシの詳細な単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 今年の6/22付けブログ記事をご覧ください。

 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。
              

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待つばかりの8,9月

2013年08月07日 05時54分19秒 | わたしの日常です。
やっと、立秋か。東北の郷里の便りだと、この夏の到来は遅くて梅雨が明けたばかりらしい。今年は低温と長雨とくれば冷害の恐れがある。夏まつりもこの天候で中止になっている。それにこの頃頻発していたのだが、先日は震度5強の地震が発生した。
 わたしの6,7月の試験ラッシュに続いて、今はその結果待ちの日々をおくっている。ある二つの県の一次試験はなんとか合格し、今度の土日に二次試験が都内であり、またほかにお盆明けに自腹で岩手県盛岡市へ行かなければならない。このことはある意味で名誉なことではあるが、ついでに里帰りも検討している。レンタカーを借りて、弟の墓参りと同級生に会う、被災地の海岸めぐりなど、 しかし、しょせんはスケジュールの都合や金銭面で全部は無理か。 
 もうひとつ、待っているのは林野庁関連の受験結果もあり、それは8月下旬に判明する。難しくて専門技術に類するもので果たしてどうなるか分からない。合格すると、ある意味で日常の業務をほったらかしにして2週間の缶詰めになり合宿まがいの講習会がある、しかもそれに、13万円は費用がかかる筈である。

 わたしにとって、今後は懐からはお金が出ていくばかりであり家計的にはきつい事態である。全てのその最終結果は9月中旬になりそうだ。わたしにはまだまだ待つ時間が必要で、自若泰然をよそおっているが、なんだか、のっぺらぼうの時系軸をこの手で手繰り寄せたい想念に駆られる。
              
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立秋を前にして・・・

2013年08月04日 05時37分35秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 立秋を前にして詠む。

  ・電車にも ざわめく闇より鈴虫鳴き

  ・見比べて手の皺隠し 夏電車

  
  ・いずこより来るか吾に似たりし 鬼やんま

  ・漆椀の茗荷汁へ 秋来たる

  ・鈍き足 かなかなのすだく黒山へ
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ホオノキの花は終わった。

2013年08月02日 05時26分26秒 | ランドスケープデザイン
いつも通勤途中に見るホオノキの樹木、大きな農家の庭先に植えられていた模様で風格が感じられる。この花がいつ咲くのか気がかりであった。ホオノキは山の木で高い枝に花を付けるらしくて待ちどおしかったもの。多分、白くぼってりした泰山木に近いものであろうと、心待ちにしていた。ところが、あるときに久方ぶりに樹木図鑑をめくっていたら、今年はもう既に花は終わっていたことが判明する。
 わたしは、長年、こと植物に対しては、図鑑、写真に確認することよりも実見することを自分に課してきたのだ。そのために、10数年、日本の国内も歩いてきた。その経費は半分近くは身銭を切りいそいそと行動してきた。植物の四季変化も含めて、だ。今回は、がっくりきた。
 近くに良く手入れされたコブシが育つ。大きな屋敷跡でもあるのだろう、現在は内科クリニックに変貌している。

           
           
≪ホオノキ≫
 Magnolia obovata モクレン科モクレン属。別名ホオガシワ、落葉高木。
  山地に生え、高さ20 30メートル、直径1メートルくらいになる。葉は有柄で枝先に集まって互生し、長さ20~40センチの倒卵状長楕円形で、やや厚くてかたい。裏面は帯白色で細い毛がある。5~6月、枝先に帯黄白色で直径15センチの芳香のある花が上向きに咲く。花弁は狭倒卵形で6~9個。雄しべは多数あり、花糸は紅色で葯は帯黄白色。雌しべは円錐状に多数つく。がく弁は淡緑紅色で3個。果実は袋果が多数集まった集合果で長さ10~15センチ。熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を白い糸で吊り下げる。
 用途;公園・街路樹、建築・器具・楽器・彫刻・船舶材、下駄、樹皮は薬用。
 分布;北海道、本州、四国、九州、南千島、中国。
・・・参考資料:編著林 弥栄 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」山と渓谷社 1988.04.20

           
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